「日本は、アメリカからの石油輸出禁止などを打開し、自存自衛、つまり、日本の存続をかけ、日本を守るために戦う、と、東条は訴えます」……と、太平洋戦争を始めた日本が「自衛のための戦争だ」と国民にPRしたことを強調した。
「報道機関が政治に左右されてはいけない。
昔も今も、勝手な思想を他人に押しつけようとする勢力がいる。それによって戦争が起きる。あるいはそれに対して、二度と戦争を起こすまいとする努力も続けられている。
しかし、戦争で利益を得る組織がある、ということも事実。
そこにはメディアも含まれているのではないか?
メディアによって実体が歪められたり隠されたりすると、私たちは戦争について正しく認識することができない。あるいは正しく反省することが難しくなる。
この戦争はどちらに非があるのかということを、客観的に評価できなくなることは大変危険。
戦時中の日本の新聞のように、受け手の気分がよくなるようにという報道ばかりしていると、私たちは現実を見失ってしまう怖れがある。
だからこそメディアは、戦争報道のあり方について自らを戒め、権力に利用されずに、きちんと事実を伝える役割を果たさなければいけない」
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『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ) 『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。 複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい! 第1章 あの日何が起きたのか 第2章 日本は放射能汚染国家になった 第3章 壊されたコミュニティ 第4章 原子力の正体 第5章 放射能より怖いもの 第6章 エネルギー問題の嘘と真実 第7章 3・11後の日本を生きる ■今すぐご注文できます ![]() ⇒立ち読み版はこちら |
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『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ) ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。 第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか? 第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実 第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった 第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様 第5章 裸のフクシマ かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛 ■今すぐご注文できます ![]() ⇒立ち読み版はこちら |
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