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のぼみ~日記2019

2019/05/23

ストレスの向こう岸


5月23日未明の空

江戸末期から明治初期にかけての歴史を覗いていると、今も昔も人間はストレス漬けで日々暮らしていたんだな、と分かる。
ええじゃないか、とか、世直し一揆、とか、廃仏毀釈、とか……。
ただ、現代の日本に暮らしている我々と、江戸時代の庶民のストレスの種類はだいぶ違うだろう。

ネトウヨ、という言葉が浸透して久しいが、ネット社会でヘイトコメントをまき散らしたり、個人の人格攻撃をしている人たちは、若い世代よりも中高年のほうが多いという。
若い人たちは日々の生活費を稼ぐのでいっぱいいっぱいで、そんなに暇じゃないし、むしろおとなしくて従順すぎるのが問題だ、というのだ。
なるほどそうかもしれないな、と思う。言葉遣いやネット用語のせいで、若い人たちだと思い込んでしまうが、そういう言葉を使って自分をカムフラージュさせながら鬱憤をぶつけている中高年……。これは怖い図だなあ。
まあ、実際にはどういう比率なのかは分からないけどね。やはり若い人たちが多いんじゃないかとも思うし。

ここ数年、思いもかけなかった人から突然攻撃的に接せられたり、ストレスをぶつける対象にされたりする経験が急増した。1回2回ではない。驚くほど多い。
自分としては相当注意して、敬意を払って接してきたつもりなのに、え? なんで? ……というショック。
そういう場合、まずは自分の言動に非があったのだろうかと反省する。もちろん、こちらから攻撃したり揶揄したりは一切した覚えはないし、実際していないのだが、自分が日々暮らしているその姿が、その人にとっては「鬱陶しい」「苛立つ」「気に入らない」「調子にのっている」と感じられて、ストレス源になっているのだろう。……そう思うと、何も言えなくなる。
少しクーリング期間を……と深呼吸していると、今度は「無視するのか」と、さらに切れられたり……。

客商売をしている人が、「本当にそう! 増えたのよ!」と同調してくれた。すごく紳士的だった人が、突然理不尽な切れ方をするようなことが増えた、と。

認知症老人を数多く見てきたここ数年でもあるので、自分も含めて、歳を取っていくというのはこういう要素を抱え込んでいくことなんだと理解している。物忘れとか、今までできていたことができなくなっていくという老化なら、自分の中で処理していけるかもしれないが、社会性を失うとか、外に出してはいけないものを出してしまうという、ストッパーが緩む状態だと、そうなってしまっている自分に気づかないことが怖い。
自分はどうなんだろう、と、毎日毎日内省する。それがまたストレス源になって、疲れてしまう。

人間社会と完全に隔絶して生きていくことはできない。山奥で琵琶仙人のように暮らせるならそれもいいな、とは思うけれど、今の自分にはできない。
生楽器さえ弾けなくて、EWIなんてのに手を出しているくらいだしね。(そういうところが、また「気に入らない」「インチキ野郎め」と思われる要因になっていることも、重々承知している)
「人は、何でも出来る器用な人よりも、この道一筋という愚直な人を信用し、尊敬するんですよ」なんて言われたりもするが、それはもう、何十年も前から嫌というほど痛感していることで、今さら言われなくても分かっている。おそらくあなたの何十倍も分かっているし、実際、それで痛い目にあってきている。「器用貧乏」という言葉の意味を、誰よりも深く理解し、経験していると思う。だから自分からは言わないでいるし、触れないようにしているのだ。どうしようもないことだから。(……と、ついついここでちょっと吐露してみた)

でも、人間社会そのものに価値や意味を見いだせなくなると、社会に向かって何らかの関係性を持とうとしている自分の存在や行動も、意味のないものに思えてくる。
こうなると、ストレス源云々を超えて、目の前には深刻な鬱の闇が待ち受けている。
それも、40歳頃に経験した鬱とは少し種類の違う鬱だ。

40の頃に経験した鬱の原因は「自我」の強さだった。この私を見て、私を認めて……という欲求が暴走、迷走することで陥る鬱。
歳を取って攻撃的になったり、人に当たったりするようになるのも、この「自我の迷走」が大きな原因だと思う。
そうしたものが渦巻く、今の超高齢化社会で、自分も高齢者となって生きていき、かつ、自分の生に意味を見つける……これは相当大変だ。自己実現欲求が強い人間ほど難しい。

自省しながら黙想する……の繰り返し。

自省しながら黙想、だけでは対応しきれなくなってきたので、今日はこんな形で正気?を保とうとしている。

オタマのいないオオカミ池。今年もアカガエルは卵を産まなかった。シュレの救出卵塊もオオカミ池にセットしたのはうまく孵らなかった。ただ、ヤゴはいる……。

トウキョウダルマガエルも、年々数が減っている。今年は田んぼでほとんど見かけないのが気になる。


2019/05/24

新人……


最近ときどき現れる子。のぼみ~と喧嘩しないでね。

お菓子ではない?


こないだの福島行きのお土産?として、PAの売店で買ってみた。面白いかなと思って……。

あれ? でも福島と関係ないどころか、東北ですらないじゃん。山梨?!


2019/05/25


丸池のオタマだけはうまく孵化した。さて、無事にカエルにまでなるだろうか。

2019/05/26

サラダリーフ


観葉植物化して二年目に入っているサラダリーフは、ついに種をつけた。


片付かない



自分の頭の中と同じようにとっちらかって、劣化している仕事部屋。片づける気力がわかない。本は片づける場所がもうない。「○○全集」みたいな、飾りになっているだけの本を大量に処分したいところだが、そうすると残る本はなんだかトンデモ本みたいなのばかりになるねえ。
資料として残しておきたい本は「○○全集」的な立派なハードカバーではないのよね。ペラペラのペーパーバック本や、学術的、出版業界的には無視されるような本が多い。
でも、その「ペラペラな本」の業界からは、さらに相手にされなくなっている。

狛犬は、音楽や小説という「仕事」じゃなくて、「純粋に趣味として」というつもりで始めたのだが、今では逆転してしまった。
そろそろひっそりと身を引いていくのがいいのかなと思い始めている。


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↑エントロピー環境論を子どもから大人まで伝えたいという気持ちで書いた、これは私の「遺言」です。

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