「視聴者の皆様、2週間ご覧いただき本当にありがとうございました。WOWOWのグランドスラム中継は、またチーム一丸となって、これからもすべての選手に愛情を持って伝えていきます」
世界各地で起こっているさまざまな惨事(人間の殺傷、飢えなど)を伝えるのに、“日本人がらみ”でないとメディアが詳細に伝えない、また国民がその“痛み”を想像できないとすれば、問われているのは、日本人の“国際感覚”なのかもしれない。
私は“国際人”とは外国語とりわけ欧米の言語や文化に精通するだけの人だと思わない。文化も言語も、生活スタイルも、思想信条も違う遠い国の人たち(欧米だけではない)のことを、“自分と同じ人間”だと感じとる“感性”と“想像力”を持ちえる人のことを指すのだと私は思っている。
もちろん人は自分の生活、その周辺、せいぜい自国の問題で精一杯で、遠い国の人たちのことを想像する余裕も機会もないだろう。だからこそ、後藤健二さんのようなジャーナリストたちが現場へ行き、そこで生き苦しんでいる現地の人たちのことを報道するのだ。そこでジャーナリストたちが伝えようとするのは、「ほら、あなたと同じ人間がこういう状況に置かれているんですよ」ということであり、現地からの報告によって、日本人に、“同じ人間”としての感性、想像力を呼び起すための素材を差し出しているのである。
つまりジャーナリストが伝えようとしているのは「事件」そのものに留まらず、“そこで生きる人間たち”なのである。
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『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ) 『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言 第1章 あの日何が起きたのか 第2章 日本は放射能汚染国家になった 第3章 壊されたコミュニティ 第4章 原子力の正体 第5章 放射能より怖いもの 第6章 エネルギー問題の嘘と真実 第7章 3・11後の日本を生きる ■今すぐご注文できます ![]() ⇒立ち読み版はこちら |
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『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ) ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。 第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか? 第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実 第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった 第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様 第5章 裸のフクシマ かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛 ■今すぐご注文できます ![]() ⇒立ち読み版はこちら |
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