家に戻ってからASDについていろいろ調べていたら、今まではアスペルガー症候群とされていたものを、今は他の自閉症関連の症状とまとめて、より包括的に定義しようとしているらしい、と理解した。
で、
アスペルガー症候群の解説を読んでいると、親父には完璧にあてはまるが、親父だけでなく、自分にもかなりあてはまるなあと気づいた。
特に子ども時代の自分。
大人になるにつれ、社会でもまれてだいぶ落ち着いてきた(普通に近づいた?)ものの、生まれつきこういう気質を持っていたんじゃないか、と。
- 人の中で浮いてしまうことが多い
- 無邪気に人に対して傷つけるようなことを言ったり、してしまう
- 物事に正直すぎる
- 話し方がとても回りくどい
- 「ちなみに」「ところで」「逆にいえば」「おそらくは」などの言葉を多用する
- 自分の関心があることを、相手の興味におかまいなしに一方的に話す
- 話が飛びやすい
- 自分の関心の赴くままに話題が変わっていく
- 話し相手の予備知識を考慮していない
- やたらと語呂合わせの駄洒落をいう
- 運動は苦手なのに楽器は上手だったり、読めないような字を書くのに絵は上手に描けるなど、独特の不器用さ器用さを示す(模倣能力の乏しさや、模倣するときの注目点が一般の子どもと異なる?)
- 感覚刺激(特に音)に対して敏感
- シャツのタグのあたるのが嫌でタグを取ってしまったり、きついズボンを嫌がってゆったりしたズボンをはきたがったりする
- 騒々しい環境が苦手
- 否定的な言動に対して敏感
- 大人を試すような行動をする
……このへんは全部あてはまるような気がする。
13や16は子供のときにはあったが、今はあまりない(少しでもきつい衣類が嫌い、というようなことはある)。しかし、その他は今の自分にもしっかりあてはまる。
まあ、そう気づいたから、今さらどうということでもないし、個性や気質になんらかの名称をあてはめて定義しようとするのも、一種の「大人の病理」かもしれない。
この歳になると、よほど人に迷惑をかけない限りは、どうでもいいと思う。若い人たちから見れば、年寄りであるというだけで「特殊な人」と思えるのだろうし。
ただ、自分が日々接する相手もどんどん高齢化していて、理不尽なキレかたをされたり、予想外の反応をしてきて面食らったりすることが増えてきた。
自分もそうなっていくのかもしれないと思いつつ、常に自戒し、人の気持ちをおもんばかる余裕を持つように、とは心がけているつもりなのだが、なかなか難しい。
とにかく、どんどん偏狭になることだけは避けたい。脳の萎縮は避けられないのだろうから、自分の変化を自分で把握する努力、対応する工夫が大切なんだろうな。
日々、自戒自戒。
自戒だ自戒だと言いきかせつつ終わる2018年。自戒は、じゃなくて次回は2019年だわね。
2018年の日記はこれにて終了。
おつきあいいただきありがとうございました。