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のぼみ~日記2016

2016/03/24

河岸修繕工事ようやく始まる


去年の大雨被害のことを忘れてしまっている人も多いと思うけれど、あのとき崩れたり削れたりした河岸はずっと放ったらかし。今日、お散歩していたら、ようやく工事に着手したようなのだが、作業はしていなかった。仮設トイレと休憩用プレハブが設置されていた。

ここからユンボが川に下りていくみたいだ



『しゅくだい』という歌を新唱歌シリーズに加えようと思っているのだが、なかなかやる気が起きない



で、これで弾こうかな、とものすごく久々に取りだしてみたアントニオ。スペイン製のエレクトリックフラメンコ。コンデといいアントニオといい、本場のギターは作りがしっかりしている。音ももちろんよい。国産のギターは高価なものでも、ネックが反ったり、ブリッジが剥がれたりといったことが多い。何が違うのかなあ。技術と伝統? 材料ももちろん違うんだろうけれど、それだけじゃない気がする



今回、アントニオを使おうと思ったのは、マイクで生音録るのが面倒だから。アントニオにはマイクとピエゾのブレンドができるピックアップをつけてあるので、それでライン録音しちゃえば楽だな……と。ゆったりのアルペジオ。弾いたら低音弦が完全に死んでいる。特に4弦はぼわ~ん。それでも張り替えようとはしない、怠惰な私……

どうでもいいや……


2016/03/25



寒の戻りで寒い夜。月が明るい



霜が降りている。春が遠ざかる感じ



木の枝のむこうに見えている満月。明るすぎてよく撮れない



雰囲気だけ……。XZ-10で


2016/03/26


お散歩に出るのが遅くなったので、今日は少しだけショートカット



前にもここにこいついたなあ。もしかしてドバト襲ったのおまえか?


今日のオマケ 制服が買えない

格差が広がり、貧困層では子供に中学の制服が買えず、入学式に出られない子供が出ているという。
僕は私立中学に入れてもらったが、親は入学金が払えず、親戚(母方の姉の家=自営の小さな工場)に借金をした。その親戚からは「うちの子たちはみんな公立に入れたわよ。なんで借金までして私立に入れるの?」と、さんざん嫌みを言われたそうだ。
そもそも制服って必要なのだろうか。
成長期の子供だから、すぐに服が着られなくなる。だから1年生のときは袖に手がすっぽり隠れるようなだぶだぶの制服を着て登校する。それでもすぐに小さくなり、まず、3年生までは着られない。
高校2年のとき、日曜日、学園祭の準備のために学校に行って作業をしていた。そこに卒業した先輩(顔は知っていたけれど、特に同じクラブだとか、そういう関係はなかった)が紙袋を下げてやってきて、何人か作業している2年生を一瞥し、最初に目が合った僕のところに来て「おまえ、俺と同じくらいの体型だからこれ着られるだろ。もらってくれ」と紙袋一式を差し出した。
中には先輩が着古した制服が入っていた。着てみたらちょうどよくて、肘や袖がすりきれかけていた僕の制服よりはずっとまともだった。
あと1年あるけれど、制服がボロボロで限界だなあ、でも、新調するのは難しいなあ……と思っていたときだったので、とても助かった。
……そんなことをふと思い出した。

このときはその先輩が気をきかしてわざわざ学校までやってきてくれたわけだが、いっそ、卒業生がまだ着られそうな制服を学校に寄附して、学校が新入生の希望者に配るシステムとかを一般化したらいい。

でも、とにかく制服というものがいらないなあ。
そんなもので統率しなくてもちゃんとした大人に育てるのが教育じゃないかなあ。

オマケその2 トホホな北海道新幹線

北海道新幹線開通。
テレビのニュースはどこも一緒で、初乗り切符を嬉しそうに見せる鉄道ファンの姿とか、鳴り物入りで歓迎する新駅周辺の人たちの姿とかを映し出していた。
でも、これって札幌まで行っているわけじゃないのね。函館まで。しかも「函館北斗」という、函館から少し離れた新駅が終点。
函館に行くのでさえ、そこからまた乗り換える。
青森から函館に行く場合は、従来のスーパー白鳥のほうが一本で行けたので楽だったし、時間も変わらない(早い場合もあった)んだそうだ。
この在来特急は新幹線開通に伴い、運行終了となった。つまり、青森←→函館を頻繁に往復していた人は、北海道新幹線開通で一気に不便になったわけだ。
なんだそれ?

じゃあ、東京から札幌まではどうなのだろうと調べてみた。

東京→札幌 2016/03/29(火) 10:00 出発の場合

●新幹線 発着時間:10:20発 → 18:41着
所要時間:8時間21分 乗車時間:7時間43分
乗換回数:1回 総額:27,020円
距離:1163.3km

■東京 20番線発
|  はやぶさ13号(E5系)(新函館北斗行) 862.5km
|  10:20-14:37[257分]
|  14,140円( 指定席 11,330円 )
◇新函館北斗 12番線着 [38分待ち]
|  スーパー北斗15号(札幌行) 300.8km
|  15:15-18:41[206分]
|   ↓ ( 指定席 1,550円 )
■札幌 5番線着

●飛行機 発着時間:10:01発 → 13:37着
所要時間:3時間36分 乗車時間:2時間37分
乗換回数:3回 総額:42,417円(IC利用)
距離:888.5km

■東京 6番線発
|  京浜東北線(蒲田行) 3.1km 6・9号車
|  10:01-10:07[6分]
|  154円
◇浜松町 4番線着 [5分待ち]
|  東京モノレール空港快速(羽田空港第2ビル行) 17.8km
|  10:12-10:31[19分]
|  483円
◇羽田空港第2ビル/羽田空港 2番線着 [29分待ち]
|  ANA61便 821.0km
|  11:00-12:35[95分]
|  40,190円( 片道 )
◇新千歳空港 [25分待ち]
|  エアポート131号(小樽行) 46.6km
|  13:00-13:37[37分]
|  1,070円( 指定席 520円 )
■札幌 4番線着


……というわけで、新幹線だと8時間21分で27,020円、飛行機だと3時間36分で42,417円。4時間45分を15397円で買う計算。格安チケットなんかを使えば、価格差はもっと縮まるだろう。

テレビのニュースなんかを見ていると、北海道新幹線に乗って電車の旅を楽しもう、みたいなノリのまとめ方をしているのがほとんどだが、北海道新幹線で旅行客が増える……っていうのは、どう考えてもありえない。
鉄オタ(それも金のある)が初乗りで騒ぐくらいで、すぐにガラガラになるんじゃないかな。ゆっくり旅を楽しみたい人は青春切符とか使って何日もかけるだろうし、ビジネスマンは当然飛行機使うだろうし。

実際、開業早々から悲惨な話が伝わってくる。
これとかこれとか。

新幹線が開通するとJRが運行しますが、そうかといってそれまで走っていた地域住民の足である在来線を廃止することはできません。
例えば、鹿児島まで九州新幹線が通りました。
私の女房は熊本出身で、以前は博多から熊本まで特急つばめで行っていましたが、この旧つばめは廃止され快速と鈍行だけが残っています。
新幹線で移動する長距離のお客様全員が特急券を、さらに必要があればグリーン券も買ってくれます。
つまりオイシイお客様は新幹線に乗ってしまい、残された在来線は、通勤・通学やたまのお出かけの人だけが使うだけになってしまうのです。
これでは誰が考えても在来線は赤字になってしまうわけですが、これはJRの経営から切り離され周辺地方自治体を中心とする第三セクターが運営することになり、万年赤字を垂れ流していく状態になるのです。

「パンパカパーン」とテープカットをして、新幹線を喜んでいる姿を見ると実にノーテンキな国だなと思います。
中田宏チャンネル 【北海道新幹線】秒読みだけどケチつけます。あ、20年前からですが より)


↑これはほんとにその通り。

リニア新幹線なんていうのも、どう考えてもまともじゃない。いつまでもバブル病が治らない人たちが政治や企業の上にいると、一般人はどんどん困ることになる。

それにしても、北海道は遠いなあ。
かつて、一週間かけて車で旅行したことがある。そのときは八戸まで運転していき、フェリーに乗った。あんな旅を、生きているうちにもう一度してみたいけれど、無理だろうなあ。
人生は切ない。

北海道旅行のときに出会った下士幌神社の犬。生きているうちにもう一度会うことはなさそうだ……








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「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

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