2015年度に、再生可能エネルギーの買い取り費用として家庭や企業が負担する金額が1兆円の大台を超える見込みであることがわかった。
(電気新聞 2015年3月19日)
菅直人元首相は2011年8月、参院選敗北を機に民主党内部からも噴出した首相退陣論に、退陣条件として再生可能エネルギー固定買取制度を飲ませ特措法を成立させ、野田佳彦氏に首相の座を譲った。
「しかしこの時、成立させた買い取り制度のkWh単価額を、欧米の1.5倍から倍と異常に高い額に設定してしまった。そのため絶対儲かると踏んだ多数の事業者が初期投資の安い太陽光発電に殺到。今や地方にいけば空地のいたるところ太陽光パネルが張りめぐらされている。そのため電力会社が買い取る額が年々、倍々ゲーム的に膨らんでいるのです」(電力会社関係者)
(DMMニュース「一般家庭で年間5000円の負担増…4月以降の電気代高騰で家計を圧迫か」田村建雄)
再生エネの国民負担金は標準家庭(月使用料300キロ・ワット時)で12年度は月87円、13年度は同120円、14年度は同225円、そして今年15年度は同474円で、年間に換算で5688円、対前年比約3000円も増加する。
「本来原油価格が下落しているので、値下がりする筈が逆に値上がりになってしまう。中小企業では電気代が数十万円アップになるようなところも続出。値上がりしたコストは製造業だったら小売価格に転嫁され、各家庭は自分の家庭の電気代のアップ、消費税アップ、それに電気代の物価転嫁価格の三重苦に苦しめられることになる」(ファイナンシャル・プランナー)
(同上)
政府の固定価格買い取り制度は、電力会社が太陽光などの再生エネを高い価格で買い取り、かかる費用をすべての電力利用者の料金に「賦課金」として上乗せする仕組みで、2012年7月に始まった。
しかし政府の計画が甘く、最も簡単に導入できる太陽光発電に最も高い価格を設定したため、想定を超える事業者が参入。今年4月からの買い取り価格は29円(事業用)に下げるが、過去の高い価格で買い取ってもらう契約を結んだ発電事業者が発電を始めるため上乗せ額は増える。
(東京新聞 2015年3月20日 朝刊)
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