二階のベランダ(正確には
ルーフバルコニー……らしい)に置いてあるベンチが相当黒ずんできていて、インウッド(アメリカ製の浸透型木部塗料)が残っているうちに重ね塗りしたほうがいいなあ……と思いつつ、親父の介護問題などが起きてそのままになっていた。
日常を取り戻すシリーズの一環として、寒い曇り空の下、決行。
残っていたはずのインウッドの缶がなかなか見つからずに苦労した。こんなに小さな缶だったか……。
インウッドはタヌパック阿武隈の外壁を塗るときにいろいろ調べて、
キシラデコール(ドイツ製)よりも安く、一度塗りでもOKというので買ってみたのだった。

明るい色にすると、塗った直後は派手派手になり、その後はくすみが目立つようになる。塗らないとどうなるのか、キシラデコールと比較してどうなのかは、やってみてないので分からない。
日本ではこの手の浸透性木部塗料というのはあまり作っていないようだ。DIY店で売られている木部塗料は、経年劣化すると表面がひび割れて剥がれたりするのが多い。インウッドやキシラデコールは基本的に「油」で、木部の中に染み込んでいくタイプだから、「剥がれる」ということはない。ただ、表面に膜ができるわけではないので、汚れる。
このタイプの国産塗料がなくて、塗装屋さんもキシラデを使う。国の重要文化財の木造建築の補修などにもキシラデコールが使われているという。木の国ニッポンは消えたのかな。田舎でも外壁はサイディングだらけで、木の外壁で新築する家なんて滅多にない。趣味性の高いログハウスのみ。しかし、ログハウスは日本の風土に合っているかというと、それまた疑問だしなあ。
ウッドデッキやテラスまでが、今は木を模したプラスチックや金属だったりするから、ますます浸透型木部塗料の出番はなくなるのだろう。


レオの秋化粧

このところ、レオは絶好調だが、毎回散歩に出た途端にこの顔になる

なんか文句あっか?

一晩経ったベンチ(再塗装済み)

あんまり見栄えは変わらないけれど、雨を弾く力は復活したはず

バルコニーの隣の木(ナラ?)にもドングリがついた。秋……を味わう間もなく、すぐに冬だなあ

バルコニーから屋根をしみじみ見る。お金かかったけれど、重ね葺き工事はしてよかった。夏の断熱もグンとよくなった感じ

ということは、冬の断熱、保温性能UPも期待できるかな? へたったコロニアル(スレート瓦)葺き屋根を塗るくらいなら、裏がスポンジのガルバ鋼板を重ね葺きする工事をお勧め。少し高くついても、結果よしで満足するはず

あ~、ついにオリオン座が出てしまった。これから長い長い冬だ……。寒い……。
ももちゃんのお世話になる季節が始まる