2016/11/16
前回は68年前、次回は18年後というスーパームーン
昨日は満月で、月が地球に最接近しているこの時期の満月ということで「ウルトラスーパームーン」なんだそうだが、小雨が降る天候で月は見られず。
ただ、雨が降っているのに、空がやたら明るかった。
今夜も月齢は15.4くらいでほぼ満月だから、しっかり見よう。なにせ、この大きさで見えるのは68年ぶり、ってことは、前回は生まれてない。次は18年後、ってことは、生きていれば80歳目前。
月の出は5時半くらいらしいから、山の上に登ってくるのはもう少し後だろうと、夕方ちょっと寝て、起きて「あ、月だった」と思い出して、カメラを3台持って外に出た。
東の空が明るいが、雲が出ている。開けている場所まで涼風号MarkIIに乗って下りてみると……見えない。
しばらく待ってみるが、雲が厚い。こんなことならもっと厚着してくればよかった。
帰ろうと思って自転車にまたがり、もう一度空を見たら、なんとなく見えてきたような……↑
そこでまたパシャパシャと何枚か撮ってみたが、違うよなあ。
仕方なく一旦家に戻った。
外はまっ暗なのでカメラの操作ボタンが見えない。Stylus1はまだいいのだが、α6000とK-rの操作が暗がりの中だと全然うまくいかない。特にK-rはひどいな。
家の中でマニュアルを読み返し、もう一度外に出る。月はだいぶ上がってきて、今度は玄関前から見える。でもまだぼんやり。
まだ雲があるなあ。あと、明るすぎてきれいに撮れない
マニュアル撮影モードで、K-r+ズボラズームで撮ってみたが、これじゃあ普通の写真だわねえ
どうしたら大きさや雰囲気が分かる写真になるのか……露出と構図が難しい。これはStylus1で
こんな感じかなあ。これはα6000+50mmで。電線が邪魔だなあ
これでどうだ?
寝る前にもう一度、今度はバルコニーからXZ-10でサクッと……。異様な明るさ。オリオン座が見えなくなるほど明るい
バルコニーに映る月明かりの影
和室の障子が外からの月明かりでぼ~っと白く浮かんで見える
月の写真は難しい。天体写真みたいなのは、いいカメラとレンズと三脚があれば誰でも撮れる。でも、満月に照らされた外の風景とか、そういうのは写真にはなかなか記録できない。しっかり肉眼で見て、脳に焼き付けておくのがいちばんいいんだろうけど、忘れちゃうよな。
玄関前で撮っていたら、さいもんパパの運転する車でさいもんくんが戻ってきた。
さいもんパパ、「月を撮っているんですか?」と苦笑。
「うまく撮れないんですよねえ」
「まあ、いいんじゃないですか。写真を撮ったという想い出になれば」
なるほど、うまいこと言うなあ。
次回は18年後。生きていれば80目前。生きている自信はないが、もし生きていて、まだ頭もまともなら「前回は家の前で写真撮ったっけなあ」って思い出すことができるかもしれない。
そのために今こうして写真を撮っているのだと思えば、なんだか小さな幸せを感じることができる。
月を見る余裕がない人はいっぱいいるだろうから、今の自分はなんと幸せなのか……と。そういうことだね。
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『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
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