一つ前の日記へ一つ前へ |  目次へ   | 次の日記へ次の日記へ

のぼみ~日記2016

2016/05/24の4

女夫淵温泉


女夫淵温泉はこのへんにかつてあった

今日は運動はこれで十分だわ~。さて、帰りましょ。
今来た道を戻るのはつまらないので、ここまできたら女夫淵温泉まで行って、そこから山王林道というのを通って戦場ヶ原に抜けるルートで戻ることにした。

女夫淵温泉には駐車場があり、一般車はそこまでしか入れない。そこから先は奥鬼怒温泉郷。
「温泉」というが、どこを見ても温泉らしき建物はない。2013年の地震で廃業したらしい。

奥鬼怒には八丁ノ湯、加仁湯、手白沢温泉、日光沢温泉という4つの温泉宿があるのだが、学生時代、13万円で買った三菱ギャランを運転し、一人で八丁ノ湯に行ったことがある。
ここ、女夫淵温泉駐車場に車を停めて、そこから先は徒歩1時間。案内では4.5kmらしいが、山道なので休憩なしで歩いても1時間はかかった。
お盆休みのときで、電話で「一人なんですが……」と言ったら、「広間でごろ寝でよろしければどうぞ」と言われ、行ったのだった。
飛び込みで来た親子連れと一緒になった。
若いというのは恐ろしい。今なら絶対にそんなとき、そんな状況の場所に行くことはない。なんの用があるわけでもないのに。
翌日はそこからさらに山奥にある鬼怒沼まで往復したのだが、あまりにもきつくて息が切れ、途中、重い一眼レフカメラを持つのに耐えられなくなり、カメラを岩の後ろに隠してその先を登った。
そこまでしても、特に何があるわけでもなく……ハイキングというには辛すぎる道だと実感しただけだった。
ようやく女夫淵温泉駐車場まで戻って来たときは息も絶え絶え。
何やっているんだろう俺は……と、ぐったり疲れた身体でマニュアルシフト、エアコンなし、パワステなしのギャランを運転して川崎の家まで戻ったのだった。

それが40年前のこと。
40年経ってもあまり変わっていない。当然、奥鬼怒温泉郷の各旅館は代替わりしているだろうが。

で、61歳になった今、日光市に住んでいて、「今日はいい天気だからちょっくらそのへんまで……」という感覚でドライブに出る。不思議な感覚だ。

しかしまあ、山王林道も結構きつかった。全線舗装というので、それなら……と入ったのだが、くねくねしていて疲れた。
女夫淵から戦場ヶ原に抜けるまで約26kmだが、小一時間かかった。
その間、なんと一台の車ともすれ違わなかった。
戦場ヶ原まで来ればさすがに観光客がいっぱい……と思いきや、戦場ヶ原の駐車場もガラガラで、売店も一部閉まっている。
こんなにすいている日光を見たことがない。
ゴールデンウィーク後の給料日の前の火曜日。みんなお金がなくなっちゃったのかな。今月は年金の支払い月でもないし。

まだ日は高いので、こんなにすいているときにこそ日頃はごった返している場所に行ってみようかと華厳滝をめざしたが、午後5時で観瀑台へのエレベーターは終了。日没くらいまではやればいいのに。

女夫淵温泉駐車場。奥鬼怒温泉郷に泊まっている人たちの車がポツポツと



落葉樹、ドングリ系の木ですか?


山王林道を抜ける


山王林道。真ん中あたりで疲れた~



光徳にようやく抜けた。このへんは静かで、ちょっと穴場



戦場ヶ原の駐車場がこんなにガラガラなのは初めて見た


華厳滝エレベーターに乗れば小学校の修学旅行以来だったと思うのだが、残念。(今、いくらするのかな? 駐車場も有料だしなあ……)
で、まだまだ日が高いので、「中善寺の立木観音」というのを見てみようと行ったのだが、ここも5時で閉門。
その先の中禅寺湖スカイラインも5時で閉門で入れず。
ただ、中禅寺湖もこっち側はあまり人が来ないし、ちゃんと見たことがないので、今度日を改めて、しっかり下調べをしてから再訪してみようと思った。外国の大使館別荘跡なんか、どんなのか見てみたいし。
調べたら、今すでに公開しているイタリア大使館別荘の隣にある英国大使館別荘も今年の7月1日に開園するそうだ。両方あわせての観覧料が300円(大人)。
ということは、7月以降に行くのが正解かな。


中善寺に続く湖畔の道。寂れている



5時で閉門だった



歌が浜駐車場から見る中禅寺湖



同じく男体山
そんなわけで、じわじわと見所が増えていく日光。死ぬまでに少しずつ楽しめるといいなあ。







狛犬図鑑01 日光のはじめ狛犬たち
あなたの知らない日光がここにある! 山奥にひっそりいる幻のはじめ狛犬なども網羅。ご案内は⇒こちらから

更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報



iBooks図書館ガイド  Kindleアプリで本を読む



一つ前の日記へ一つ前へ |  | 次の日記へ次の日記へ

      
Kindle Booksbooks    たくきの音楽(MP3)music    目次へ目次    takuki.com homeHOME


tanupack音楽館  よいサイト 41.st  たくき よしみつの本 出版リストと購入先へのリンク  デジカメと写真撮影術のことならここへ! ガバサク道場


「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら
裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら



Google
abukuma.us を検索 tanupack.com を検索