頼政神社からさほど遠くない場所にある雀神社。敷地が広く、気持ちのいい神社。
ここには慶応年間の風変わりな獅子山と、元禄14(1701)年の狛犬がいた。
どちらも貴重なので、2回に分けてご紹介。
まずは獅子山のほうから。
広い駐車場の隣り、社殿に向かう参道脇にある獅子山。なぜか赤い。
吽のほうの親獅子。振り向いている。
吽像のお尻。
その下で親獅子を見上げる子獅子。これも赤く着色されている。
阿像の親獅子。この着色は最初からなのか? 目のあたりを見ると、後から着色したように思えるが。
阿のほうの子獅子は親を見上げておらず、明後日の方向を向いている。
この角度から見ると、阿も吽も同じような横顔。
慶応3(1867)年。幕末に作られている。
奉納者の名前が並んでいる。あの激動の時代にこれだけの人が金を出してこんな獅子山を奉納していた、ということに驚く。この直後、戊辰戦争で、北関東はかなり混乱したはず。そうなってからでは、とてもこんな余裕はなかっただろう。
参道を進むと右手にはこんな手水舎があり……
左手には神輿の収蔵庫がある。