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のぼみ~日記 2020

2020/11/25

薬膳惣菜おなかキレイ事業部



文挾の住宅街の中に、水木金曜日の夕方にだけ開いているテイクアウトの焼き鳥屋さんがあるという情報が少し前からあって、郵便局に行った帰りにその場所を確認しようと3回ほどチャレンジしたのだが未だに見つからない。
だいぶ前、住宅街の入口に「薬膳惣菜」とかなんとか書いた看板を見たと、助手さんが言っていたのだが、あたしは見てない。それって、その「幻の焼き鳥屋」さんのことかと思っていたのだが、今日、郵便局に行った帰りにその立て看板を見つけたので寄ってみたら、焼き鳥屋さんとは全然別物だった。
普通の住宅の一角でやっている小さなショーケース(というか食品収蔵庫?)1つだけの店。人はいなくて、隣の玄関のチャイムを鳴らしてくださいと書いてある。
薬膳惣菜というからには、原材料にこだわった高価なものなのかと恐る恐るだったのだが、値段を見ると150円とか、ビックリするような安い値段が書いてある。
チャイムを鳴らすと中から「今行きま~す」と女性の声がして、しばらく待っていたら店主が現れた。
あたしの顔を見るなり「初めまして」と第一声。どうやら、来た客のすべての顔を覚えているらしい。マスクして防寒帽被っていたのに、よく一瞬で見分けられるなあ。
ケースに入っていた惣菜は数点。ひとつひとつ「これはどういうものですか?」と訊きながら選んだが、まあ、話が長くなること。

元は理学療法士だったけれど、病人をリハビリさせる仕事をしているうちに、病気にならないことがそもそも大事なんじゃないかと思うようになり、こういう道に入っていったそうだ。横には中国薬膳なんとかとか、いくつもの資格免状が並んでいる。
「味噌玉」というのが1個60円であったので、これは何ですかと訊くと、お湯をかけて味噌汁にするのだと。その味噌もこだわっていて、特定の醸造元から取り寄せたものをさらに3年寝かしてから使うのだそうだ。
朝9時までに予約入れてくれれば弁当も作ってくれるそうで、それも400円からだそうだ。
客が増えすぎても困るから、フェイスブックとかはやらないと言っていた。
面白いお店?だなあ。
クロワッサンのパン屋さんが来なくなったので、これからは郵便局に本を出しに行った帰りには必ず寄るようになりそうだ。店として開いているのは月水金だけらしいけれど、予約すればそれ以外でも取り置き対応はするそう。
なんとありがたいことだろう。


これはサンプルケース(実物だけど)で、注文すると奥に引っ込んでパックに詰めてくれる。




右上の水キムチというのは、汁まで飲んでね、ということだった。納豆のタレ代わりにするといいとも。やってみたら、確かにバッチリだった。



お試しで1つずつ買ってきた。これ全部で800円(税込)。シフォンケーキはほとんど甘みもなく、実に味わい深く、美味。薬草?っぽいほのかな香りと渋みがなんともいえず、癖になりそうだ。ニンジンラテもビタミン摂取にはもってこい。味付けも全部薄味で、酢がきいている。



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