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のぼみ~日記2018


2018/01/24

彫刻屋台図鑑02が完成




去年からずっと滞っていた「彫刻屋台図鑑02」の編集がようやく終了した。石那田(6台)、徳次郎(6台)、今市(6台)の彫刻屋台の他、東下ヶ橋、古田町、仁良塚、下田原町(上組)、白沢(上組)の屋台と天棚を収録。
徳次郎は3年に1度、石那田は4年に1度しか出てこないから、一度撮影機会を逃すと次はいつになるか分からない。雨で中止になることもあるし、付け祭が開催されても、屋台を組み立てた途端に大量の提灯をぶら下げてしまうので、肝心の彫刻が見えない。
今回、石那田は大雨の中、シートをすっぽり被せられた屋台の中に潜り込んで撮ったりしたので、非常にきつかった。屋台の顔である鬼板が全然見えないものが多かった。
それでも、地元の人でさえしっかり見たことはないであろう貴重な彫刻群をカラーでたっぷり収録した。こうした資料は今までなかったと思う。

死ぬ前になんとか02は完成させておきたいと思ったのだが、オンデマンド(注文を受けた分だけ印刷・製本する)なので、注文者がいなければ発行部数もゼロのままだ。テキスト中心の本なら電子書籍化も可能だが、全ページ大きなカラー写真で埋め尽くされている写真集だから、電子書籍化は難しい。

彫刻屋台図鑑01『鹿沼の彫刻屋台』は、たまに注文が来るが、地元の鹿沼市の人はほとんどいない。僕の記憶ではゼロに近い。ほとんどが県外の人だ。
おそらく今回の02は、さらに注文は少なく、あったとしてもやはり県外の人たちからだろう。
本来なら地元の町内会などには謹呈したいところだが、1冊作るのに軽く1000円以上かかるのでその余裕もない。……そう考えると、「人生死んだ後が勝負」にさえなりえない(後世に残らない)かもしれず、徒労感がある。
ともかく、今回は相当疲れた。03はおそらく出ないだろう。

もし気力が回復して次をやるとすれば、彫刻師別の作品集かなあ。
01と02を合わせると50台、写真枚数は万の単位だ。膨大な写真を見ていると、同じ作風のものを繰り返し見ることになる。今までは地区別(所有している町内別)に見てきたが、彫刻師別に見ていくと、作風が分かって面白いかもしれない。ただ、作者が不詳のものがいっぱいあるからなあ。
やるとしても、本にはしないかな。

『彫刻屋台図鑑02 宇都宮・今市の彫刻屋台と天棚』

B6判・132ページ フルカラー オンデマンド 1480円(税別) 送料220円
ご案内ページは⇒こちら

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