2014/05/28の2

昔の年賀状とフィルムスキャナ



思うところあって、フィルムスキャナを買った。
過去、何度か買ったことがある。DimageというやつはOSの対応がWindows 95あたりで終わっていて、どこかへやってしまった。しかも1枚スキャンするのに恐ろしく時間がかかった。
ニコンの一眼レフカメラに取り付けてスキャンするというやつも買ったことがある。クリアさがいまいちだったのと、ネガフィルムには使えなかったのが難点。誰かに貸してそのままになっている。

今度のやつは、小さな液晶ディスプレイがついていて、パソコンにつながなくても、SDカードにポンポンスキャンした画像を保存していけるというので買ってみた。
結果はまあまあ満足。
画質はイマイチなのだが、なにしろ操作が楽だし早い。
また、ポジフィルムよりネガフィルムのほうがきれいにスキャンできる感じだ。色褪せたネガでもそこそこ再現してくれる。
ポジは、もやっとした出来上がりになってしまって、なんだかな~という感じ。明暗差がちょっとでもあるポジだと、内蔵のAFコントロールが追いつかず、白っぽい画像になってしまうのも弱点。多分、撮像素子の大きさに比べて解像度を欲張りすぎているのだろう。あるいは映像エンジンの作り込み不十分。
一応、+/-3段階で暗め、明るめに調整できるのだが、ポジではその3段階では全然追いつかないフィルムが多数あった。また、一旦セットした明暗補正が次の1枚に移ると自動的にリセットされてしまうのも欠陥。ファームウェアアップデートとかするつもりもないようなので、まあ、こんなものか……と諦めるしかない。

それでも気軽に昔のフィルムからデジタル画像が取り込めるのは楽だった。ネガからの取り込みには特に不満はない。

Kenko カメラ用アクセサリ フィルムスキャナー  KFS-1400


↑これを買った。ゴミ汚れを自動消去するというこの次のバージョンは重いだけという話もあり、これで十分かと
(Clickするとアマゾンの紹介ページへ)


……なんだか他人の写真を見ているようだが……


犬の品評会かなにかだろうか?


3歳くらいか?



こんなんだったのか……


↑ここまでは紙焼きから直接スキャンしたもの
↓ここからはネガフィルムからスキャンしたもの



これは小学校4年生くらいか


家の前の道。舗装もされてなくて、こんなだったのだなあ


実家の周辺。湿地や沼があった。左端に屋根だけちょこっと写っているのがうち

オマケ
ついでに、アルバムに貼ってあった、高校卒業の年と20歳くらいの年の、聖光学院の同級生から来た年賀状が目にとまったので、なんとなくオマケで。
これ、前にも日記に載せた記憶があるのだけれど、取っておくものだねえ、こういうのは。
大学受験を前に不安を抱いていたことや、大学に入ったものの、なかなかデビューのチャンスが掴めず焦っていた頃の精神状態が見事に出ている。

漫画家志望のしょーじくんと、絵がうまかったすどーくんからの年賀状


しょーじくんは漫画を描き続けていたが、そのうちなにかビジネスを始めたようだった


これは大学に入って1年目か2年目のときに届いた葉書


すどーくんが1974年正月に送ってくれた年賀状は傑作だった


↑「ほんとはこうやってランプを描いて、『これは入試の女神様が宿るランプだから、試験場へ持っていってこすれば分からないところも分かるようになるのです』なんて書こうと思ったが、きみは確実にどこかへ入れそうなので、この文とランプとかんむりは消しゴムで消すこと」……なんて鉛筆でうっすらと書いてある。
すどーくんも僕も、第一志望に合格したので、この「入試の女神様」の御利益はあったのだろう。


還暦ともなると、こんな風に想い出に浸る時間が長くなったりして……いかんね。もっと前を向きたいものだ。

それにしても、考えてみると、コンピュータもインターネットもなかった頃の青春って、いいものだったのだな。
今の時代、こんなアナログな年賀状をやりとりする学生ってどれだけいるだろうか。
コミケとかにはいるかもしれないけれど……ね。LINEでスタンプやりとりしているようなのは、味気ないね。

むむむ……


さらにオマケ。シマヘビの抜け殻は、「CD-Rの空容器に入れておくと保存できる」と教えてくれた人がいて、やってみた。
あまり気持ちのいいものじゃないので、助手さんにやってもらった。あたしは抜け殻でもヘビは触りたくない派。

ネガのスキャンならこれで十分か↑ お勧め

『デジタル・ワビサビのすすめ 「大人の文化」を取り戻せ』
デジタル・ワビサビのすすめ
大人の文化を取り戻せ
(講談社現代新書)
デジタル・ワビサビのすすめ   大人の文化を取り戻せ
(講談社現代新書) 760円+税 

人間関係、音楽、写真、アート……デジタルで失った文化を、デジタルを使いつくし、楽しみつくすことで、取り戻す!
スティーブ・ジョブズの魂、ジャック・ドーシーの哲学  ──共通するのは、日本発の「ワビサビ」の精神だった
リタイア世代の「地域デビュー」にも大いなるヒントに
★New! 「現代新書カフェ」にロングインタビュー記事掲載
アマゾンで購入 こちら       詳細案内はこちら



更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報

一つ前の日記へ一つ前へ |     Kindle Booksbooks      たくきの音楽(MP3)music      目次へ目次      takuki.com homeHOME      | 次の日記へ次の日記へ











たくき よしみつのアルバム MP3ダウンロード
たくき よしみつ のアルバム (MP3ダウンロード)
クリックした先で試聴できます



オリンパスXZ-10
のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にソニー NEX-5R+SONY 50mm/F1.8 OSS、フジフィルムX-S1 などでも撮っています


アマゾンKindleでたくきの過去の作品がほぼすべて読めます⇒Go!

音楽アルバム『ABUKUMA』

iTunesストアで試聴する 『ABUKUMA』(全11曲)
7年間過ごした阿武隈に捧げる自選曲集。全曲リマスター。一部リミックス。新録音『カムナの調合』弾き語りバージョンも収録。
アマゾンMP3、iTunesストア、キメラなどから販売中。

⇒こちらからどうぞ
⇒ライナーノートはこちら



「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら
裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら




ガバサク流が推すデジカメ オリンパスXZ-10 Stylus1 パナソニックLX7、ソニー NEX-5R

詳しくは⇒こちら

たくき よしみつの本 出版リストと購入先へのリンク  デジカメと写真撮影術のことならここへ! ガバサク道場


HOMEへ 狛犬ネット入口目次へ



.COドメインが人気! ドメインゲットコム   タヌパックスタジオ本館   ギターデュオKAMUNA   あぶくま狛犬札所60番巡り   日本に巨大風車はいらない 風力発電事業という詐欺と暴力
Google
nikko.us を検索 tanupack.com を検索