のぼみ~日記 2015

2015/02/11

都内で『狛犬の棲む里』上映会とトークショー

ものすごく久しぶりに上京。
もしかして昨年の5月以来だ。
しかも、目的地が品川なので、新幹線にした。旅費を節約するために東武線の特急を予約してあったのだが、品川だと新幹線のほうが断然楽だなあ……と思い直して、少し高くつくが、モバイルSuicaのスーパーモバ得を前日ぎりぎりすべりこみで予約し直したのだった。東武線はキャンセル。キャンセル代は100円。

昨年末、白河で最初の上映会をやった『狛犬の棲む里』(桂俊太郎監督)を都内でも……ということで、物流博物館の玉井さんが尽力してくださった。
桂監督のドキュメンタリー映画は、今まで何度か物流博物館で上映してきたそうで、その縁で。
桂監督は昨年秋に膵臓癌が見つかり、余命3か月から半年の宣告を受けた。その直後にメールをもらって驚いた。
白河東文化センターでの上映会は予定通り行われたが、監督は闘病中で欠席。今回も、結果を報告できればよかったのだが、先月、亡くなってしまった。
心からご冥福をお祈りすると共に、利平・寅吉・和平の石工三代記を映像作品として遺してくださったことに感謝している。

上映会は超満員で、途中からは椅子が足りなくて他の部屋からスツールを運び込んだり、最後は後ろにずらっと立ち見が出るほどだった。
上映後は僕も入ってトークショー。その後は桂監督を偲ぶ会、ということで立食の懇親会が行われた。

すでに満席。この後もどんどん人が来て立ち見が出た


トークショーも終わって、監督を偲ぶ会が始まる


まだ63歳の若さだった

福島から、神宮寺の高久住職や石都都古和気神社の祢宜・吉田さんらも駆けつけた。監督の奥様、二人の娘さんも。

この会を企画した物流博物館の玉井さんの妹さんと三十数年ぶりに再会した。
玉井かな子さんといって、彼女が高校生のときから数年間、作詞をしてもらっていた。なにせ古い話なので僕はずいぶん記憶が飛んでいるのだが、きっかけは雑誌「ぴあ」の通信欄で僕が「作詞家募集」と書いた数行のメモだったらしい。
彼女が書いた詞に僕が手直しをして、何曲か完成させた。
『オ・ン・ナ』『SHOOT ME』『あかり』『マリンブルー・ボサ』……。
そのうち、『マリンブルー・ボサ』はアルバム『たくき よしみつSONGBOOK2』にも収録した。
彼女は僕が渡したデモテープを今も持っていて、見せてくれた。カセットテープ……ああ~、もううちでは再生装置がないや。
「また書いてよ」とお願いした。さて、新曲はできるのだろうか……。




三十数年ぶりに見るデモテープ


これはもう少し後のもの。名前が平仮名表記に変わっている


その後、二次会へ


こういうサービス精神のおかげもあり、周囲の店が閑古鳥なのにこの店だけ満員だった


解散してホテルへ。品川なんて来るのは初めてかもしれない。もちろん泊まるのも初めて




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