横根高原の尾根沿いの道を通って古峯神社方向へ行くと、レジャー施設?への入り口分岐にぶつかる。どんなところなのかちょこっと覗いてみたが……ほとんど閉鎖されているような感じで、誰もいなかった。牧場が併設されていたらしいのだが……。

牧場(跡?)を抜けていくとロッジのようなところに出る。でも、誰もいなかった

この先に井戸湿原や山頂へのコースが延びているらしいが、今日はここで引き返す
古峯神社

古峯神社まで下りてきた。せっかくなので狛犬にご挨拶していく


入り口の狛犬


これはかなり猛々しい造り。戦前の狛犬に多かった


彫りは深いのだが直線的で優美さがない

♂だけでなく、♀にもシンボルをこれだけくっきり刻んでいる


で、古峯神社の狛犬といえばなんといってもこれ! 江戸時代の銘品


寛政11年(1799)、江戸下谷坂本一丁目棟梁長八、江戸浅草田原町石工新助 弟子熊吉 という銘が残っている。江戸で作られているだけあって、ちゃんと宝珠の位置が阿像側にある「正しい宝珠型」。栃木県内の宝珠型はほとんどが宝珠を吽像側につけている「間違い宝珠型」なので、これは宝珠型のお手本になるべき存在


尾のデザインといい、巻き毛の厚みといい、すばらしい風格




不思議と東北の人たちがたくさん奉納している。修験関連の講がいくつもあるらしい