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のぼみ~日記 2021

2021/06/17

大田原方面へ(11)大田原神社の狛犬の安否(1)


次は一気に南下して大田原市の中心部へ向かう。2004年に訪れている大田原神社の狛犬や狐が、3.11でだいぶ被害を受けたと聞いているので、その安否確認をしたい。
どう変わったのかを確かめるために、2004年2月19日に撮った写真と比較しながらまとめてみた。
以下、キャプションに【2004】とある画像は2004年2月19日のものだ。


参道の途中に、台座だけのものがある。これは?


2004

【2004】ここには狛犬がいた。↑



【2004】こんな可愛らしい、大きな狛犬だった。

【2004】

【2004】

【2004】阿像が玉、吽像が子獅子の目がくりっとした狛犬が消えている。


2021

石灯籠が並ぶ参道を進む。



参道の先に怖い顔の大きな狛犬が現れる。






昭和15(1940)年の皇紀2600年もの



2004

【2004】この狛犬は2004年には着色がこんな風に残っていた。


2021

参道を進んで右手のほうに、狛犬がまとまって置かれているエリアがある。まずはこの狛犬。




実に愛嬌のある顔の狛犬。昭和12(1937)年7月19日。石工は松本栄吉(阿)、四代倉田栄人(吽)。



2004

【2004】2004年のときの姿がこれ↑↓ この狛犬はほぼ無事だったようだ。

【2004】



2021

そのすぐ後ろに、私が「月に吠えるオオカミ」と名づけた名作があるのだが、これが……



阿像が無残な姿になっていた。



吽像は無事だったようなのだが……




阿像が……う、う、う……

台座の上にのっていたこれが上顎の一部なのだろうか?



吽像が無事ということは、吽像は落ちなかったのか、落ちても無事だったのか……

これだけよく彫れているのに……

昭和35(1960)年。鈴木石材店が制作した銘品。本当に残念だ。


2004

【2004】3.11以前はこうだった。

【2004】

【2004】台座の銘もきれいに読めていた。



どうも狛犬の位置もいろいろ変更になっているようだ。
「月に吠えるオオカミ」の位置も変わっているような気がする。
2004

【2004】↑2004年にはこの位置にいた。今とは違うような……

いろいろ変わっているのだが、これでも3.11直後はもっと悲惨な光景になっていたのだろう。きれいに復旧させた結果だとは思う。
長くなりそうなので、続きは次のページで。
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