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のぼみ~日記2016

2016/10/09

40年前のノートと40年前の曲



かわず庵の草刈りをしていたらいたアマガエル。寒くなって動けないのかじっとしていた。冬眠に備えて腹一杯食った後かな。パンパンだ

日常を取り戻したいシリーズその2。
『星空街道』で頭の中に「昭和」が渦巻いてなかなか消えない。バランスを取るために、クリアなメロディをサッパリ味付けで聴いてみたくなり、40年前にミュージカル『黄金バット』(東京キッドブラザース)のために作った曲のひとつ『ビッコの木馬』というのをピアノソロで仕上げられないかと思いついた。
ビッコって……歌詞がまず放送禁止のような気がする。「壊れた木馬」でいいのだが、作詞した東由多加さんはとっくに亡くなっている。
そもそもこの曲、採用されなかったので、今となっては僕が作ったメロディだけがある。

で、コードを確認するために古いノートを探しだした。
この赤い表紙のノートは大学2年から3年くらいにかけて使っていたものだが、不思議と今までなくならずに残っている。
久末(親の家)⇒鷺沼(結婚して最初のアパート)⇒宮崎台(2つめのアパート)⇒百合丘(初めて買った長屋)⇒川内村⇒日光 ……と、引っ越しを繰り返してもなぜか紛失せず、仕事場の本棚にある。

開いてみると、20歳の頃に書いた恥ずかしい詩やら恋文もどきやら檄文?やらに混じって、Engagé解散コンサートの進行表や授業のノートまで……。

これがその「40年前の」ノート



1976年6月のEngagé解散コンサートの進行表と曲のコード



『黄金バット』に作曲で参加したのは4年生のときだと思っていたのだが、解散コンサートにすでにやっていたということは2年生か3年生のときだな。とにかく1976年であることは確か



ノートの後ろのほうには授業で取った?メモもあった。なんでもかんでも書いていたノートなのか……


……で、『ビッコの木馬』のコードは分かった。途中、ちょっと納得できないコードもあったりして少し悩みながら修整。でも、まだしっくりこない。

EZ KEYというソフトを使ってなんとか聴けるレベルにならないか……と作ってみたのが↓これ

EZ Key というソフトだけを使って、仕上げはLogicで


2016/10/10



で、翌日、今度はEWIでチェロバージョンを作ってみた。
助手さんはどうしてもチェロには聞こえないという。まあ、いいんだ。チェロに聞こえるかどうかが問題じゃない。気持ちいいかどうか。
でも、人間の感覚は不思議なもので、耳に馴染んだ音色と少し違うものを聴くと、その音色に気が行ってしまい、音楽として自然に聴けなくなる、ということもあるようだ。


曲として残したい、というのが目的なので、10年後、20年後に誰かが弾いてくれたらいいな



本当は新しい歌詞をつけて歌ってみるのがいちばんいいのかもしれないのだが、『黄金バット』に書いた曲はすべて詞が先だったから、その詞に引き出されたメロディなんだよね。
それに全然違う詞を被せるのもなんだかいけないことのような気がして……。

ちなみにオリジナルの詞はこうだった↓

ビッコの木馬   詞・東由多加

夜の十字路で 誰が捨てたか
ビッコの木馬飛び乗れば 時を駆け巡れると
思っていたのは 子供の頃
メリーゴーラウンドも色褪せて 首うなだれているビッコの木馬
だからみんなでサークルゲーム 手をつないでくるくる回れば
あの日の夢は戻らなくても
今この時は ぼくたちのもの


東さんは、これでもかというほどナイーブな感性の持ち主だったのかな。
『黄金バット』も、裏とかオチとかなんにもないストーリーだった気がする。
今も生きていたら、どんな気持ちで世の中を見ていただろうか。

そういえば、加藤和彦さんも、ずいぶん前に「世の中が音楽を必要としなくなり、もう創作の意欲もなくなった。死にたいというより、消えてしまいたい」というようなことを書き残して自殺したのだった。










 

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
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