箱根駅伝の裏話が聞けるかと思って、日テレのワイドショーを録画しておいたのをまとめて飛ばし見した。
朝5時台からホテルの宴会場みたいなところに集められ、たっぷり「ソーシャルディスタンス」を取って座らされた選手たちと監督。ちゃんと寝られたんだろうかと心配しながら見ていた。
しかし、司会者のぬるい質問がだらだら続くだけで、面白い話や感動する話は出てこない。
呆れたのは、その後も夕方までずっと、日テレのワイドショーやニュースに生出演させ続けられていたこと。疲労困憊の翌日にこれは、完全に拷問だ。
早朝5時台の「ZIP！」でも、最初は選手たちに笑顔が見えていたが、番組後半では笑顔が消え、8時台「スッキリ」では疲労の色がありあり。10時台「バゲット」では、まるで取調室で尋問されているみたいな表情になり、夕方4時台「Every」ではもはや壊れた人形みたいだった。
レースよりきつかっただろうな。
駅伝ファンは、選手たちの生出演を望んでいるわけじゃない。スタッフがしっかり取材して集めた情報や映像を見たいのだ。こういうところがダメなんだよ、日本のテレビは。

年末年始、片っ端からお笑い系番組を録っていたのだが、さすがに飽きる。
そんななかで、この番組、4時間半もやっていたのだが、なんとなく最後まで見てしまった。
今の若い世代とのギャップを改めて知ることになったかな。

「アベック」という言葉は今の10代の97％には通じないらしい。残り3％は知っていても、この言葉を発する世代をバカにするんだろうな。だったらまだ、「知らない」というほうがいいか。
「アベック？　アベさんの愛称ですか？」
「カーステ？　車で寝泊まりすること？」
「VHS……なんかの略っすよね。なんとか経済機構とか？」
「ミステリーサークルって……大学のクイズ研究会的な？」
「チョベリバ？？　チョベリグは知ってますけど、これは知りません」

↑写真を見せて、なんなのか言わせるというアンケート

ちなみに出題された写真は↑こんな感じだったけど。これ、見たことないなあ。

あたしが知っているのは↑これだわ。

ちなみに4位は↑これだった。これも、もっと古いタイプのしか見たことないなあ。

これは「1990年にこの日（4月29日）は何の日と呼ばれていたか」という問題。
「天皇誕生日じゃん！」と思ったが、不正解だった。「みどりの日」が正解だそうで……。
天皇誕生日がなくなって33年も経っているのか……。
というか「昭和の日」というのになったのは数年前だったような気がしていたが、もう13年以上経っていたのか。

でも、どうやら1月12日あたりが最後らしい。WEB上のあちこちにまだいっぱい残っているけれどね。
悪意のある仕掛けを仕込めるから危険だ、ということらしいのだが。
WEB草創期では、軽いFlashは救世主だった。当時はまだ動画を埋め込むなんて無理だったし、アニメGIFでも厳しいし……Flashの滑らかな動きに多くのWEB制作者は感動したものだったね。

それにしてもWEBの世界の変化についていくのは大変だ。見ているだけの人たちは何も感じてないかもしれないけれど、制作する側は死んじゃうよ。
htmlも激変。
タヌパックのWEBサイトは、まだcssもない頃、電話の音声モデムでピーガーってつないでいた頃に始まった。あの頃は「画像は30KB以下で、極力少なめに」なんてのが常識だった。100KBもある画像を平気でのせているサイトがあると「素人が！」とバカにしていたものだけれど、今では移動しながらスマホやタブレットで映画鑑賞しているんだもんなあ。

でも、そういうのと引き替えに失っているものもいっぱいあると思う。「考える力」とか……。