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のぼみ~日記 2021
2021/07/16
西丘神社(群馬県板倉町)の狛犬(2)
西丘神社の狛犬、2対目は社殿前にいる。
こちらは台座がしっかりしていて、参道脇の狛犬よりは新しそうだ。
阿像の顔。口は大きく開いているわけではなく、歯を剥き出して威嚇している感じ。
角度によっては笑っているようにも見える?
吽像は完全に口を閉じ、穏やかな顔つき。
参道脇の狛犬と同じく、鬣が長く、ストレートヘアだ。
巻き毛と走り毛はお約束ごととしてとらえられているのだろうか。
天保3(1832)年。ということは、参道脇の安政2(1855)年より23年古い。
石工は柿沼文吉さん。
意匠としてはかなり垢抜けている?
背中側からの景色もまとまっていて、よい出来だと思う。
北関東も江戸に近いほど垢抜けているというか、いい感じにまとまっている狛犬が多いように思う。
江戸の狛犬が、石谷の腕を競うような気合いを感じられるのに対して、北関東の狛犬は適度に力が抜けて、でも、しっかりデザインは頑張っていて、なんとなく好感が持ててしまうのは、栃木に来て10年になるにわか栃木人としての贔屓目からだろうか。
日本の狛犬史を新しい視点で俯瞰していく試み。
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