2021/10/29
アッツ島の玉砕
選挙放送で、早朝の「クイズ脳ベルSHOW」がお休み。その分、録りためてある「関口宏のもう一度近現代史」を少しずつ見ている。
この番組、本当にすごい。太平洋戦争だけで20回以上続いている。
ドーリットル空襲とか、全然知らなかった。「アッツ島の玉砕」は聞いたことはあったが、アッツ島がどこにあるかまでは知らなかった。なんとなく、ガダルカナルとかと同様、南の島だと思い込んでいたのだが、北海道より北、アラスカに近い島だと知って、自分の知識の浅さを思い知らされた。
保阪正康さんの「取材人生」というか、徹底した調査がすごい。「私はあのときの生き残りの人から話を聞いたことがあるんですが……」という言葉が毎回のようにサラッと出てくる。延べ4000人くらいの人に生取材しているらしい。
ひとつだけ欲を言えば、いわゆる「歴史上の人物」や事件については極めて詳細に解説してもらえるのだが、そのときの庶民の考え方とか社会の空気感とかが、いまひとつリアルに伝わってこない。まあ、無理なことは分かっているんだけれど。
狛犬の台座に刻まれた数少ない文字から広がる想像から、その時代庶民の気持ちを読み取ろうとする自分のやり方みたいなものも、あってもいいんじゃないかと改めて思ったり……。まあ、自己満足だろうけどね。
ともあれ、保阪正康さんの脳には昭和史が詰まっている。その脳が灰になる前に、なるべく多くのものを残してほしい。
2021/10/30
今日はTWOLAPSのミドルディスタンスサーキット最終大会(東京)なのだが、テレビではどこもやらない。
後で知ったが、チケットを買って見に行った人はおよそ1000人だったそうだ。野球やサッカーに比べると一桁少ないが、横田真人とたむじょーの800m対決とか、男女エリートランナーによる優勝賞金100万円をかけた1000mレースとか、見どころいっぱいの大会。
TWOLAPSという小さなグループを立ち上げてまとめている横田真人氏が発案し、ここまでやれたということは本当に素晴らしい。オリンピックがこういう精神で運営できたらなあ……とつくづく思う。
YouTubeに上がってきた動画をしっかり楽しませてもらった。
同じレースでも、↑たむじょーチームのイケイケの作成動画と↓TWOLAPSのお洒落にやりたいという意識満々の動画の違いが面白い。
2021/10/31
大学女子駅伝
大学女子駅伝。4年生になり、この駅伝はラストランとなるゆうかりんが元気に区間新記録を叩き出して5位から2位まで押し上げたが、そのわずか9秒後に、とんでもない記録でせいらちゃんが6人抜きで区間記録を1分14秒も更新。1万mに換算すると余裕で30分台だと、解説のQちゃんも興奮していた。あの身体でなんでそんなスピードが出るんだろう。
↑驚異的なスピードで疾走するせいらちゃん
走り終わった後も、倒れ込むでも荒く息をするでもなく、ケロッとしている
今の20歳前後の世代って、すごい子がどんどん出てくる。なぜなんだろう。
国全体が貧しくなって、子供たちにも緊張感というか、ハングリー精神が宿るのかな。