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のぼみ~日記 2015

2015/09/23

長畑川沿いの大雨被害を見て回る



土砂崩れ現場を大急ぎで復旧した直後なので、スペーシアもゆっくり走っている。



5連休の最終日。
小代地区の長畑川沿いで大雨被害が大きかったと聞いていたので、今日はそっち方面に行ってみた。
長畑川はあちこちであふれて、川沿いの田んぼには土砂が流れ込み、一部の家屋は床上まで浸水したようだ。
蕎麦 小代行川庵は営業再開したが、進入路の前の道に「通行止め」の車止めが置かれたので客が全然来ないらしい。その横に「行川庵営業中」という小さな看板もあったけれど、車は通行止め表示を無視して入らなければならないので、躊躇う人が多いのだろう。

下小代駅の土砂崩れは復旧して電車は通るようになったが、まだこのへんでは徐行運転をしている。スペーシアがスローモーション画面のようにゆっくり進んでいく図を見ていた。
東武日光線のダイヤは連日遅れている。その遅れ方が30分、20分、10分……と縮んでいき、そのうち元に戻る……はず。

板荷に入る橋が崩れそうになったまま放置されている。この通行止めは痛い。



護岸ごと根本的に工事しないといけないから、しばらくは通れないだろう。



川沿いに積まれた瓦礫の中には畳もある。床上浸水した家があるようだ。



長畑川の中にはあちこちこんな巨木の根っこみたいなのが。相当上流から流されてきたのだろう。



川沿いの田んぼは土砂が流入して大打撃。



稲がダメになっただけでなく、この砂を掻き出すのが大変そうだ。



反対側の川からもあふれた土砂が流入して、こんなことになっている。



石も相当流れ込んでいるので、安易にコンバインを入れられない。石を巻き込んでたちまち壊れてしまいそうだ。



わずかに残った稲をどう刈り取るか……諦めるのか……農家の人たちは頭が痛いだろう。



それでも残った部分では稲刈りを始めている。辛い稲刈りだ。



手前のほうは諦めるしかないか……



あちこちの護岸が崩れてしまっている。



これを全部元に戻すのは大変な金と労力と時間がかかる。



この田んぼはどうするのだろう。コンバインを入れるルートも見つけるのが大変そう。



砂に埋もれた稲。収穫時期ドンピシャに襲われた悲劇。



鹿沼方向に、ずっとこんな感じで壊れた護岸か所が続く。



このへんは浚渫も必要だな。多分。



また、あの現場を通って家に戻った。今日も稲刈りの続き。普通なら1日で終わるのだろうが、途方に暮れながらの作業だからなあ。



このへんは稲が水にえぐられて根こそぎ引っこ抜かれた状態になっている。



真面目な日常がこうして危機にさらされ、それでもみんな一生懸命生きている一方で、巨大企業が少しも税金を払っていないとか、安保法案を強行採決してゴルフをやっている首相の姿とか、そんなニュースばかり流れる。
やってられないねえ。




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