うちのような貧乏世帯では本物の(日本の酒税法で定義されている)ビールは高くて日常的には飲めない。
かといって発泡酒や第三のビールと呼ばれるものは、当初は相当不味くて飲む気が起きなかった。
それを、各メーカーが努力して徐々にうまく仕上げていって、今ではそれほど抵抗なく飲める発泡酒が増えた。
しかし、なぜか外国の生産品に負けるものが多い。
ヨークベニマルはもともとは福島県郡山市の企業だが、2006年からセブン&アイ・ホールディングスの完全子会社になったという。
そこで一時期買っていたのはベルギー産のビール。これは330ml缶が1本100円以下だったが、倍の値段の国産ビールよりうまかったので助かった。
しかし、それもあるとき消えてしまった。
CGCグループが売っている発泡酒はいまひとつうまくない。
一時期、ベトナム製の発泡酒がうまくて買い続けていたが、それも消えてしまった。
その後、発見したのが「粋生」という発泡酒で、これは驚くほど安くてうまかった。というよりも、当初は不味かったのだが、あるときから突然、驚くほどうまくなった。
いつも行く「さがみや」では1本80円(税別)。箱で買ってくる。
中でも、グリーンラベルのやつはカロリーとアルコール含有量をおさえているのに、普通のシルバー缶粋生よりうまい、という、普通では考えられない傑作商品で、ここ1年以上ずっとそればかり飲んでいた。
ところが、最近これがスーパーの店頭から消えてしまった。
すっかり顔を覚えられてしまったお局様みたいな女性店員に訊くと、仕入れ先が変更になってもう入らないのだという。
その女性店員はさらに調べてくれて、仕入れ先の大手酒屋チェーンにはあるはずだと、店名と場所を教えてくれた。
その大型酒店チェーンはいちばん近いので13kmくらい離れている。
そこでネット検索したところ、アマゾンではなかったが、他で売っているところを見つけたので2箱取り寄せてみた(上の写真)。送料無料となっているが、スーパーで買うよりはちょっと高くつく。
それでも1缶90円くらい。
その後、教えてもらった酒屋チェーンに行ってみたところ、見たことのない粋生ゴールド缶というのが積まれているが、お目当てのグリーン缶がない。
店員に訊いてみたところ、以下のような説明を受けた。
- 粋生は全国の酒屋やスーパーで結成している仕入れグループが製造メーカー(タイのサンミゲール社)に大量ロット(コンテナ単位)で定期契約注文しているが、当初は一種類だった粋生がグリーンやゴールドが増えてしまい、購買者が分散してしまった。
- 購買者が分散すると一種類あたりの販売数が減ってしまう。それでも定期契約なのでお構いなしに製造元はコンテナ単位で商品を発送し続ける。
- 倉庫に余剰分が溜まってしまうようになったため、やむなく一種類に絞ることにした。グリーン缶はすでに在庫がなく、ゴールド缶も今あるだけで、これがはけた後は仕入れないから、シルバー缶のみの販売になる。
がっかりである。
ようやく貧乏人の味方商品を見つけたと思ったのに、結局は流通経済のコスト問題に負けてしまうのだね。まあ、価格というのはそういうものだから仕方がない。
ゴールド缶も、あるだけでなくなるというので、3箱買ってきた。

その後、大型酒屋でまとめ買いした「粋生」ゴールド缶。これは1本66円(税別)
イタリア大使館別荘公園で売っていたクッキー

一袋100円で売っていたクッキー。製造元を見たら足尾町の福祉施設だった

なかなかおいしかった。こうした製造・流通の努力はもっと評価されてもいいね。大量生産・大量受注の論理だけですべての商品が支配されてしまう世の中はつまらないし、息苦しいし、文化もしぼんでいく
2016/06/04
旧今市エリアにはモリアオはもういないのか

去年、モリアオの鳴き声と卵塊(遠くから)を確認した堰堤にまた行ってみる。これは途中の林道脇。前回通ったときに鳴き声がしたような気がしたのだが、まったく気配がない

堰堤もまったく気配なし。そもそもここに産んでも、水量変化が激しく、流されるし、ちゃんと育たないだろう

今年は本当に雨が少ない

こんな枝にぶら下がっている光景を見たいのだが……

先日、自分で全面塗装した外壁。結局、最後にやった裏側の壁が一番きれいに仕上がったという皮肉。誰も見ない面なのに

正面は塗りむらというか、下地処理にムラがあって仕上がりがよろしくない。こんなことなら正面を最後にすればよかった。やっていくうちにどんどん要領が分かっていくからねえ。まさか一斗缶で広大な外壁全部を塗れるとは思わなかったのだ

家の前の電柱。なんかが這い上がってきた

レオが最近すぐに家に戻りたがるのでお散歩が物足りない。ので、レオの後にのぼるくんのお散歩にもつき合う。ほとんど運動にならないが……
2016/06/05
護岸補修工事終わらず

去年の豪雨&川氾濫からもうすぐ1年になろうとしているが、まだ壊れた護岸壁の補修は終わらない

この道が通れなくなってすでに1年近くになる。通れなければ通れないでなんとかなるものだ。もう慣れてしまった

かなり大変な工事なんだと思うが、やらなくていい工事はあちこちでどんどん進んでいるのだから、やはり金の分配がおかしい