2016/04/12
市役所へ

屋根を直すことにした。
痛い痛い痛~い出費だが、家のことではもう死ぬまで大きな悩みを抱えないで済む、というなら、仕方がない出費だと諦めた。
10年先は71歳。20年生きられたら80代。そこまではまあ無理だろうし、もし80代でもまだ生きていたら、雨漏りしようが風が吹き込もうが、なんとかしのげればいいや、という状況・心境になっているだろう。
で、市役所に助成対象工事の申請書類を提出に。
ついでに市役所内のDaddy's Cafeでランチ。本日のランチはカマスの弁当と豆腐ハンバーグとマグロ丼。弁当とハンバーグを頼む。すべて610円(税込)。安くても美味しいからとても満足。

ヘルシーハンバーグ。地味に見えるが、総菜類がおいしい

のどか~

レオとお散歩。これはやっぱり桜だったんだな。ず~っと咲いている。開花期が異常に長い


うちの前の桜はもうすぐ散るなあ。見納め
今日のオマケ 引き揚げ者350万人という数字
林英一著『残留日本兵』を読んでいて、戦後に海外(ほとんどはアジア)から日本に引き揚げてきた日本人の総数がおよそ350万人であったということを知って、改めてその数の多さに驚いた。
戦死者の総数が約300万人。海外で死んだ軍人が約210万人。民間人が30万人。
ということは、戦争中、およそ600万人くらいの日本人は国外にいたことになる。
これを今の数字にあてはめるとどういうことになるか?
外務省の資料によれば、「平成26年(2014年)10月1日現在の集計で、わが国の領土外に在留する邦人(日本人)の総数は、129万175人で、前年より3万1,912人(約2.54%)の増加」……だそうだ。
この現代においても海外に在留している日本人は130万人。それに比べると、およそ600万人が海外にいたという戦前戦中の日本って……と、改めて驚く。
領土を拡大し、どんどん日本人を外に出していって、アジアを日本が治めようとした結果、国外に出て行った600万人のうち半数の300万人くらいが死んでしまった。
栃木県の現在の人口が200万に満たないから、その3倍くらいの人が「国外」にいて、県の総人口以上の人が死んだわけだ。
国策を誤るとこういうことになる、ということを、今、平和に暮らしている我々はもっと真剣に感じ取らないといけないし、そういう歴史を、学校でもっとちゃんと教えるべきだ。人生観とか、いろいろ変わってくるはず。
今の若い人たちは、戦争や戦死、ということを、自分たちとは無縁のことだと感じているような気がする。実際には僕らの年代の人間よりずっと近い話なのに。
戦争で死ぬというのは、なにも鉄砲担いで戦地に行って撃たれて死んだり爆弾で吹き飛ばされるだけではない。太平洋戦争での国外戦死者の多くは餓死や戦病死だった。苦しい死に方だ。
気がつけばそういう状況に置かれている……という怖さを実感しなければいけない。
屋根の改修を決意したついでに、かわず庵が火災保険に入っていないままなのをこのままにしておくのは怖いので、JAの共済に入った。
契約手続きに訪れた青年は自分の職場を「農協」と呼ぶ。
27歳。今市の出身だが、東京の大学に進学し、就職活動を東京と地元の日光市周辺の二股でやっていたところ、先に農協に内定したので戻って来たという。
「やっぱり東京に暮らすのは嫌ですよね~。あの満員電車、学生のときは耐えられたけれど、今はとても無理……」なんて話で盛りあがる。
贅沢な花見や安いランチめぐりができるだけでなく、こんな風に若い人と楽しく話ができるのも、日光に来てよかったと感じるひととき。
そういえば、この分譲地内には家が十数軒くらいしかないのだが、就学前の子、小学生、中学生……と、子供もいて、みんないい子だ。
お母さんと一緒に散歩している幼稚園児の女の子が、レオとお散歩している僕を見つけると「待って~」と走ってきて、恐る恐るレオにさわってみたりする。
「後ろからこわごわ触ると、びっくりして咬んだりするかもしれないから、前からゆっくりね」なんて教える。
レオは迷惑そうにしているが、女の子はレオの頭を撫でて「かわいい~」とご満悦。
そんなひとときにも、日光に来てよかったなあと思う。
この子たちが楽しい一生を過ごせるような環境を残していくのが大人の責任ってものだろうが、今は大人たちが諦めている感じがする。
小さな子や孫がいる大人が「この子たちの将来は大変だなあ」「俺は生きてないし、そこまでは知らないよ」なんて人ごとのように言う時代。
困ったねえ。
神様Aはベジタリアンだった ──あなたの知らない創世記──
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「福島問題」の本質とは何か?
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『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!
第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる
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『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。
第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛
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