2015/08/25
iPod touch6のカメラ性能を検証する(5)コンパクトデジカメとの画質対決(続き)
OLYMPUS STYLUS1
1/200秒、F2.8、ISO 400、46.70 mm(220 mm相当)
別の環境でも試してみなくては……と、Stylus1も持ってかわず庵の庭へ。ここは母屋のベランダよりずっと暗い。
iPod touch6 1/30秒 ISO50
XZ-10 1/80秒、F1.8、ISO 100、4.70 mm(26 mm相当=広角端)
iPod touch6 1/40秒 ISO25 デジタルズーム3.78倍(119mm相当)
XZ-10 1/100秒、F2.7、ISO 200、130mm相当(望遠端)
Stylus1 1/200秒、F2.8、ISO 400、42.5mm(200mm相当)
iPod touch6 1/40秒 ISO25 デジタルズーム4.25倍(134mm相当)
上の写真をシャープ加工
XZ-10 1/125秒、F2.7、ISO 200、23.5mm(130mm相当=望遠端)
iPod touch6のデジタルズームは使い方次第ですごい
ここではiPod touch6のデジタルズームがかなり頑張っていることに驚いた。デジタルズームで4.25倍などというのは相当無茶なことをしているわけだが、後でシャープ加工をしてやるだけで十分に光学ズームのXZ-10やStylus1に迫っている。
もちろん、よく見れば差があるが、スマホの画面などでは差が分からないかもしれない。
ピンホールのようなレンズで、大口径レンズ搭載のXZ-10やStylus1といい勝負をするというのはちょっと信じられない。
う~む。
では、XZ-10が得意とするマクロ撮影ではどうか。
iPod touch6でマクロはさすがに厳しい。正確には寄れるだけ寄ってデジタルズームという疑似マクロだ。
当然背景はぼけない。どこまでやれるのか?
iPod touch6 1/120秒、ISO32、デジタルズーム3.59倍(113mm相当)
XZ-10 1/250秒、ISO100、F2.5、13.2mm(74mm相当)
Stylus1 1/320秒、ISO100、F3.2、35mm(165mm相当)
さすがにこれは大口径レンズのカメラにはまったくかなわない。可哀想すぎる対決だった。
では、気を取り直し、改めて引きで撮ってみる。
iPod touch6 色味が浅くなるので、ポン・スーで露出を落とす↓
それでも色味はやはり浅いかな
Stylus1 比較すれば緑の色味が豊かだが、圧勝というほどでもない?
初日にやってみた、紫色のボンネットについた水滴をもう一度……
iPod touch6 露出を変えることを覚えたので、今回は最初から露出を落として撮った
XZ-10
iPod touch6
XZ-10
Stylus1
ここまでやってみて分かったことは、
- iPod touch6のカメラは撮るときに露出を手動で落とし気味にして撮るときれいに撮れることが多い
- ピンホールのような小さなレンズ(絞り機能なしで開放)でもきれいに撮れるのは800万画素に抑えているから
- シャッター音のでかさはなんとかしてほしい
……というようなことだろうか。
それにしても、である。SONYはなぜ適正画素数のCMOSを作らないのだろうか。
情けないというか虚しくなるというか……。
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