のぼみ~日記 2015

2015/03/15

ノスリ


沢の点検とコッソリープの調整をした後、近所でまた工事が始まったらしいメガソーラー建設場所を確かめてみようと涼風号MarkIIをこぎ出したら、猛禽類が目の前で飛び立ち、少し先の電線に止まった。
こういうときにStylus1を持っていない。なんのために買ったのか……って後悔しても遅い。
仕方なくXZ-10で撮ったけれど、これが限界。
後で写真をFBにUPして、ノスリだと教えてもらった。

回覧板で回ってきたメガソーラー建設地は、普通には目に入らない場所だった。それにしてもあっちでもこっちでもメガソーラー建設ラッシュ。たまらんなあ。


ここにソーラーパネルが並ぶらしい


そこから何時も庵に抜ける道を行くと、こんなのがいた。なんだこれ? カシミヤヤギ?


この道は初めて通る道。ダイサギは毎日いっぱい見ているが、すぐに飛び去ってしまうのでなかなか写真に収められない


これもStylus1を持ってきていたらなあ……拡大するとやはりボケボケ


見飽きたでしょうが……


ピントが抜けてしまった……


おいしそう? 

2015/03/17


福島の話をしに鹿沼へ。今日も新規3名様を彫刻屋台の世界へご案内

今日のオマケ

赤とんぼとぞうさん

自分の人生で何かすごいものが創作できる時間は頑張ってもあと10年。毎日そればかり考えている。
集中できる時間はどんどん短くなるし、身体も動かなくなる。
さて、10年生きられるとして何を作るべきか。

ギターやEWIをもっとうまく……という思いはあるのだが、演奏で人を感動させることはできないだろう。自分にしかできないことは他にあるはず。
やはりメロディを作ること。
『Digital Wabi-Sabi Vol.1 As Easy As EWI』は、メロディを残すためのアルバムとして作ったのだが、そのことを理解してくれた人はほとんどいない。やはり多くの人は「演奏」として聴いてしまう。技術やら音色やらを聴く。
人それぞれに音楽の楽しみ方が違うのだから、それは仕方がないことだ。

そこで次にやることとして、
  1. Smooth ENKA
  2. Steinway's grandson
  3. Smooth Shoka
という3つのアイデアを温めている。
スムース・演歌 は、演歌(というより日本語ポップス)を聴きやすくかっこよく……というコンセプト。
スタインウェイズ・グランドサン(スタインウェイの孫)は、デジタル・ワビサビ第二弾として、ピアノ曲をものすごく時間をかけた打ち込みでやってみようというアイデア。常識を覆すような打ち込み。
そして最近考えついたのが「唱歌」。
文部省唱歌や有名な童謡は大人ならみんな知っているし歌える。でも、歌詞は意味が分からないものがいっぱいあるし、メロディも名曲揃いというわけじゃない。
歌詞もメロディも作りかえて、かっこいいアレンジで録音したらどうか……というもの。考えついたものの、いざやろうとすると止まってしまう。
下手すると嘉門達夫の替え歌みたいなことになりそうだし。メロディを追求するといっても、すでに『赤とんぼ』のようにすごいメロディのものが多いし。それを超えるとなると、精神性も高めなければならないだろう。
瞑想から始めるとか?

理屈をこねないで、風景、叙情だけを歌う。俳句の世界に近い。
ユーミンはそういうの得意だけれど、あんなに文字数を使わず、ほんとに8小節とかせいぜい16小節で完結する世界にこだわりたい。

頭の中で、理想と理屈ばかりが先行し、肝心のメロディは浮かばない。浮かんでも「こんなのはまだ普通レベルだ。聴きやすい音楽を作りたいんじゃない。100年も200年も残るメロディを作らなくちゃ意味がない……」なんて、妄想ばかりが膨らむ。

まあ、簡単にいくわけないね。
苦しみましょう。時間をかけましょう。
そんなわけで、まずは有名な唱歌(文部省唱歌とか童謡とか)の歌詞とメロディを見直しているところ。

ウサギおいし かの山~♪

これを「ウサギっておいしいんだ。食べたことないなあ」って思っていたという人がいて、よく漫才のネタなんかにもなっているけれど、

夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれて見たのはいつの日か♪

の「おわれて」を「追われて」だと思っている人は結構いそうだ。

赤とんぼに追われる? 大軍で襲ってくるのか? なんてね。
ちょっと考えれば、「背負われて」の意味だということは分かる。
背負っているのは口減らしのために子守奉公に出された少女。
その少女は、

十五でねえやは嫁にいき お里の便りも絶えはてた♪

……とあるので、主人公(作詞者の三木露風自身?)をおぶって子守りしていたのはもっと若いときだってことになる。
その少女が15で嫁に行き、「背負われて」いた主人公は孤独に戻ってしまう。
15で嫁に行くというのは、子守奉公を卒業して、別の農家の労働力として嫁に行った……ということだ。

子守りの少女が15で嫁に行くことで「お里の便りも絶え果てた」というのはどういうことか? これには諸説あるようだが、この子(三木露風?)と子守りの少女は同郷で、この子はねえやに故郷の話を聴いていたから、そのねえやがいなくなると同時に自分の故郷のことも聴けなくなった……という解釈がしっくりくるかな。

竹田の子守歌も同じように子守奉公の少女が辛い日々を送っているという歌だったけれど、昔の日本の風景って、こういうものだったんだなあ……と。

「七つの子」に出てくるフールスが、カラス界のヘルスセンターみたいな憩いのものだと大学生くらいまで思ってました。何かの雑誌で、同じ思いこみをしていた人の投稿で初めて知りました^^; 古巣だったとは・・・。(ちっころさん)

船橋ヘルスセンターのCMソングが影響したのかな?

ちなみにこの「七つの子」の「七つ」は七羽の意味ではなくて、七歳の子、という意味だと、金田一春彦教授に教わった。昔、七つのというのは「可愛い盛りの」という意味で使われていたんだとか。
ほんとかなあ。今でも半信半疑。

しかし、である。解釈が諸説あるような難解な歌詞が誰もが知っているべき歌になっているというのはどうなのよ。
もう少し現代人にも馴染めるような歌であってほしい。
……というわけで、Smooth Shoka プロジェクトは進むのであろうか?

童謡の著作権はとっくに切れていると思いきや、『ぞうさん』の作詞者 まど・みちおさんは、昨年までご存命だった。
1909年〈明治42年〉11月16日 - 2014年〈平成26年〉2月28日)。104歳の長寿。

だいぶ前(1987年)、『パンツの穴カセット』というのを作った。そこに『ぞうさん』の替え歌を入れたいということになり、ディレクターが著作権を調べたら「まだ生きてらっしゃいました! 重鎮ですよ。誰が替え歌収録していいですか、って訊けます? 僕はいやですよ」と。
すでにスタジオで録音も済ませて、なかなかの傑作だったのだが、あえなく収録は見送られたのだった。
こんな歌詞であった。
『そうざん』


↑天国のまどせんせいがお許しになることを祈りつつ……
書いたのはよしおかくん。当時海城高校二年生。もういいおっさんになっているはずだが、元気にしてるのかな?


のぼみ~日記は、動画も含めて、主にオリンパスのXZ-10とStylus1で撮っています
XZ-10は明るいレンズの使いやすいカメラですがすでに生産終了。もうすぐ新品での購入が難しくなります


↑最近いちばん感動した買い物 小さな黒い箱をつなぐだけで家庭のテレビで世界の娯楽を楽しめる


『Digital Wabi-Sabi  ─As Easy As EWI』 『Digital Wabi-Sabi ─As Easy As EWI』

Tanupackから久々の新譜! これはあなたが聴いたことのない種類の音楽かもしれない!
「メロディの価値」にとことんこだわり、手段としてはデジタルを使う。これが「デジタル・ワビサビ」だ
iTunesで!    アマゾンで!    moraで!




更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報



一つ前の日記へ一つ前へ |     Kindle Booksbooks      たくきの音楽(MP3)music      目次へ目次      takuki.com homeHOME           | 次の日記へ次の日記へ

たくき よしみつのアルバム MP3ダウンロード
たくき よしみつ のアルバム (MP3ダウンロード)
クリックした先で試聴できます



オリンパスXZ-10
のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にオリンパスStylus1、ソニー NEX-5R+SONY 50mm/F1.8 OSSなどでも撮っています


アマゾンKindleでたくきの過去の作品がほぼすべて読めます⇒Go!

音楽アルバム『ABUKUMA』

iTunesストアで試聴する 『ABUKUMA』(全11曲)
7年間過ごした阿武隈に捧げる自選曲集。全曲リマスター。一部リミックス。新録音『カムナの調合』弾き語りバージョンも収録。
アマゾンMP3、iTunesストア、キメラなどから販売中。

⇒こちらからどうぞ
⇒ライナーノートはこちら



「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら
裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら




↑タヌパックの音楽CDはこの場で無料試聴できます
Flash未対応ブラウザで、↑ここが見えていない場合はこちらへ


ガバサク流が推すデジカメ オリンパスXZ-10 Stylus1 パナソニックLX7、ソニー NEX-5R

詳しくは⇒こちら

たくき よしみつの本 出版リストと購入先へのリンク  デジカメと写真撮影術のことならここへ! ガバサク道場


HOMEへ 狛犬ネット入口目次へ






ドメインの空きをチェック!! 狙い目ドメインの空きをチェックドメインの空きをチェック!!
     

.COドメインが人気! ドメインゲットコム   タヌパックスタジオ本館   ギターデュオKAMUNA   あぶくま狛犬札所60番巡り   日本に巨大風車はいらない 風力発電事業という詐欺と暴力
Google
abukuma.us を検索 tanupack.com を検索