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のぼみ~日記2016

2016/06/12の9

西行戻り石



さて、まだ日は高いし、もう少し日光門前をブラブラしてみることにした。
再び日光駅方面に歩いてみる。

駅前のプチホテル。B&B専門みたいだ。こんなところに泊まって、ゆっくり時間をかけて散策してみるのもいいかもね



さっき歩いた道をまた行ったり来たり



三島屋さんの前をまた通過。3回目



地図に稲荷神社があるので、裏通りに入ってみる。ここは「ド」じゃなくて「ドゥー」だそうだ



稲荷神社。あ~、狐はちょっと残念なやつだなあ。手前に見えているのが「西行戻り石」




この巨石には面白い逸話がある。
平安末期の1180年、西行法師(1118-1190)が奥州平泉の藤原氏を訪ねたおり、この地にも立ち寄った。
ちょうどこの石の上に、籠を背負って鎌を持った少年が座っていたので「どこへ行くのか」と訊ねたところ、少年は「冬萌(ほ)きて夏枯れ草を刈りに行く」と五七調で答えた。
西行はびっくりして、この先にはどんな詩の名人がいるか分からないと思い、この場所から黒髪山(男体山)を遙拝して引き返した……。

西行ってずいぶんなビビリではないかと思うような逸話だが、実はこの「訪問した土地の少年にやり込められて恥ずかしくなって引き返した」という逸話はここだけでなく、湘南江ノ島の「西行戻り松」、松島「西行戻しの松」、秩父寄居町「西行戻り橋」、甲駿街道「西行峠」にも残っているのだそうだ。なぜだろう?

稲荷神社社殿には、西行戻り石の伝承解説をしたプリントと「稲荷町史跡あんない」というプリントが置かれていて、自由に持っていけるようになっていた。こういう心配りは嬉しい。
そのプリントにはこんなことも書いてある。
西行が日光に立ち寄ったのは文治2~3(1186~1187)年の頃(西行69歳から70歳)である。当時の日光三は、那須派の禅雲と常陸派の隆宣が座主争いをして荒廃しており、日光三の中興の祖といわれた日光三第二十四世座主・辨覚が社堂塔の復興中であった。

そんな時代もあったのだねえ。


日光クリック  稲荷神社
日光市稲荷町1379


虚空蔵尊


ここまで来たら、『日光のはじめ狛犬たち』でも紹介した虚空蔵尊の狛犬に挨拶していかなくちゃ……と、さらに歩いて行ってみると……



なんと、境内を大規模工事中だった



これでは風情も何もないねえ。早く落ち着くといいのだが



ここの大きいほうは文政年間の宝珠型



一眼は車の中に置いてきたので、いい写真は撮れない。どっちみち背景がまずいしね



ここの宝珠型はちゃんと阿像に宝珠、吽像に角で「正しい」宝珠型だ



文政10(1827)年



正徳太子堂の前にいるはじめちゃんもなかなかいい狛犬



年代は不明






 

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「福島問題」の本質とは何か?


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