『新・狛犬学』鋭意執筆中。目の前がどんどんひどいことになってきている。片づければいいのに……。
昔は、芸術や創作活動にはお金がかかった。自分が金持ちか、スポンサーが必要だった。
今はデジタルのおかげで貧乏人でもできる。だからこんな作業も毎日続けられる。でも、その結果(作品)を世に残すにはメディアの力がいる。
誰でもできるようになったから、競争率もとんでもなく高くなったから、選択肢をメディアに委ねてしまう。多くの人たちは、メディアが拾ってきたものだけが「世界」だと思い込む。
貧乏人一人の力で世に残すには、数ではなく、質を見つめていくしかない。その「質」ってなんなのさ、と問われると困るのだけれど。
そもそも、世に残すの「世」は幻かもしれないし、しょーもない世界かもしれない。
だから、自分の中の「世界」に向かって作業するしかない。
……まあ、それも幻かもしれないけれど……。
所詮、「世界」は幻だ。
3度目の「敗北」記念日
で、今日、7月24日は、本来なら東京五輪が開会していた日だ。
そのことを大きく伝えるメディアは少ない。
明治以降、日本は3回、大きな敗北を経験した。
8月15日
3月12日(3.11ではない。あれは天災だが、翌日の原発爆発は人災)
7月24日(今日)
メディアと政府が国民に向かって大嘘をつき続け、幻想を抱かせ、間違った方向に煽り、税金をつぎ込み続けた結果の大敗。そして、大敗した後も、どんどん退廃していくという悲劇。
1)はさすがに一時的には目が醒めたかもしれないが、2)3)は反省なく、退廃を加速させていく。敗北によって失われた人たちに申し訳ないと思わない無神経さ。ああ……。
3.11が起きたとき、石原慎太郎は「これは天罰だ」と言い放ち、大炎上した。その舌の根も乾かぬうちに、原発が爆発して国中がアッパトッパしているときに「東京へ五輪を」と、一度落選したオリンピック招致に再び名乗りを上げた。まさに天をも恐れぬ思い上がりと勘違いと無神経さ。
その「参戦」が見事に大敗した。今日はその敗戦記念日だ。
今日7月24日を「3大敗北記念日」の1つとして心に刻むべきだ。
Facebook がこの動画を出してきた。4年前の7月、Daddy's Cafeで行ったコンサート。これを最後に、人前で演奏していない。
これが人生最後のステージになるんだろうか。
寂しい日曜日……。
I feel nothing. Ain't that nice?
……か……。
美ど里さんはこの詩を学生時代に作って、よく口ずさんでいたらしい。
ローラ・ニーロの And When I Die よりもクールな内容だな。
その頃のあたしは、こっぱずかしいラブソングをいっぱい書いて、人前で歌っていた。
やっぱ女性のほうが早熟でドライだ。
ちなみに、元の英語詞を日本語訳したバージョンはこちら。
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フェイスブックのメッセンジャー経由で「この動画はいつでしたか?」というのが送られてくるのも、数日に1通はやってくる。クリックするとフェイスブックのログイン画面風のページが表示され、そこにidとパスワードを入れるとアカウントが乗っ取られる。
ご注意を。