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のぼみ~日記2019

2019/09/24

足尾(4)蓮慶寺


蓮慶寺はわたらせ渓谷鉄道の線路のすぐそばにある。ここにはかつて銅山の中心地であった簀子橋に山師らが建てた山神社の鳥居が移設されている。

これがその鳥居。

江戸末期には鉱山一帯に五社二堂あったということで、それらに通じる入り口の意味合いで建てられたのだろう。この案内板は他の案内板より正確な記述という気がする。



柱に銘が残っている。




境内には古い石仏や石碑、五輪塔などが残っている。

↑享保20(1735年)年。




貞享2(1685年)年。1600年代! それにしてはきれいだ。

これは戒名のように見える。女性の墓なのだろうか。



↓↑元禄11(1698)年かなあ……。これまた1600年代。



この五輪塔は……正徳2(1712)年。「称誉(しょうよ)」と読めそうだが……。上の字は禾偏に「及」? であれば「秀」の異字体ではないかという意見も。戒名かもしれないが、誰かの生前の功績を称えて建てられたのだろう……。





延享3(1746)年と、辛うじて読める。273年間、この姿でこの地にいるのだなあ。石ってすごいね。



お寺の案内看板に、徳川に命じられて鳥取から銅山指導のためにやってきた吉田太郎衛門春安の供養五輪塔があると書かれている。これはさっきの鳥井の反対側にあり、かなり立派。
細いトロ道沿いにあり、目の前をたま~に列車が通る。地味だけれど、味わい深い場所。

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