のぼみ~日記 2015

2015/05/19の2

キツネ?


JR今市駅に特急予約しに行ったら、駅前にこんなのあった。なんすか、これ? 題名はAnimal-2004 だってさ


コッソリープの点検は毎日やっている。この挟まった葉っぱを取り除くのが日課


挟まっただけでたちまち干上がる復活の沢とコッソリープ1号


2号3号は計算通り、沢が干上がってもシェルターになっている


入り口の葉っぱを取り除いたので、水がここまで入ってきた。あと少しで届く……

コッソリープを毎日見ていると、なんだか「フクシマ」以後の自分たちの運命に重ね合わせてしまう。

干上がって生きていけなくなるコッソリープ1号は汚染がひどすぎて帰還できない地域。
プランターのシェルター2号、3号は、仮設住宅に身を寄せ合う避難者たち。
そこから飛び出して沢の中で流れに耐えているオタマは自分も含めて、新天地を求めて飛び出した者たち……。

まあ、かなりのこじつけではあるのだけれどね。


家に戻ると、ちょっと大きめのトウキョウダルマガエルが来ていた。田んぼから移動してきたんだろう。
前の田んぼは農薬の空中散布をやるから困る。その後はカエルが大量に移動してきて、オオカミ池がたちまちでかいトウキョウダルマガエルだらけになる。
今年もやるつもりなのか、空中散布……。せめてヘリコプターじゃなくて、それこそドローンで低空飛行でやってほしいね。

2015/05/20


シュレスキューで拾ってきたびしょびしょ卵塊にこんなのが混じっていた。ヒメガムシというのだそうだ


昨日からいるちょっとでかめのトウキョウダルマガエル。名前をつけようかとも思ったが、今ひとつ特徴がないなあ


軍手坂に3匹。小さい連中は、去年、ここで生まれ育ったやつなのかもしれない。早い時期から来ていたから


トラクターに巻き込まれて粉砕されたサトアオの卵塊は、その後、ていねいに扱ってもオタマにまで育てるのがとても難しい。中の水分が全部流出してしまい干上がるか、水に浸かったままだとオタマになる前に溶けて腐る。
不思議なもので、同じ場所においても、壊れた卵塊は腐って黴が生えたりするが、形を留めている卵塊は多少乾こうが濡れようが、腐らずにちゃんと孵化まで持ちこたえる。
なんでこんなデリケートな卵塊なんだろう。何に対して適応しているというのか?

理屈を考えると、他の卵のように最初から最後まで水中にあると、水が干上がったら全滅してしまう。しかし、シュレーゲルアオガエルのように、土の中に泡状の卵塊として産みつければ、水が干上がってもしばらくは生きていける。
干上がっている時期が短くて、その後、大雨が降って水が戻ったりすれば、生き延びたオタマが一気に水の中に出ていく。
一方で、土の中でオタマになったものの、雨が降らずにそのまま干からびる危険性が高い。水量が減っても最初から水の中に産みつけられる他のカエルたちが生き延びても、シュレだけは全滅という年もあるだろう。

その年の天候次第で、シュレだけが生き残る年、シュレだけが全滅する年というのが出てくるはず。
そんな風にして、カエル全体の種の保存が続いている……ということなのかもしれない。

ヒキガエルがこのへんで全滅したことの原因が圃場整備にあることは間違いない。
ヒキガエルは変態後、とても小さなカエルで、吸盤もないし、ジャンプもできないから、U字溝に落ちたら最後、絶対に助からない。
成体もそう。かなり大きな身体のヒキガエルでも、U字溝に落ちたら垂直の壁を登れない。
アカガエルやツチガエルは田んぼの中干しに耐えられなかったので、やはり地域絶滅の危機に瀕している。
成長の早いトウキョウダルマガエルとアマガエルだけがなんとか適応している。他の種が絶滅 or 絶滅寸前にまで減ってしまったので、相対的にトウキョウダルマガエルばかり目につく、ということなのだろう。

ヘビ類は、とりたててなんの種のカエルじゃなきゃ食わないというわけじゃないから、トウキョウダルマガエルやアマガエルがいる限り、生き延びる。
このへんではシマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシ、ヒバカリはたくさん生息している。

ヘビが苦手な自分は、前世はカエルだったのかもしれない。
であれば、どんなカエルだったのかな。
トウキョウダルマガエルに乗っかっていたあいつ↓みたいなタイプかな……。








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