
こんな感じの店構え。今まで何十回となく前を通り過ぎているのに、気づかなかったとは……

店内は4人掛けテーブルが4つと4人座卓が9個。宴会もできる広さ。メニューはこんな感じ

WEB情報では、店のお勧めは「ミックス」だというのだが、ソフトクリームみたいな品名だな。「合い盛り」ってなぜしなかったのだろうか、不思議だ。他にも、天ざるとざる蕎麦の価格差が50円しかないというのも不思議だし、メニューの表と裏の書き分けも不思議。よく見ると、片方は蕎麦で片方はうどん? 値段が同じなら「○○蕎麦(うどん)」という表記でいいようなものだが……

すぐに出てきた「ミックス」。やっぱり「合い盛り」って言ってほしいなあ……

「うどんが少なめだったのでその分、蕎麦を多くしておきました」と言われた。そう?

付け合わせの芋天と掻き揚げは作り置きだったのが残念

味噌汁のようなごま味噌たれはうどん用だろう。なかなか面白い味。うどん店というだけあって、うどんはいかにも手打ちでいい感じ
常連さんの客がほとんどみたいだ。
僕らの後に、おじさんが2人別々に入ってきたのだが、2人とも「いつもの」と注文していた。
受けたおかみさんは厨房に向かって「いつもの」と繰り返すのだが、厨房の人は客の顔を確認しての「いつもの」なのだろうか? 不思議だ。
で、1人目の「いつもの」さんは、どんなのが出てくるのかと思ったら普通に蕎麦だけ。え? もりそばってことか……なんだ……。
ところがササッと平らげて帰り際、千円札をぽいと出してそのままお釣りももらわずに店を出て行った。お店の人も普通にしている。
2人目の「いつもの」さんには、合い盛りとカボチャの煮付けとマカロニサラダで、つゆは鴨汁のような温かいつゆだった。まあ、これがスペシャルメニューなのは分かる。でも、1人目の「ただの蕎麦」が「いつもの」で1000円というのはどういうこと?
帰り際に訊いてみたら、「普通の大盛りよりは多くて、でも、二人前よりは少ない、1000円分の大盛り」なんだとか。へえ~。
おそらく2人目の「いつもの」さんは、合い盛りでつゆは温かいやつで、天麩羅はいらない、という注文なんだろう。
お袋の味というか、常連さんで賑わううどん店。うどん店といいながら、
日光手打ち蕎麦の会にも入っている。だから蕎麦も悪くない。面白い店だ。
今市IC付近では、焼きうどんの毘沙門、ステーキ、ハンバーグのパロット、どちらも人気店でなかなか入れないので、ごはん処大丸に加えてこのねもとうどん店も選択肢に入ったかな。
次回は「きのこみぞれを冷たい合い盛りで」ってリクエストしてみようかしら。