一つ前の日記へ一つ前 |  目次   | 次へ次の日記へ

のぼみ~日記 2022

2022/09/12

吹割の滝


今年はまだ一度も遠出、というか、レジャードライブに行っていない。
今市のベイシアに買い物に行くのも億劫になってしまい、どんどん出不精になる。
気力の問題もあるけれど、店や観光施設でいちいちマスクがどうのとか手の消毒をとかいうのがうざったくて、楽しめないよなぁ、という気分が先にたつということも大きいかな。

でも、このままでは気持ちも身体も弱っていくばかりだし……と、ずっと前から、次に行くとしたら吹割の滝かなあ……と思っていたことを、ようやく実行することにした。
夏休みも終わって人出は減っただろうし、暑くも寒くもなく、まだ昼間の長さも十分にある。今を逃したらもう無理だな、と。

我が家から吹割の滝までは、金精峠を越えて(正確には金精トンネルを抜けて)行く一本道が距離的にはいちばん短いのだが、地図を見ると片道約90km。走りっぱなしでも2時間かかるようだ。しかも、いろは坂や金精道路を抜けていくわけだから、大変。
途中、めぼしい狛犬もいないし、ひたすら運転するだけの単調なドライブになりそう、というのも、今まで踏ん切りがつかなかった理由の一つだ。それでも、運転するのだ、という気力を持つだけでも心身に適度な負荷と刺激を与えられるのではないか……。

11時くらいに出れば、途中で食事休憩をしても十分に明るいうちに帰路につけるだろう、という目論見で出発したのはなんだかんだで正午に近かった。

日光道に土沢ICからのって、終点の清滝ICまで走り、そこから第二いろは坂をのぼり、ひたすら120号線を進む。
奥日光の各観光ポイントも素通りして、ノンストップで金精峠を通過すると群馬県片品村。
さらに進んで、食事休憩は白根温泉 大露天風呂薬師之湯というところで蕎麦を食うつもりだった。
空腹を我慢しながら12時50分に到着。
なぜかPにはクルマが1台も停まっていない。Googleで事前に調べたところでは月曜も普通に営業中だったのだが……。

長~い建物

温泉卵
人気(ひとけ)のない建物を覗きながら進むと、中年の男性が一人、湯に入るところだった。営業はしているみたい。
……と思ったのもつかの間、蕎麦を出す店舗の入口はしっかり閉まっていて、中も暗かった。
あちゃ~。

風呂は年中無休らしいけれど、蕎麦は別なのね。
ちなみに入浴料は800円。宿泊施設ではないみたい。

仕方なく、その先でどこか食べられるところを探す。
スマホで「営業中」の店を検索すると、いちばん近いのは「みどりや」という蕎麦屋らしい。その看板を見逃さないように進む。
温泉のそばには店がいくつもあったが、ほとんどは休業中か焼きトウモロコシと野菜を売る店だった。
みどりやを見つけた。「営業中」とある。
ちょうど観光客らしき夫婦が出てきたところで、店に他には客は誰一人いなかった。


こんな感じの店内



こんな感じのメニュー
壁に貼ってある「大根そばとコラボレーションそば」は値段が同じなので、どう違うのかと女将に訊くと「コラボレーション蕎麦は二八と十割の盛り合わせで、大根蕎麦は十割」とのこと。
「コラボレーションそば」は10文字使っている。それなら「二八・十割合い盛り」のほうが分かりやすいし、カタカナなんて使わない分、和風で美味しく感じるのになぁ……。
大根蕎麦というのは蕎麦に大根がすり込んであるのかと訊くと、呆れたような顔で「写真見ましたか?」だって。
改めて眼鏡を外して(近視だからね)近づいてみると、大根の千切りのようなものがのっているような……。
でも、よく見ないと分からないよ。

助手さんはコラボを、あたしは大根蕎麦を。両方「舞茸付き」で頼んだ。
この「舞茸付き」というのも、天ぷらなのか和え物的なものなのか分からなかったが、どっちでもいいと思い、訊かなかった。


大根そば・舞茸付き



コラボレーションそば・舞茸付き

「舞茸付き」の舞茸は天ぷらだった。注文があってから揚げるので、もちろん揚げたてサクサク。
「コラボレーションそば」の二八も一口食べさせてもらったが、十割よりいけるかな。
十割蕎麦はとても難しい蕎麦で、打ち方が上手いと十割だと感じさせない、味の深い蕎麦になるが、単にボソボソした感じの蕎麦になることも多い。
大根そばは、大葉、梅干しとの組み合わせが案外いい感じだった。蒟蒻もいい感じで、もう少し大きくてもいいなぁ。

途中で女将が、「うちで採れたトマトですけどよかったらどうぞ」と、冷えたトマトを持ってきてくれた。

これが実に美味かった。
我が家ではJAの直売所などでもトマトをよく買うけれど、直売所のトマトも最近のは味が薄い、というか、味がないに近いようなのが多い。
久々に味の濃い、本来のトマトの味がするトマトが食べられた。これだけで当たりだったかもしれない。

会計のとき、助手さんが「トマトもすごく美味しかったです」と告げたら、親父さんが「じゃあ、少し持っていって」と、ビニール袋に5つも詰めて持たせてくれた。
ありがと~!

吹割の滝到着

13時45分くらいに到着。
ここは駐車場が無料のと有料のがあるらしい。最初に目に入った駐車場は、「無料」と出ているけれど、おじさんが入口に座っていて手招きしている。こういうのって、なんかプレッシャーを感じるのよね。
その隣りの店(吹割観光ドライブイン)の駐車場も無料と書いてあるけれど、店の前にはほとんどクルマが停まっていない。そこに停めた。
さて、滝に向かおうとすると店の中から白髪の男性が現れて、「滝? 滝へ行くなら、ここをまっすぐ行って、突き当たりを左です。帰りに何か御用があればご利用ください」と声をかけてきた。
押しつけがましくなくて悪い感じはまったくしない。
助手さんは早くも「帰りはこのお店で何か買わないと」と、昨夜見たロッチのコントネタみたいなことを言っている。

教えられたとおりに進むと、別の店の駐車場と店(ドライブイン青木)があり(さっき手招きされたのがここみたい)、その横を通ると滝の遊歩道につながるトンネルと下り坂。

滝へ降りて行く道

降りきったところで、事前に印刷しておいたガイドマップを車の中に置いてきてしまったことに気づく。
これを印刷して用意してあったのに……残念

仕方なく、案内看板の地図を見て、まずは左側に進んで吹割の滝本体を見ることに。



……と、ここまででかなり長くなってしまったので、続きは次のページで。

ちなみにこれが今年の日記100ページ目である。約250日で100回だから、2.5日に1回のペースか……。



           




ガバサク談義へ
このページの写真はオリンパスのStylus1とSONYのRX100Ⅲ で撮ってます。たくきのカメラガイドは⇒こちら



タヌパックブックス
狛犬、彫刻屋台、未発表小説、ドキュメント……他では手に入らない本は⇒こちらで

★Amazonでも購入できます⇒Amazonで購入こちら

更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報
Facebook   Twitter   LINE


一つ前の日記へ一つ前 |  目次  | 次へ次の日記へ


Kindle Booksbooks    たくきの音楽(MP3)music    目次へ目次    takuki.com homeHOME


Google
nikko.us を検索 tanupack.com を検索