先日の麻フェス2018で唯一買ってみたのが鹿沼組子の組み立てキット。完成品は1000円均一から売られていたのだが、どうせなら自分で組み立てたほうが面白そうだと思い、1500円のキットを(散財かな~と思いつつも)買ってしまったのだった。
何で麻フェスに鹿沼組子? と思うが、代表的な紋様が「麻の葉模様」ということで、麻つながり?
鹿沼組子を紹介しているWEBページはたくさんあるが、
例えば⇒これなどは分かりやすい。
本日、組み立ててみた。
組み立ては10分ほどだろうか。切り刻んだパーツを組み込んでいくだけだから何の道具もいらない。しかし、その行程で、各パーツがどれだけすごい精度でカットされているかが分かって、凄みさえ感じた。
完成したものを触ってみても、寸分の狂いもない、隙間もないことに驚かされる。組み立ててからカンナやヤスリで削って調整するというのではない。パーツを作る段階で、完成時の精度が約束されているのだ。
やっぱり完成品を買わず、こっちにしてよかった。

パーツは一見して頼りない感じだが……この斜めの切り込みがすごい。ほんの少しでも角度が狂えばピシッとはめ込めない


↑写真がぶれてしまったが、これが最初の段階

このへんまではまあ普通かな、と思っていたが……

↑この小さな△が、なんの溝も切り込みもないのにピタッと枠にはまったあたりから↓、これはすごいなとゾクゾクし始めた


いよいよクライマックス。切り込みが入った細いパーツをちぎれないようにそっと折り曲げて枠に組み込む。緊張するわ~

↑完成! 歪みがまったくない。テーブルの上に置いても浮いたりしない。ピタ~っと接地面に吸い付くように安定する。裏返しても同じ。飽きずにいつまでも触っていられるくらい感動もの

隙間がまったくない。接着剤とか使わず、ここまでしっかり組み上がるのね。これをでっかくしていけば社寺建築になるのね


立ててみてもグラグラしないでちゃんと立つ。この端の切り口の角度が計算されているんだなあ
夕焼け空

今日の夕焼け

今夜の月