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のぼみ~日記 2020

2020/09/29

SONY HX-90V、RX100Ⅲ、Olympus XZ-10、Stylus1の4台を比較(4)

HX-90Vで不安なのは、望遠はいいとして、マクロでは極端にダメなのではないかという点。やってみよう。

白い花をマクロで撮る

白い花は明るい場所で撮ってもコントラストが強いので、花弁の質感などは白飛びしてしまう傾向がある。露出補正で周囲を暗くするなどしないときれいに撮れないが、センサーが小さいとコントラスト比を背負いきれず、極端な写真になりやすい。
HX-90Vには最も苦手な素材だと思うが、どうか……。
HX-90V
60mm相当。F5、1/80秒、ISO:80、中央測光で+1.3補整、IrfanViewで一発補整
結構いける?

XZ-10
88mm相当。F3.5、1/400秒、ISO:100、-0.3補整
マクロはXZ-10が得意なのは分かっている。あまり工夫せずともそこそこの写真にはなってくれる。

RX100Ⅲ

37mm相当(ぼけない限界)をトリミング。F3.2、1/250秒、-1.0補整
1型センサーは寄れないので、これが限界だった。他のと比較するためにトリミングした。

黄色い花をマクロで

前出の白い花に比べると花弁が小さいので、色味がどこまで自然に再現できるかがカギ。RX100Ⅲがいちばん色気のない写真になるのは困ったものだ。以前からこの傾向は気になっていた。人物や人工物を写したときに「パッと見できれい」に仕上げるように意識しすぎているのだろうか。
いずれにせよ、デジカメ写真はこの手の素材は苦手で、映像エンジンで相当いじって「絵作り」している。その絵作りのポリシーにメーカーの違いがはっきり出やすい。
HX-90V
73mm相当。F5、1/160秒、ISO:80、-0.3補整
色味が浅い……。
XZ-10
81mm相当。F3.5、1/500秒、ISO:100、-0.7補整
雰囲気が全然違うね。

RX100Ⅲ
43mm相当。F3.2、1/400秒、ISO:125、-0.7補整
これ以上寄れなかった。色味が浅い。どうした! 1型センサー。


曼珠沙華をマクロで

これはかなり暗い場所に咲いている曼珠沙華。実際には赤がもっと明るい色だが、このくらい濃く調整したほうが写真としてはきれいかな。HX-90Vで望遠マクロ的に撮ったものと、それに近い感じでXZ-10、Stylus1で撮ったものを比較してみる。
HX-90V
232mm相当。F6.3,1/250秒、ISO:1250、-0.3補整
これをIrfanViewで一発補整すると↓


XZ-10
130mm相当(望遠端)。F2.7、1/160秒、ISO:100、-1補整

Stylus1
200mm相当。F2.8、1/200秒、ISO:200、-1補整

望遠マクロ的な撮り方をしてみた。色味や雰囲気はXZ-10やStylus1のほうがいい。HX-90Vもそこそこいけるが、色が単調。この写真では一発補整にうまく応えてくれた。


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