のぼみ~日記 2015

2015/06/13

Windows XPからWindows7に切り替えるまでの道のり(1)ハード編


マシン切り替えでしまい込むことになったデスクトップマシンとモニター↑

Windows XPのセキュリティパッチをMicrosoftがもう出さないから危険だよ。買い換えないとウイルス感染しても知らないよ、という大騒ぎがあってから1年以上経過した。この間、XPを使い続けたことによる被害のニュースは聞いていない。
最近、年金機構のコンピュータがウイルス感染してデータ流出したというニュースがあったが、そのコンピュータのOSはなんだったのか、どのニュースでも報じない。XPだったら「それ見たことか」「国の大事なデータを預かる組織がXPを使い続けていたとはけしからん!」と、大騒ぎになるだろうから、多分、XPではないのだろう。

いろんな人の話を聞いていても、今もXPを使い続けている個人ユーザーや企業はいっぱいいるようだ。
ウイルス感染の危険性は、OSが何かということよりも、ユーザーのコンピュータ知識、あるいは危機意識の程度に大きく関係している。どんなOSだろうが、どんなセキュリティソフトを入れていようが、詐欺メールに引っかかるようなユーザーならウイルス感染するだろう。
一方で、どんなにユーザーレベルでセキュリティ管理していても、すごいハッカーにかかればひとたまりもなくファイアウォール突破されるんじゃないかという気もする。

昨年、XPマシンのネットワーク機能がダウンしてしまい、内蔵ネットワークアダプタを諦めてネットワークカードを入れたり、いろいろやったのだが、直ったかと思ったらまたダウンしての繰り返しになり、こんなことで時間を取られるのは嫌だと、泣く泣くWindows7マシンを注文した。

で、OSはWindows7 Professional SP1。
ところが、このマシンが届く前に、XPマシンがなんとなく復活してしまった。
Windows7マシンが届いた後、せっかく買ったのだから入れ替えるかといじり始めたのだが、とにかく使いづらくてどうしようもない。
XP並みに使いやすくしようとカスタマイズを始めたのだが、嫌になって放りだしてしまった。

それから10か月経過。
XPマシンは相変わらず快調に動いているのだが、このところちょっと時間ができたので、せっかく買ったWindows7マシンのカスタマイズにまた乗り出した。
備忘録的にその行程を記録しておく。

XPを使い続ける人のために

その前に、今も特になんの問題も起きていないXPマシンのことを書く。
セキュリティの肝は
の2点に集約される。

XPについているWindows Firewallは、外からの侵入はある程度防げても、万一感染してしまったとき、こちらから外に出て行く怪しいネットアクセスやプログラムの改竄を見張る機能が弱い。
かといって、ウイルスバスターのような超重い統合セキュアソフトを入れたら、弊害のほうが大きいので、なんのためにXPをサクサク使っているのか分からなくなる。

うちで使っていたのは、PC Tools Firewall Plus という、だいぶ前に更新をやめてしまったファイアウォールソフトだ。
更新をやめてしまったものの、ソフトそのものはまだダウンロードできるようだ。
ウイルス防御・駆除ソフトというのは、常に新しいウイルスの情報を追加していくアップデート型のソフトだが、ファイアウォールというのは、要するに外からの侵入を防ぐだけだから、機能としてはほぼ完成している。まずはこれを入れていた。

その後、個人ショップから購入したコンパクトで静かなWin7マシンに最初からインストールされていたAviraというアンチウイルスソフトの性能が非常によいことが分かり、これの無料版をXPマシンにもインストールした。
侵入されたときに、あるいはダウンロードしたソフトやメール経由でウイルス感染したときにすぐに気づいて手当てするためだ。
この「外から入られない」「感染してもすぐに検知する」という2つの防御がしっかりできていれば、あとはユーザーの注意力や知識が大きくものをいう。

逆に言えば、そのへんの仕組みを理解していないユーザーが新しいOSや重いセキュアソフトを使っても、感染するときはする。
言わずもがなだが、「あいつがXPでも大丈夫だと言ったから使い続けたら感染した」とか逆恨みはしないように。嫌な言葉だけれど「自己責任」ってやつですか。

マシンを買い換えるなら

XPマシンのOSをVistaやWin7、ましてやWin8などに入れ替えるのはやめたほうがいい。
まず、Vistaは史上最悪のOSなので、XPよりいいことなどひとつもない。使いづらくなり、トラブルが増えるだけ。Win7はXPより重いので、XP時代のマシンスペックのままで入れ替えると使いづらくてどうしようもないし、うまく入れ替えられず、元にも戻せなくなったりしたら悲惨なことになる。
となると、じゃあ、この際、XPマシンをやめて新しく高性能なマシンに買い換えるか……となるが、その場合も、Win8ではなくWin7を勧める。
Win8はそれまでのWindowsとはまったく違うOSと言っていいほど、流儀というか使い勝手が変わっている。Microsoftは昔からMacコンプレックスがあって、OSを新しくするたびに、Macに近づけよう近づけようとしているが、その結果、Windowsが持っていたカスタマイズ性の高さや、フォルダ構造、ファイル管理の明瞭さという利点を捨て去ることになる。
Win8にするくらいなら、いっそMacにすることも検討したほうがいい。
今は同一スペックならWindows8マシンよりMac mini のほうが安いし、ディスプレイ、キーボード、マウスなど、周辺機器もWindows用のものがそのまま使えるのだから。
使い込んだWindows用ソフトが特にあるわけではなく、Microsoft Office製品に毒されている程度なのであれば、いっそMacに乗り換えることを考えてもいい。

僕は昨年生まれて初めてのMacを購入して、今は音楽制作、動画編集はMacでやっている。
しかし、文章関連の仕事をMacでやる気にはまったくなれない。
使い込んだテキストエディタやメールソフトなどを捨てるわけにはいかないからだ。

そこで、Windows7搭載のデスクトップを買うことになるのだが、ここでいちばん重要なのは、 という3点だ。
特に「静音」は最重要項目で、長時間の仕事の道具としては、極力ストレスを生まないものがよい。

それで探し回ってようやく見つけたのが、abaという個人ショップで売っているファンレス小型マシン だった。

小さくて静か。それでいてCore7の高性能CPU搭載機も用意している。USBポートは背面に6個(うち2個はUSB3.0)、前面に2個の合計8個あり、HDMI端子もついている。
迷わずこれを注文したのだった。

今まで使っていたXPマシンとabaのWindows7マシンを並べたところ。大きさも重量も全然違う


背面。XPマシンは、XP搭載機としては最上級に近いスペックだったが、やはり時代の波には勝てない。HDMI端子はおろか、DVI端子もない


買うなら、CPUもメモリもケチらずに最高スペック、あるいはそれに近いものにしたい。
DVDドライブはあってもなくてもいい。ないモデルでも、USB端子から外付けDVDドライブをつなげばいいだけなので。
これは本当にお勧め。
ファンレスなのでほとんど無音。小さいので置き場所を選ばないし、圧迫感もない。
こういう製品がなぜメーカーから出てこないのか不思議でしょうがない。MacにはMac miniがあるのにねえ。


ついでにでかいモニターに


余っているモニター群↑

XP時代には、マシンは全部DELLを使っていた。理由は単純に(当時はDELLがいちばん)安かったから。
XP搭載マシンがなくなってからも、XPをインストールした中古のDELLマシンを2台も買った。
そのたびにただ同然のDELL製モニターがセット価格で買えたので、知らないうちにDELLのモニターがこんなに余っている。ほとんどは19インチの1280×1024。これで困らないのだが、HDMI端子はついてない。中にはD-Subしかついていないのもある。
今度のマシンはD-Sub、DVI、HDMIの3つあるのでモニターはなんでもいい。試しに余っていた1440×900のモニターをDVI端子で接続してみたのだが、縦の幅が1024から900になるのはちょっと辛い。しかも、DVI端子というのはD-Sub端子よりでかい↓

おかげで、今まで作業台に開けた穴を通していたのが、通らなくなった。
すっきりHDMI端子でつなぎたいなあ。画質が変わるわけじゃないけど……。
で、この際、少しでもでかい横長モニターに替えて、目の負担を減らそうかなあ……と思い、1万円台で買える23インチディスプレイ(1920×1080)を買った。
これで文章入力の際も、でかい字で入力できるようになった。
買ったのは iiyama のモデルだが 、BenQやAcerといったメーカーの23、24インチモデルが2万円前後で買える。
もちろん、動画編集などをする人ならもっとでかいやつにしてもいい。
うちでも、音楽制作用のMacには27インチモデルをつないでいる。

さてと。あとはWindows7をカスタマイズして使い慣れたXP(これも徹底的にカスタマイズしてあった)にどれだけ近づけられるか、だ。
これは次ページで。

新しい23型ディスプレイが来て、仕事場環境はこんな感じに。相変わらずひどい散らかりようだねえ……


DVDドライブがついていないモデルを買ったので、DVDドライブは外付けでここに配置した
パソコン本体は床に置いたので、手の届くこの位置にドライブがあったほうが使いやすい


TANNOYのミニスピーカー(中国製)、BUFFALOのDVDドライブ(多分、中国製)、その上は中国製のデジタルアンプ(お勧め)

       






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