昨年夏、外出から戻ったらブレーカーが落ちていたことがあった。
留守中なので、過電流が流れることはない。停電ならブレーカーは落ちない。漏電か? とあちこち調べたが、その兆候はない。
思い浮かんだのは近所に続々と設置されているソーラーパネルのことだった。
急に日が照って発電を始め、急激な逆潮流にパワーコンディショナーが追いつかず、このあたりの電力系統が乱れた結果なのかな……と。
漫画で説明してくれているありがたい人がいらっしゃるので転載。
(
あのちゃんディストピアなう 「太陽光発電の嘘 その7 隣の電気を作ってあげてます」より)
簡単に言えば、近所に太陽光発電設備が増えると、電気系統に流れ込む電力が急変して不安定になる可能性がある、ということ。
再エネ賦課金を取られているだけでも許せないのに、使っている電気を不安定にされるのではたまらない。
もっとたまらないのは、この不条理を理解していないだけでなく、未だにCO2温暖化を防ぐため、原発を廃絶するために太陽光発電や風力発電をじゃんじゃん増やしていかなければいけない、そのためにはお金がかかるのは仕方がない、などと信じ込んでいる人たちがいっぱいいるらしいことだ。
なぜそうなるのか? 分かりやすく説明しているページがあるので引用させてもらう。
官僚と原発=再エネメーカー、御用学者(原発、再エネ)と、環境NPOは、もちろん問題はわかっていて政策決定する。
↓↓↓↓↓↓ 膨大な税金
新聞記者、広告代理店、環境NPO
↓↓↓↓↓↓・・・内容が骨抜きにされて記事化、広告では再エネがイメージ化され、違うストーリーなどが盛り込まれる
新聞記事、新聞全面広告、環境NPOメーリングリスト、自治体広報、生協のチラシ、政党機関紙でいっせいに拡散
↓↓↓↓↓↓
市民が騙される
記事には「系統安定化」の文字はなく、クズ電力の予測不能・制御不能という本質的な問題は一切書かれていない記事ばかり。
(ブログ「風の谷」 再エネは原発体制を補完する新利権構造 市民に送配電の基礎知識がなければ騙される(2)「系統安定化」という言葉はタブー?電気は品質が命 より)
再エネ促進の大号令の下に日本中の山を削り、森を伐採して巨大風車やメガソーラーを作っていくさまには、明治の廃仏毀釈に通じる狂気を感じる。
現在は国宝に指定されている興福寺の五重塔は、明治の廃仏毀釈の法難に遭い、25円で売りに出され、薪にされようとしていた。
大寺として広壮な伽藍を誇っていたと伝えられる内山永久寺に至っては破壊しつくされ、その痕跡すら残っていない。
安徳天皇陵と平家を祀る塚を境内に持ち、「耳なし芳一」の舞台としても知られる阿弥陀寺も廃され、赤間神宮となり現在に至る。(Wikiより)
50年後、100年後にこの国がまだまともな状態で残っていたら、日本史の教科書には「再エネ促進による国土破壊と生活の困窮」というような説明が、廃仏毀釈と同じように説明されているかもしれない。