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のぼみ~日記 2021

2021/07/16

 野渡熊野神社(野木町野渡)の狛犬(2)

3対目も相当面白い。こういうのは大正年間かなと思ったら、昭和3(1928)年だった。まあ、近いね。
私の両親や義父が生まれた年だ。

面白いことに、阿像も吽像も背中に子獅子をのせている。こういう自由な発想は大正から昭和一桁あたりまでで、この後、一気に岡崎現代型や護国型狛犬の大量生産時代に入っていく。

阿像の子獅子は、落ちないようにしがみついている。




しゃくれ顎?



吽像の子獅子のほうが少し安定感あるかな?

鬣や尾が太くてボリュームがある。




阿吽で尾の巻き方なども変えている。



昭和3(1928)年といえば昭和天皇の即位式があった年。御大典記念。


ついでにザックリと祈願もして……


念のため、塀の中も覗いてみたら、いた! 4対目。

これは撮るのが難しい。



塀の隙間からなので、撮れる角度が決まってしまう。顔が正面から見られないのが残念。

江戸期だろうが、台座に年号が見あたらない。天保あたりだろうか。






今は見かけなくなったねえ。これ。昭和7(1932)年。



さて、次へ……。しかし、でかいな。

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