2015/11/07
車いじりの1週間(配線おじさん週間)始まる

……というわけで、今日から新入りローランのお手入れ週間。
ピッカピカに磨き上げられているのでクリーニングは一切不要だが、地図更新が何年も前に終わったままメーカーが打ち切ってしまっているナビをどうするかがいちばんの問題。
※今までの307と今度の307SWを区別するために、今までの307は購入直後に命名した「モコ」を復活させることにする。その前のセリカに比べると全体に丸くてもっこりしていたからモコとしたのだが、日産に同名のクルマがあったのと、走ってみたらもっこりしていなくて姿に似ず精悍な走りをするので、いつしか単に「プジョー」と呼ぶようになっていた……。
ローランについているナビはプジョー純正、というか指定の富士通テン製で、AVN-3303DというDVDナビ。オーディオは普通に(というかモコについていたSONY製のメーカー純正CDプレイヤー以上に)鳴っているし、ナビ機能も新しい道を検知しないだけで、古い道だけならモコに後付けしたパナソニック製のHDDナビより賢いようだ。
しかもこのナビはETC内蔵型で、ナビを取り替えると自動的にETCもなくなってしまう。
そのことは納車待ちの間に調べてあって、3303Dの取り付け説明書や取扱説明書も富士通テンのサイトからダウンロードして読んでいた。
当初はこのナビをそのまま残してオーディオ兼ETCとして使い、ナビだけ安いやつを外付けで追加するか……とも思ったのだが、問題はプジョーのフロントガラスは防磁ガラスで、電波を通さないこと。GPSアンテナはガラスの上中央部分にある黒い網目シールみたいなのがある部分につけないと受信できない。
安い外付けナビはほとんどがGPSアンテナ一体型なので、プジョーには取り付けられない。それにモニターが2つもついているというのはどう考えても邪魔くさいしかっこわるい。
となると、ついている純正ナビを外して別の2DIN型ナビに交換することになるが、そんなものに金をかけたくない。
調べてみると、2DINタイプのナビはかつてはどれも10万以上、20万円はザラだったのが、今はずいぶん安くなっていて3万円台くらいからある。
それならやっぱり本体ごと交換だな……と決める。
で、機種選びに迷いに迷うことになる。
テレビなんていらない。重要なのはナビの機能の使いやすさと正確さ。天頂衛星「みちびき」に対応していると測位がすぐだし追従性もいい。「みちびき」に対応している機種にしたいが、ちょっと古い型のはどれもダメ。
地図データの更新費用が高いのも困る。パナソニックのHDDナビは地図データ更新ディスクが2万円+税でとんでもなく高くついた。いくら本体を安く買っても、地図データ更新の度に2万円も出していたらアホみたいだ。
各メーカーの仕様表や地図データ更新費用を調べていくと、パナソニックは仕様表などでは他社よりよさそうだが、どうもパナのナビは今まで使っているやつ(これは外付けなので今度からはX-90につけっぱなしになる)があまりにアホなので信用できない。
パイオニアがよさそうなので、一度は決めようと思ったが、さらにいろいろ見ていくと、価格と性能のバランスでケンウッドがよさそうだ。
MDV-L502という最新型が約5万円。

で、ほとんどこれに決めたところで、とりあえず今のナビを簡単に外せるかどうか試してみた。
ところが外れない。モコのときはフレームとの隙間にマイナスドライバーを突っ込んでこじれば、簡単に引っ張り出せたのだが、びくともしない。もしかして横からビス留めでもしてあるのか?
ネットで「カーナビ 取り外し」などで検索してみたが、解決策が出てこない。
そんなこんなで最初の1日が過ぎた。
助手さんは呆れて「そんなに時間取られるなら、お金払ってお店に頼めば?」と言う。しかしなあ、お店の人や修理工場の人だって、ナビの取り付けは苦労するのだ。車ごとに配線とか全然違うし、予期せぬ障害が出てくるものなのだ。ちゃんとやろうとしたら自分でやるに越したことはない。
しかも、お店に頼めば工賃だけで3万円以上は取られる。外車だとさらに上乗せされたりもする。
一晩経って、念のためもう一度検索したら、ついに発見。
⇒ここ「プジョー307SW純正2DINナビの外し方」。まさにこれ!
この記事は2006年12月にUPされている。9年前だ。9年間、ずっとWEBに残してくれていてありがとう! 感謝。
これをUPしてくれていた人も「分かってしまえば簡単なものだけど、知らないと外せないなぁ」と書いている通り、ほんとに途方に暮れていた。まさに救世主。

ラッチの場所が分かれば後は簡単に抜けた。ホッとする

み~はすぐに興味を示すが、のぼるくんは誰かの車かと思って近づかない

まずはレーダー探知機を取り付け。これもアンテナ分離型でないとダメなため、機種がものすごく限定される

パノラミックルーフと名づけられた大きなガラスルーフ。さすがに気持ちがいい
ここで助手さんから「バックアイカメラをつけたい」というご要望が出た。バックアイカメラは今ついているイクリプスの3303Dにもつけられる。
でも、ケンウッドのナビだとカメラの端子とかも違うかもしれないのでちょっと待っててね……と。
2015/11/08
ステアリングリモコンの謎

雨に濡れたローラン

ナビの前にHIDライトに交換しようかとボンネットを開けたが、モコについていたH7よりずっと明るいランプなので、とりあえずはこのままでいいか……と、また閉めてしまう。取り付けはそんなに難しくないのだが、ヘッドライト裏のカバーに配線用の穴を開けなければならないのが面倒。
で、気づいたのだが、右側ライト後方のカバーがない。普通なら気がつかないことだろうが、同じ307前期型に14年乗っていたのでここにはカバーが被さっていることは知っている。最初からなかったのか、納車の前の作業中に外したまま戻し忘れているのか……。こんなことならモコからカバーも外しておくのだった。
あと、バッテリーカバーも、ついていたはずなのに、モコに載せてあった一回り大きいやつに付け替えた後、戻していない。まあ、なくても困らないけれどね。メンテしやすいし。しかし、あったものがなくなっているのはなんとなく気持ちが悪い。
で、ここにきてもうひとつ問題が浮上。
モコにはステアリングリモコンがついていた。オプションでつけたような記憶がある。オーディオユニット本体には触れずにスイッチONや各種コントロールがステアリングコラムでできるというとても便利な装置だが、モコのときはときどき動かなくなったり、オーディオ本体の電源が入らなくなったり、動かなくなってまた復活したりととても不安定だった。
それはともかく、今度のローランにもステアリングリモコンはついていて、ちゃんと機能している。ナビを替えてもこのリモコンは使いたいものだが、取り外したナビ本体にはリモコンを取り付ける端子が見あたらない。取説を見てもどこにもステアリングリモコンのことは書いてない。
ケンウッドの買おうとしているモデルにはステアリングリモコン用の端子と、それをつなぐオプションのケーブルが別売されていて、その取説も読んでみたのだが、肝心の車体側からのケーブルが見あたらないのだ。
それなのに今のナビはステアリングリモコンでコントロールできている。なぜ??
2015/11/09
謎解決 そして新たな悩み

一晩寝て、ようやく謎が解けた。
なんと、ステアリングリモコンはケーブルでナビ本体についていたのではなく、赤外線リモコンだったのだ。よく見ると、ステアリングボスカバーの横に小さなポチがある。ここから赤外線を出して、ナビ本体をリモコン操作できるようになっていた。なるほどね。どうりでいくら探しても線も端子も見つからないわけだ。
で、ここでさらに新たな悩みが浮上した。
ということは、メーカーによってリモコンコードは違うはずだから、富士通テン以外のメーカーのナビをつけたら赤外線でコントロールすることはできないはずだ。
しかし、逆に言えば、富士通テンのナビをつければ、今ついているステアリングリモコンの赤外線コードは多分同じで、そのままリモコンが使えるのではないか?
……というわけで、ケンウッドを諦めてイクリプスの機種を検討し始めた。
富士通テン(イクリプス)はDVDナビの地図更新データ販売を打ち切っているのが気に入らない。パナソニックのナビは、高いとはいえ今も更新データをディスクで販売している。こういう姿勢の違いは見逃せない。本来ならデータ更新をさっさと打ち切るようなメーカーのナビは買いたくないのだが、ステアリングリモコンが使えるのと使えないのでは大きな違いだから、気に入らないのはぐっとこらえてイクリプス製品で探すことにした。
で、候補にあがったのがAVN-134Mという廉価版製品。去年のバージョンなので3万円台で出ている。

廉価版Mシリーズとその上位版Zシリーズの違いは、
- テレビがフルセグ(普通の地デジ)ではなくワンセグ
- SDオーディオが使えない
- 動画、Bluetooth、Wi-Fiに対応していない
あたり。
テレビは見ないし、どうせこのへんでは電波が入らないので、ワンセグすらいらない。これで十分だろう。なにより、3万円台前半という価格も魅力だし。
SDオーディオが使えないのは不便だが、別売のUSBアダプターをつけて、USBメモリをくっつければ使えそう。価格差が2万円近いので、最下位モデルの134Mでいいや、と思ったが、まだ決めかねていて、とりあえずはイクリプス製品にするところまでは決めたので、先にイクリプス対応のバックアイカメラをアマゾンで注文した。
社外品が6840円(送料込み)、純正品は8400円(送料無料)


左が社外品。右が純正品
少し悩んだが、純正品にした。
翌日到着。
説明書に従って取り付ける。
場所はリアスポイラーの下かナンバープレートの横あたりが標準らしい。
ナンバープレートの横だとバックドアをに穴を開けて線を通さなければならなさそうなので、リアスポイラーの下につけることを考えていたのだが、ここでまた問題発生。
リアスポイラーからだとうまく配線はできるのだが、仮止めして旧ナビにつないで確認してみたら、画像の半分近くにバックドアが見きれてしまってあまりよくない。
しかも、307SWのリアスポイラーは短くて、雨が避けられない。車体から飛び出す形での取り付けは新保安基準違反だという。その基準ができる前の販売のクルマだから車検は通るだろうが、かっこわるいし耐久性の点でも不安が残る。なにより映りが悪いのでは問題だ。
試しにナンバープレート横につけて映してみたら、これはバッチリだった。
う~~ん、どうしたものか。
バックドアに穴を開けるとなるとさすがに自信がない。穴開けだけ矢野自動車に頼もうかな……と思いつつ、とりあえずは仮でリアスポイラーに取り付けて配線も済ませた。

リアスポイラー下だとこうなる

ナンバープレート横だとこの位置。ここが最適なのだが、配線が……

どちらにつけるとしても車内に引き込むのはこの方法しかない

ここを這わせて……

ここから引き込む。それ用のゴムパーツもついている

リアスポイラー位置につけたときの映像。バックドアが画面の半分近くまで見きれてしまっている

ナンバープレート横につけたときの映像。バッチリ。最終的にはこうするしかなさそうだが……

バックドアに穴を開ける勇気はないので、後から考えることにしてとりあえずここに仮止めしておいた
さて、最終的にはバックドアに穴開けしてやり直すしかないなあ……と決めたところで本日は終了。
じゃあ、カメラが作動することは分かったので、いよいよメインユニットを注文するか……と、まさにポチする寸前にまた気づいた。
まさか赤外線リモコンには対応しているんだよな?
……ところが、調べたところ赤外線リモコンは上位機種のZシリーズ以上じゃないと使えないと分かった。となると、ここは泣く泣く一つ上のZシリーズにするしかないか……。
というわけでようやく注文。

AVN-Z04i という機種。なぜかアマゾンでは横幅が大きいワイド版のほうが安い。ほとんどのクルマは2DINだから、ワイド版じゃないやつのほうが数が出るからだろうか。
いずれにせよ、2015年モデル(Z05i)が出たので、この2014年版は安くなっている。
テレビはいらないのだが、まあしょうがない。でも、これでステアリングリモコンが使えなかったらショックだなあ。
え~いままよ。とポチする。
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「福島問題」の本質とは何か?
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第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛
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