
2017/11/21
中国製アクションカメラをドライブレコーダーとしてつけた

中国から届いた12V⇒5V USBに変換するアダプター。送料込みで361円!
以前に購入した中国製アクションカメラ、2回ほど池の中に沈めてメダカやヤゴを撮っただけでしまいこんでいた。こんなんじゃもったいないなと思い、X-90にドライブレコーダーとして取り付けることにした。
洋服の胸ポケット、自転車のハンドル、車のダッシュボード、ヘルメット……と、いろんな場所に取り付けるためのパーツが最初から付属しているので、取り付けは簡単だったのだが、外部電源がUSB端子なので、12Vから5Vに変換してUSBケーブルにする「USB電源コンバータ」なるものが必要。
アマゾンでチェックしたら、送料込み361円で出ていたので注文。
中国からチャイナポスト便で届くのに10日くらいかかったが、急いでないので問題なし。
それにしても送料込み、税込で361円。どこで儲けが出るのか不思議でしょうがない。

余っているシガーライター用プラグを半田づけして、電源もOK

カメラの設定メニューに「ドライビングモード」というのがあり、外部電源が入ると自動的に動画撮影開始、電源が切れるとカメラの電源もoffになる。問題なく作動した
それにしても、中国から直接送られてくる製品の価格設定は理解を超えている。中国国内と日本国内の2つの郵便会社を経て届く商品なのに、中には送料込み・税込98円なんてものがある。どうやって成立するの? このビジネス。
今年アマゾンで購入した、その手の製品を振り返ってみた。
値段はすべて税込・送料込み。中には買った当時より今のほうがさらに安くなっているものさえあった。





掛け時計ムーブメント 327円。修理用に買ったのだが、そのままでも使えると分かった。



スピーカーの保護グリル 795円。先日作ったチボリオーディオのスピーカーにのぼるくんがすりすりするので、保護のために。他のものに比べると、795円でさえ「高いな~」と感じてしまう。感覚が狂っているな。


今回購入した12Vを5VのUSB電源に変換するコンバータ 361円


傘の修理金具
161円。これは「合わせ買い商品」なので、ちょっと例外だが……。


自転車の修理用スタンド
648円。これがないとタイヤ交換とかが大変。


アルコール
282円。汚れ落とし用に購入。消毒用は高いので。500mlでこの値段は安い。


ゴム塗料
198円(今は98円!)。これは驚愕だった。X-90の屋根塗装に使ったが、問題なし。


カーナビ用のサンバイザー
189円。ほとんど送料のみで、商品価格は10円とかじゃないのか。


ワイヤレスマウス
810円。それまで使っていたワイヤレスマウスがあまりにもすぐ電池が消耗するし、電波が途切れやすいので買い換えたら、大正解。エレコム製品だからそれなりにブランド?ものだけど、もちろん中国製。


いわゆる「自撮り棒」
100円(今は195円)。すごくしっかりした製品だった。高いところに鎮座している狛犬やモリアオガエルの卵などを撮るときに使えるだけでなく、水中カメラのアームとしても活用した。


カメラ用雲台
157円(今は128円)


犬猫ウサギなどペットの爪切り
180円(今は101円)。これも問題なく使えている。
日本郵便の料金表を見たら、中国へ50gの小型包装物を送る料金は120円だった。
これが100gとなると、船便(1か月くらい)で130円。エコノミー航空(SAL)便(2週間前後)で160円。
国内の定形外郵便物の料金が、規格内の大きさだと50g以内が120円、100g以内が140円なので、ほとんど変わらないことになる。チャイナポストの料金ってどれだけ安いのかと驚くと同時に、包装して発送してという手間やら梱包材のコストなんかを考えると、やはりどうしても信じられない価格設定。
98円だの128円だのという価格はどうやって実現しているのか、本当に不思議。
特に塗料は翌日にクロネコで届いたから、日本国内からの発送だし……。
で、改めて感じるのは、今や中国なしには世界の商品経済は成立しないということ。
iPhoneも中国で作られているわけだし、先日購入したチボリオーディオのブランド名が入ったスピーカーユニットも中国工場から流出したものだという。
単純に「中国製品は粗悪だ」という時代は終わっている。高級ブランド製品も中国工場で作られている。
粗悪なのは中国製だからではなく、「粗悪な製品を作る工場で作られた」から。粗悪な製品を作る工場は中国だけでなく、全世界にあるわけで、今は日本の工場だから安心だという神話も完全に崩れ去っている。
劣悪な労働環境で作られている製品が非常に優秀だったり、その逆もありえる。
iPhone X 256GB SIMフリーの日本での販売価格は15万円前後。貧乏人にはおいそれと買えない。でも、それを作っているのは中国工場で、
そこで働いている人たちが製品の価格と釣り合う賃金を得ているというわけでもない。
逆にいえば、すぐに壊れてしまう粗悪品を製造している工場で働いている人たちの賃金や労働環境がブランド品を製造する工場で働く人たちよりずっと低いというわけでもないだろう。
そう考えると、商品の価格がまともかどうかを考える判断基準というものが、とても難しくなっている。
劣悪な労働環境で働かされている人たちのことを考えると、安物は買わない、という人もいるが、高価な商品を作っている人たちがちゃんとした賃金や労働環境を得ているとは限らないのだ。
とりあえず言えることは、購入する側としては、こんな価格で、しっかり使えるものが、家に居ながらにしてパソコンの画面をポチするだけで手に入る(家に届く)のは助かる、ということだけだ。すごい時代だ。
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