望遠で動画を撮るのは難しい。どうしても手ぶれするので、きれいに撮るには三脚に固定しないといけない。涼風号MarkIIの前籠には三脚が入れてあるのだが、キジを見つけて、しっかり動画を撮ろうと三脚を立てている間にいなくなってしまう。
相手が移動するから完全に固定というわけにもいかないし、何かいい方法はないのだろうか。
一脚とかは有効なのかな。あとはソフトでブレを自動的に補整するとかは可能なのかしら? そういうのありそうだけど、高いんだろうな。
大きな水たまりがある場所があって、そこにアカガエルが産卵していないかと立ち寄ってみた。すると、また別のキジがいたので撮っていると……なにか別のものが視界を横切った。
え?

最初はワラビーか何かのように見えた。後肢がものすごく発達しているので。すぐにノウサギだと分かったが、こんなところにいるのか?
ペットのウサギが逃げて……というのではない。紛れもなくノウサギ。
いるんだねえ。びっくりポンや。
で、咄嗟のことだったので首から下げていたStylus1で動画を撮ったのだが、なんと録画ボタンが押せていなかった。
その後、再び遠くに現れたのを超望遠で撮ったのが↑この動画。
しかし、またとないチャンスだったのに録画ボタンが押せていなかったとは……

なんとか撮れていたのがこれ↓
それにしても、通学路のすぐ脇で、キジの夫婦やノウサギがのんびりしているなんて……。こういう環境が今はもうほとんどない。こうした場所がことごとくソーラーパネルでつぶされていく。例幣使街道のすぐ脇にも大きなソーラーが設置され、日光杉並木の景観が台なしになっていると同時に、キジやノウサギ、キツネ、タヌキ……たちの残りわずかな居場所が奪われている。