2014/06/14
涼風号Mark2 ようやく到着
今夜は宇都宮の飲み屋さんでピアノトリオが演奏するというので、Daddy's Cafeのジャズセッションデイのレギュラーホストメンバー、縄田さん、石岡さんに誘われて遊びに行こうと思っていた。
準備しているところに電話。
「小山の運送屋ですけど、遅くなってすみません~」
道に迷いながら暗くなってからようやく涼風号Mark2が到着。箱に入ったままだとしまえないので、とりあえず箱から出すだけ出して宇都宮へ。
箱から出さないと入らない
お~、写真で見たとおりの色と形。ま、あたりまえだが……
2014/06/15
一夜明け、サッカーワールドカップ、日本初戦。日本がコートジボアールに負けたのを見届けてから、ようやくちゃんと涼風号Mark2にご対面。
サドルを引き上げ(これはハンドレバーで工具なしでできた)、初代涼風号に取り付けてあった荷台をつけて(これも簡単)。
問題は前籠。
かっこいい前籠がついているのだが、スカスカだし浅いので、ここに小物を直接入れることはできない。通勤鞄や買い物カゴ、買い物用バッグなどをここに置いてゴムバンドなどで留める……という使い方を想定した籠なのだと思う。
今までの籠とは大きさが全然違うので、この籠の中に古い籠を入れるというのも無理。
とりあえず前籠はそのままにして、荷台だけついたところで試運転。
届いたままの状態の涼風号Mark2
さっそく試運転で人丸神社へ
荷台と携帯用エアポンプがついただけなので、そんなに印象は変わらない
これに決めたのは、
- ママチャリよりは頑丈でスポーティなデザイン
- MTBタイプだと泥よけがついていないので後からつけなければならない
- MTBタイプは外装7段くらい、これは内装5段。性能的には物足りないが、メンテが楽そう
- 前籠も最初からついているので、少し手を入れれば使いものになりそう
- ママチャリタイプの多くはバッテリー容量が6.6Ahだが、これは8.9Ahでちょっと余裕がある
- パナソニックは国内一貫生産で評判がいいみたい
- 色がちょっとお洒落かもしれない……
といった理由から
リアからの景色
がっちりしたキーが最初からついているのもGOOD
バッテリーはリチウムイオンで8.9Ah。少し前のモデルより大容量になっている
コントロールパネルはデザインがダサい。もう少しデザインしましょうよ、と言いたい
ライトはLEDで、暗くなると自動点灯する。神社の境内の薄暗さでもついてしまった
そのまま、復活の沢の点検に
登坂能力は今までの涼風号よりはるかにいい。涼風号では厳しかった急坂も楽に登る。
車体がぐっと軽くなったのもよかった。涼風号はオール鉄、Mark2はアルミ合金フレーム主体で、半分くらいの重量になった感じ。そのせいもあって、カーブなども快適に曲がれる。
タイヤが涼風号のMTB仕様に比べて細くなったのでちょっと心配だったが、写真で見るより太くがっちりしている印象。フレームの剛性感もしっかりある。
ママチャリよりは明らかにオフロードを意識している設計。
やはり中国製とは段違いね。最初から、高くても国産のにすればよかったのだろうが、3年前だと、国産の電動アシスト自転車はママチャリタイプばかりで、性能も今より劣っていた。今では中国製もアルミ合金フレーム+リチウムイオンバッテリーになっているが、やはり信頼性や設計の細やかさでは大きく劣るのだろうな。
それになにより、中国製のはほとんどがモペットタイプで、自走もできるから、そのまま日本に持ち込むと原付扱いになってしまう。おそらくほとんどのユーザーが無届けで乗っているのだろうが……。
さて、後は前籠をどうするかだな。
今までの籠はチャチだから、立派なこのアルミ製前籠を外して付け替える気はしない。
ここに収まるキャリーバッグのようなものがあればいいのだが……と思い至り、探したら、納戸から出てきた保冷バッグがほぼピッタリの寸法だった。
500円ほどで買ったもの。この保冷バッグを取り付けて……どんどんかっこわるくなったけど、これはまあ想定内。
実用性重視だからしょうがないね。
前籠に保冷バッグがついてE.T.仕様になったところで、本日二度目のお散歩へ。
例幣使街道(杉並木)脇の歩道。ここは初めて走る
おお~、新たな沼を発見。モリアオが産んでもよさそうな場所だが……ない
こういう沼があちこちにあればなあ
沼の脇の杉林の林道を抜けていく。ほんと、杉はよろしくない。暗くなるし、生態系が薄くなる
杉林を抜けると開けた田園地帯。小代から長畑に抜けていく一帯に出たようだ
そこから戻っていくと、ずっと田んぼ伝いの道が続く。そこを抜けると落合中学のそばだった
なんかヤクルトおばさんの自転車みたいになってきたが……まあ、実用本位ということで
ロングモード、オートマチック、パワーモードという3つのアシストモードを切り替えられるのだが、オートマチックだと登り坂でアシストとオフの切り替えを頻繁にやってしまい、煩わしい。登り坂ではパワーモードにしてハイギアのまま走るというのがよいようだ。
内装5段はやはり物足りなくて、トップギアでもせっせと漕がないとスピードが出ない。でも、このほうが運動にはなるからいいかな。
高価な買い物だが(僕の感覚では、11万円というのは車が買えてしまう値段。中古の原付より高いし)、それだけの満足度はある。
バッテリーだけで3万円以上するのだが、多分、毎日乗るわけではないから、5年は楽勝で、バッテリー交換せずに10年もつかもしれない。(10年後、僕は70歳で立派な老人なのだなあ……改めて愕然)
故障しても自転車店で修理してくれそうだし、やはり高くても最初から国産を買えばよかったのだろう。
でも、ほんと、3年前にはママチャリタイプばかりで、こういうモデル、なかったと思うから、仕方がない。
メーカーも、もっと頑張って魅力的な商品を開発してほしい。だって、デザインだけ見れば、中国製のほうが今でもかっこいいのだもの。
前籠になる革風のキャリアバッグとか、オプションも充実させればいいのに、と思う。
太いタイヤ、アルミ無垢一体型でワンタッチレバーで取り外せる車輪、トータルで美しいデザイン……という商品開発をやるべきだ。なぜママチャリタイプにばかりなってしまうのか不思議。
オフローダーやロードレーサータイプの自転車に憧れても、体力的に、あるいはライフスタイルから乗れないおっちゃんたち向けのモデルが完全に欠落している。そのターゲットは、金も暇も持っているから、いいお客さんになると思うのだがなあ。
ちなみに涼風号Mark2はパナソニックの「プレジア」というモデル。いい線ついているのだが、作り込みがもう一息。特にデザイン面でまだまだだな、と思う。前籠、リアキャリア部分を一体化して見せるような樹脂パーツを最初からデザインコンセプトに組み込んだ、スクーター感覚のモデルをなぜ作らないのか?
プレジアは「アクティブな女性向け」というコンセプトらしいのだが、中途半端だ。「カッコつけたいおっさん向け」というコンセプトも必要だよ。
(2015/07/17 追記)
パナソニックのプレジアは性能と価格がちょうどよいバランスでお勧めだったのだが、なぜか製造終了になってしまったらしい。今のところ(2015年夏時点)後継機種が出てこないので、スポーティ志向はハリア、実用重視ならビビという選択になる。
YAMAHAだとヴィエンタ
というのがプレジアに近いコンセプト。
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