住宅地とつぶれたパチンコ屋に挟まれていて目立たない場所。
目に入ったのはこのへんてこな石像。
仁王像かとも思ったのだが……不動尊と読める↓。安政6(1859)年、石工・梅吉……かな?
お目当てはこちら。内陣にいるはじめ狛犬。
向かって左側。頭に何か乗っているような気もする……
分かりづらいが、歯が見えているから阿像なのだろうか、それとも歯を食いしばっていて吽像なのだろうか……
尾はこんな感じでシンプル。
向かって右側。こちらは角はなさそうだ。どちらも口が開いているんだかどうか分からないので、阿吽の区別を意識していたのかどうか……。阿吽は分かっていても表現できる腕がなかったのか。
頭は螺髪風で顔は人面風。越前狛犬などの影響はまったく感じられない。
胴体の下がくり抜かれていない、ごくごく初歩的なはじめちゃんだ。
木彫もかなり立派なもの。
狛犬の年代は分からないが、境内の燈籠には宝暦4?(1754)年と読めそうな年号があった。狛犬はもう少し古くてもよさそうだが、単に下手なだけかもしれない。
この狛犬の裏に年号でも刻まれていたらいいのだが……。まあ、見られただけでもよかった。秋葉子館長に感謝。
車に乗ろうとしたら、靴やズボンがこんなことに……模様だと思うか……。