初めてのウクレレが届いてまだ3日も経っていないのに、テナーウクレレもほしくなり、そのうち考えようと思いつつ、Amazonを見ていたら、なんかいい感じのがあって、「今から1時間以内にご注文いただければ明日中にお届けできます」という案内にのせられて?思わずポチしてしまった。
少し買い物感覚が麻痺してきているかもしれない。今度のは8100円もするのだから。
テナーウクレレに関しては、最初のコンサートウクレレに決める前、ヤフオクでいくつか入札しては流れていた。
Cordoba の23Tは11500円で落札された。11100円まで頑張ってみたのだが、アリババでKmiseのコンサートウクレレを注文した後だったので、半ば、流れたほうがいいと思っていた。
Amazonや楽天を見てみると、新品は3万円ちょっとくらいで売られているから、程度のいい中古が1万円ちょっとなら安いのかもしれないが、送料を考えるとそんなに安いともいえないかもしれない。
Cordobaのテナーウクレレ↑ クリックするとAmazonのページへ
Kmiseのスプルース単板の表板、ローズウッド合板の横裏という変わったテナーウクレレ(ピックアップ付き)は8,650円で落札された。これも見送った。
KwaveのRock Uke KW-ⅦHSというモデルは13500円まで上がった。これは若干ゲテモノだし、見ているだけだった。
KALAのKA-K8Eという8弦テナーウクレレは4本だけ張って普通に使おうかと思って見ていたら、15000円まで上がった。
……この頃の感覚からすると、8100円のウクレレを即ポチしてしまったのはだいぶ気持ちが変化していた(麻痺していた)のだろう。
AmazonではS.Yairiのテナーが1万円ちょっとで出ていて、写真で見る限りシックで高級感漂うのだが(↓)、
S.Yairiのテナーウクレレ↑ Ariaと同じものであることは歴然
TOP:Koa Plywood
SIDE:Koa Plywood
BACK:Koa Plywood
NECK:Okume
となっている。このKoa Plywoodというのはハワイアンコア材のことではなく、アカシア合板のことだというのは前回の日記で説明した通り。それならすでに持っているKmiseのコンサートと同じだからつまらないな、ということで、マホガニー単板のDonnerにしたのだった。
ピックアップはいらないが、ついていても邪魔にはならないだろう。ピックアップなしのモデルが1000円安く出ていれば迷わずそっちにしたところだが、見あたらなかったので、まあ、いいや……と。
テナーウクレレはミニギター的な感覚だろうから、音は分かりやすくでかいほうがいいんじゃないか……と。
それが翌日の午前中に届いた。Amazonは早いなあ。
ケース、替え弦、ストラップ、ピック、プリアンプ用のボタン電池などがついて8100円送料込み
我が家のレレレ3兄弟。左からちっころさんのお父上からいただいたYAMAHAのギタレレ(表板はスプルース合板)、本日届いたDonnerのテナーウクレレ(マホガニー単板)、先日届いたKmiseのコンサートウクレレ(アカシア合板)
コンサートとテナーのサイズはこのくらい違うが、音程は同じ
口輪は螺鈿象嵌。控えめで嫌みがない。弦はノーブランド(業者卸し用?)のフロロカーボン弦らしい
ヘッドのロゴも象嵌だった。Kmiseはケチってメタルシールだったから、きちんと象嵌にしているDonnerは偉いな。でも、ロゴデザインはダサダサ
ペグもちょっと高級感がある。シール部分がスケルトン
付属品というかオマケのストラップもお洒落。フロロカーボン弦の替え弦もついている。メーカーの姿勢が真面目だ
ただ、弦の巻き方が甘くてチューニングが合わなかった↑ので、外して輪っかを作り↓巻き直した
プリアンプはいらないけど、内蔵チューナーは便利だった。チューナー内蔵だと思えば邪魔にならない
動画も作ってしまった
8100円は高かったけれど、ちゃんとした楽器だし、そのくらいは仕方ないなあ。この値段でも、中国工場で働いている人たちや、日本の我が家まで運んできてくれる人たちのことを考えると申し訳なくなる。経済とはなんだろう……。スケールメリットでローコストを実現するという方法は、いつまで続けられるのだろうか。
そんなことも考えつつ、届いたばかりのテナーウクレレを弾いてみるのだった。
Donnerというメーカーには好感を持った。製品の作り方、売り方が真面目だと思う。
初心者がウクレレを買う場合、とにかく安ければいいというレベルのほんのちょっと上のレベル、デザインや材質にも少しだけ気を配って、長く愛せる楽器を手に入れたいと思ったら、このへんの価格帯のウクレレはいい選択だと思う。