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のぼみ~日記 2022

2022/04/30

シュレスキューな1日


雨と雨の間の1日。今年はシュレの流出卵塊に会うことはないかと思い始めていたけど、一か所にどさっとあった。↓

しかし、シュレーゲルアオガエルというものを、川内村で暮らすまでは知らなかったんだよなあ。今思えば信じられないことだけど、ほとんどの日本人はそんなものだと思う。

「東大王」の堕落

話は少し脱線するが、うちは高齢者夫婦揃ってテレビのクイズ番組を楽しんでいるのだが、「東大王」(TBS)というクイズ番組の堕落ぶりに愛想が尽きている。
単なる細切れ的知識の詰め込みをひけらかしたり、時事ネタを予習してきた者だけが解答できるような問題が多すぎる。
それだけでも品がないのに、最近では公然と企業や商業施設とのタイアップ企画だけで30分以上埋めてみたり、本当にくだらない。
そもそも「東大=頭いい」というステレオタイプな発想が浅いよね。
以前、石の灯籠の画像を見て名称を口頭で答えるという問題に、東大王チームが何人も連続して分からずに「パス」をするシーンがあった(答えは単純に「とうろう」)。
おいおい、東大生って世界遺産は全部暗記していても「燈籠」という言葉を知らないのか。それは面白いな、と思ったのだが、これが漢字の読み問題として「燈籠」が出題されたら、全員「とうろう」と答えるのだろう。つまり、「燈籠」を「とうろう」と読むことは知っていても、神社の境内などにあたりまえにある燈籠と結びついてないのだ。
そういう視点で問題を出せば、それこそ現代の「東大問題」というか、「若者問題」をあぶり出し、視聴者に「知識とはなんだろう」と考えさせるいい番組になるかもしれない。

ヤラセ疑惑というのもあって、有名なのは2017年の「フクロオオカミ問題」というのがあった。
東大王チームの解答者が画像を見て絶滅動物の名前を答えるという問題で、問題が出る前に「フクロオオカミ」と回答して正解したというもの。
しかしこれはヤラセとは言いきれない。なぜなら「東大王」で出る動物関連の問題というのは、いつも極めて特殊な動物で、最近話題になったことがある珍種とかばかりだからだ。
これは本当に「教育上」よくない。
動物問題なら、日本に普通にいる野生動物や誰でも目にしたことのあるような昆虫、野鳥などを出題すべきだ。
画像を少しずつ見せていく問題なら、タヌキ、アナグマ、キツネ、ハクビシン、アライグマなどを足先、尻尾あたりからじわじわ見せていく、とかね。
そういう意味では、最近別の番組で見たこの問題↓などは良問だと思う。


以前、どこかの田舎町で車道を走っていくアナグマの映像に「タヌキ」と解説している番組があった。放送するまでに誰一人「これはタヌキではないですよ」と指摘できなかったのかと、ガックリきたものだ。
そんなふうに、テレビの劣化は凄まじいものがある。
まあ、ここ2年半の報道の発狂ぶりに比べれば、何ということもないことかもしれないけどね。

SNSでもどんどん息苦しくなってきて、諦め気味なのだが、⇒こんな人たちもいると分かって、かなり救われた。
しかし、今回ばかりはさすがにメディアに瞞されたと気がつく人が増えてきて、100年続いたメディアによる詐欺から目覚めるだろうという希望的観測は、どうかなあ……相当難しいと思う。
私は悲観的だ。
もちろん、「東大王」に出てきて世界遺産を次々に答える記憶マシンみたいな子たちが、メディアを使った大規模詐欺に警鐘を鳴らすような大人になっていくことも期待できないだろう。

これも詐欺?



↑こんなメールが来た。
銀行やAmazon、えきねっとなどを装った詐欺メールには慣れているが、今回は「誕生日アプリ」という新手。
内容も実に巧妙で、いまだに5%くらいは本当なのかも、と思っている。
まあ、違うだろうけどね。
宛先のアドレスが、いつも詐欺メールが来ているアドレスで、友人関連などには伝えていないものだから。

暗い要素ばかり見せられる日々


たまらんですねえ。これでさらに円安は止まらず、食糧危機、エネルギー危機は確定的。どうやってのりきればいいのか……ああ……

ブラウザ組み込みの翻訳アプリ


最近は日本のメディアが大胆な嘘を平気で垂れ流すため、海外の独立系メディアやフリージャーナリストなどのサイトを見ることが増えた。
英文なら大体の意味は分かるが、単語はブラウザ組み込みの辞書アプリの助けを借りる。
当初はWeblioだったが、内容が薄くて参考にならないこともあり、iKnowポップアップ辞書に代えたのだが、今度は収録されていない単語がかなりあることが判明。両方を使えるようにしたところ、補い合える感じでだいぶよくなった。

ブラウザに組み込んでいるアプリ。英訳関連はこの3つ



↑iKnow だと役に立たないことが多いが……

↑Weblio も訳語が足りなくてダメなことがある。これはiKnowが勝った例

最近読んで、ため息が出た海外からの情報例

こういう翻訳アプリの助けを借りて、どんなものを読んでいるかというと……。
⇒こんなのとか、
⇒こんなのとか……。

この人のコラムを読んで、この映画のことも知ったのだった↓

こんなのもYouTubeにまだ削除されずに残っている↓

この日本語訳が正しいかどうかを確認するためにも、翻訳アプリは役に立つ。

ちなみに↑このインタビュー映像は結構長いが、時間がないと言う人は24分あたりからの数分間だけでも見てほしい。







まあ、なんというか……この歳になって、世界は一つではないのだということがよく分かってきた。
隣りに住む人や同じ職場で席を並べている人が、実は違う世界に住んでいる。
見えている世界がまったく違っている。
常識も違っている。
それなのに、同じ空間で同じ空気を吸って生きている。
そういうことなのかなあ……と。

4月30日の写真

なんか後味が悪いので、30日のシュレスキュー散歩の動画の中に出てくる光景を、以下並べておきますね。

かわず庵に一輪だけ咲いたスミレ



そこいらじゅうにあるタンポポ



ラパンに張り付いたヤマブキの花びら



シュレの流出卵塊が多数あった田圃



1つだけ見つけた田圃



毎年ここに咲くツツジ



モコモコ軍団お散歩中



↑崩れてしまっているシュレの卵塊を……

↑池の縁にそっと埋めて、孵化を期待する

           




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このページの写真はすべて SONY HX-90V で撮ってます。たくきのカメラガイドはこちら




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