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のぼみ~日記2016

2016/06/09

シモツケコウホネ今年も咲く



今年もシモツケコウホネが咲き始めた。時期が早いのか、まだ本数は少ない。あと、なぜか水路の流れがいつもよりずっと速い。それも原因?


流れが速い


2016/06/10

ライチェルのお守り

さいもんくんちのライチェル。パパとママが出張(修学旅行とかの引率)でいなくなり、さいもんくんも親の実家に預けられるというので、超短期でご飯係をすることになった。
さいもんママがご飯二回分を小分けにして持って来た。一緒に「何かあったときのために、普段はあげてないんですけどおやつも……」と、ジャーキーっぽい骨型のおやつも。
それを玄関の棚に置いておいたら、夜中にドタンバタンとものすごい音がする。何事かと降りて行くと、ライチェルのおやつの袋がビリビリに破られていた。
犯人はどっちだ!
絶対、み~が怪しい……と思って、実家に戻っている助手さんに報告すると、「み~があそこに登っているのは見たことがない。あそこにのぼるのはのぼる」と言う。
でも、翌日、ちゃんと証拠を摑んだぜ。み~だって登るんじゃないの。↓


あのおいしそうな匂いのするやつ、どこに隠したんだよ~
おまえらの手の届かないところだよ~



で、今日はレオのお散歩の後でライチェルもお散歩。ネコども、犬は興味津々。危険な相手だとは思っていないみたいだ




2016/06/11


5日ぶりに助手さんが戻った途端これ



暑いな~、今日も



駄目押し?で、また堰堤に行ってみたが、やはりモリアオの卵は見られず。鳴き声もしない。ついにこのエリアでも地域絶滅か



朝、といっても10時半くらいになったが、ライチェルにご飯あげに行ったついでに散歩。どうも朝は草を食う時間らしい。整腸大切だからね。
レオに比べるとずっとでかいのだが、性格が素直でとてもつき合いやすい


今日のオマケ 歴史のお勉強ってそういうことじゃない


さいもんのパパママがどちらも生徒の引率で留守、というので、そういえば修学旅行とか林間学校とかキャンプとか、あったよな~……と、自分の子供時代を思い出した。
日光の小学生の修学旅行はまさか日光じゃないよね、と思って訊いたら「奈良京都です」だって。まあ、そうだよなあ。
考えてみると、僕は修学旅行の定番、奈良・京都に子供のときは行ったことがない。
小学校の修学旅行は日光だった。
中学は高校との一貫校なので修学旅行はなかった。猪苗代湖キャンプというのが希望者にのみ行われていた。
高校の修学旅行は北海道だった。当時は飛行機は高額で、青函トンネルもなかったから、行き帰りは寝台列車に1日以上乗りっぱなしだった。
だから、大人になってから「そういえば奈良も京都も大阪も知らない」ことに気づいて、結婚してからは若さに任せて、金曜の夜、助手さんが勤めから帰ってくるのを待って車で出発して、日曜の夜中に戻ってくるという奈良・京都方面のドライブ旅行を何度かやった。
若かったなあ。今はとても考えられない。
その間留守番だなんて冗談じゃないぜ。やめろよな~


高校2年の終わり頃から、観念して受験勉強を始めたのだが、暗記科目と言われる社会科科目には苦労した。今も記憶力は普通よりかなりひどいが、若いときもひどかった。覚えるために様々な工夫をしたものだ。歴史年表や単語カードを自作したりして……。
でも、そういうことじゃないんだよね、勉強って。

……というわけで、これもたまたま昔書いたコラムを発掘したので再掲。
数学を捨ててしまった僕は、大学は「私立文系」に絞り、英語、国語、社会科(選択で一科目)の3教科に絞って受験勉強をした。
社会科科目は日本史を選んだが、それは「暗記する項目が世界史より少なそうだから」という理由からだった。
上智の入試では、英語と国語はそこそこできたが、日本史がとんでもない点数で、二次試験の面接で、面接官(辞書の編纂で有名な小稲義男教授)から「この日本史の点数でよくここにいられるね」と言われた。

あのとき、日本史の点が取れなかった最大の原因は、美術史に関する大問を丸ごと全部間違え、そこの配点(最低でも15点くらいあったはず)がゼロだったことにある。

作者      作品名
狩野元信    雪松図屏風
円山応挙    紅白梅図屏風
尾形光琳    四季花鳥図屏風

……なんていうリストから、作者名と作品名を結びつけるという問題。
家に帰ってから採点したところ、見事に全部ハズレだった。
「こんなことで人生が変わってしまうのかなあ」と、やりきれなかった。
しかも、本物の絵を見せられるならまだしも、なんでタイトルだけ見て答えなければならないの? 一体この出題になんの意味があるの? そもそもこれって、「日本史」とどう関係あるの?
考えれば考えるほど腹立たしく、最後は「こんなクソ問題を出す大学なんか、誰が入ってやるもんか」と息巻いたのを覚えている。

日本史の教科書に載っている美術作品は、たいていは小さなモノクロ写真で紹介されている。その小さなモノクロ写真を見ただけで、とりあえずはタイトルを暗記する。試験で点数を取るために。
試験が終わった後は、一生、本物の、あるいはせめて大きなカラー写真で、その作品をじっくり鑑賞することさえない受験生がほとんどだろう。
その作品が好きか嫌いかとか、作者がどんな人生を歩んだか、なんてことは関係ない。
尾形光琳がどんな作品を遺したのか、タイトルだけを丸暗記すれば、入試で点を取れる。それでおしまい。

Q1:なぜ尾形光琳の作品名を暗記しなければならないの?
A1:試験に出るからである。

Q2:なぜ尾形光琳の作品名は試験に出るの?
A2:歴史的に有名な美術家とされているからである。

Q3:なぜ尾形光琳は歴史的に有名な美術家なの?
A3:飛び抜けてすばらしい作品を遺したからである。

Q4:なぜ尾形光琳の作品は飛び抜けてすばらしいといえるの?
A4:そう評価する者がいたからである。

Q5:誰がそう評価したの?

……う~む~。さて、誰なんでしょう。
もちろん一人ではないはずで、多くの人間が評価したからこそ歴史の教科書に載ったのだろう。
でも、多くの人間って、具体的に誰? いつ、どんな形で評価したの?
さらにはその評価をふまえて、教科書に載せようと決めた人もいるわけで、その結果、僕は大学入試に危うく失敗するところだったわけだ。

ユーミンやガロが在学していたから多摩美術大学に行こうと思った、という話も書いた。
ユーミンはあの頃まだ荒井由実という名前で、僕が初めて彼女の弾き語りをラジオで聴いたときは、まだレコードデビューの前だった。
ユーミンは今も活躍しているけれど、彼女のデビューアルバム(予定より何か月か遅れ、しかもそれほど売れなかった)に収められた曲などは、30年も前に世に出ているわけで、その頃生まれていなかった今の十代、二十代の人たちにとっては一種のクラシック音楽かもしれない。

どんなにすばらしい作品を作っても、人に知られなければ存在していないのと同じ。
人に知られることに成功しても、百年も経てば世の中の評価はどうなっているか分からない。
尾形光琳が生きていた時代、一般庶民は彼の作品の存在を知らなかった。庶民にとって、光琳は存在していないも同然だった。
光琳も、自分の死後、自分の名前が歴史の教科書に載るなんて思ってもいなかった。

百年後に人類が今のような文化・文明を享受できているかどうか怪しいが、もしもまだ音楽を楽しみ、子供たちが歴史教科書で勉強させられる時代が続いていたら、歴史的名曲として『およげ!たいやきくん』が教科書に載っているかもしれない。
なにせ、空前の数の人がレコードを買って、歴史に残る記録を打ち立てた「名曲」なのであるから。
で、百年後の受験生は、試験で点数を取るために、この歌の作曲者を暗記する。
(知ってますか? 佐瀬寿一氏です。畑中葉子が歌った『後ろから前から』なんかも作曲してますね)

尾形光琳 ── 紅白梅図屏風
佐瀬寿一 ── およげ!たいやきくん

正解!
……歴史の勉強というのはそういうことなのだろうか?

そもそも教科書に載っている歴史って、どこまで本当のことなのだろうか?
例えば、「大化の改新」って、本当にあったの?
「改新」って言われると、なんかいいことなのかな~と思いがちだけど、どうなの?
中大兄皇子というと、なんとなくハンカチ王子みたいな「いいもん」のイメージだけど、蘇我蝦夷なんて、字からしてガマガエル顔の悪者って感じで、ほんまかいな、と思う。
ほんとに当時そういう名前だったの? 後からつけたんじゃないの? どう考えても。

安政の「大獄」って言われると、こりゃ悪いやつが悪いことしたんだなと思うしかないが、明治「維新」と言われると、そうしなくちゃいけなかったんだ、と思わされる。
「平定」とか「東征」とか、日本史の教科書には気になる言葉がいっぱいある。
ロッキード「疑獄」がなければ、後の世では「角栄の改新」となっていたかもしれない。

暗記させるだけで、分析する能力をつけさせない歴史教育なんて、やめちまえ~い!

30年以上経っても、尾形光琳──紅白梅図屏風 に対する恨みはまだくすぶっている。
情報を鵜呑みにしないという今の僕の性格には、大学受験のときの日本史トラウマが、かなり影響しているのかもしれない。
2006年11月執筆 AICのコラムより)





 

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「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

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