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のぼみ~日記 2022

2022/10/18

親父の誕生日

今日は親父の誕生日。昭和3(1928)年生まれだから、生きていれば94歳になる。
「東京オリンピックまでは生きていたい」と言っていたけれど、その東京五輪が延期されたことも新コロインフォデミックとワクチン禍、米英NATOとロシアの戦争などで世界中がおかしくなったことも知らずに死んだ。

それにしても、寒くなってきたなあ。
このところ毎日身体がきつくて(病気とかではなく、単純に老化とストレスからくる疲労)、創作的なことができていない。
ストレスを吐き出すことだけはしていないとまずいので、テレビを見たり、毎晩風呂に入って大きく息を吐いたりしている。
テレビの話題でもいくつかダラダラと並べておこうかな。

キングオブコント2022

10月8日にあったキングオブコント2022は、昨年に続いてレベルが高かったので楽しめた。
我が家での評価は、1位や団、2位コットンで一致している。
ビスケットブラザースのぶっちぎり優勝はありえないという点でも一致。吉本から何か裏の指令でもあったのかと勘ぐりたくなる。「95点以下はつけるな」とか……?

コントというからには、内容の面白さと演技力を競うものだと思うのだが、ビスブラはネタそのものの質がや団やコットンに比べたら明らかに劣っていた。太った男がブリーフ姿で暴れるというのは去年の空気階段の一本目にも通じるが、出来がまったく違う。空気階段のは知的な要素やメッセージがあったが、ビスブラは悪ふざけの域を一歩も出ていない。勢いだけで笑わせている。
や団とコットンはどちらが優勝でもおかしくなかった。実際、そういう点差だった。
演技力やタレント性ではコットンのほうが上だが、コットンのネタはものすごく作り込まれているけれど、ある種伝統的というか、「オーソドックスな意外性」やスカシ(観客の予想を裏切ることによる笑い)が基調になっている。例えば二本目の煙草を吸うお嬢様を一目惚れする青年という「意外性」ネタは、昨年のKOCに出た男性ブランコの関西弁のはっちゃけた女性を好きになるというネタと同じ構造だ。
そこへ行くと、や団のネタは2本とも、今まであまり見たことのないような切り口で面白かったし、この日のために演技も練り上げてきたことがよく分かって好感が持てた。

猟奇的な笑いを演出していても、清潔感や真面目(懸命)さがあるので安心して笑っていられるや団
や団もコットンも、ある種の清潔感や真面目さが感じられて、見ていて嫌な感じがまったくしないのに対して、ビスブラにはその要素もあまりなかった。ゲスいキャラを演じれば単純にゲスい。単体で見ている限りは普通に楽しめるのだが、コンテストとなると、比較しなければならないから、どうしても点数を減らさざるを得なくなる。それなのにまったく逆の結果になったことはスッキリしなかったが、まあ、お笑いの好みは人それぞれだからね。

桂三枝の創作落語


最近、BSよしもとで昔の舞台映像とかをよく流している。
その中で、桂三枝(現・文枝)の若い頃の創作落語をしっかり録画して見ている。
三枝の才能は凄い。あまりにもテレビに出すぎているから、落語家としての三枝を知らないという逆転現象が起きてしまうのだが、若いときからものすごく面白い落語をやっていたのだと、今さらながら知って驚いている。
とにかく内容が面白い。古典ではないものをわざわざ「創作落語」などと呼んでいるが、この名称はおかしい。落語はそもそも誰かが話を創作しなければ成立しないのだから。どちらかといえば、落語の中で古い作品を「古典落語」と呼んで区別すべきではないか。
文枝になってからも、芸が落ち着いて上手くなった分、ますます面白い。
歳を取ると芸が荒れる落語家も多いのだが、三枝、いや文枝はそういうこともない。凄いわ。

欧州ミステリー

Netflixの欧州ドラマが最近似たようなのばかりになってしまって息苦しさを感じ始めている。それに比べると、WOWOWは作品選びが上手いように思う。WOWOWオンデマンドで過去の放送分も見られるようになり、WOWOWを見る時間が長くなった。
最近見始めたのは『特捜部Q』シリーズ
デンマークの人気作家J・エーズラ・オールスンが生み出した、累計1000万部を超す北欧ミステリーの映画化だそうだ。現在5作作られているが、5作目は制作会社が代わって配役が全部変更になった。
まだ1作目しか見終わっていないのだが、とにかく暗い。画面も暗くて、最初のうちは画面が16:9ではなく映画用のワイド画面で上下に黒い部分がついているのに気づかなかったほど。
暗いだけでなく陰惨で笑いもユーモアもない。北欧の人たちって、こういうのを好むのか。大変だなあ。体力がないときは見終わる元気がないわ。

それに比べると、フランスの刑事物は気楽に見られるのでいい。
最近NHK総合で放送していた『アストリッドとラファエル』とか、現在BS11で放送中の『心配性刑事ワーグナーの捜査』は楽しめる。
どちらも自閉症や神経症で人とのコミュニケーションがうまくできない主人公が、破天荒で前のめりに突き進む女性と組んで事件を解決していくという設定で似ている。
多様性を受け入れる寛容さと、不正や理不尽な処遇にぶつかっても知恵と力技で突破していく積極性というのは、今の時代に必要な処方箋でもあるしね。ええんでないかい。
BS11はほとんどが通販番組なので存在自体を知らない人も多いと思うが、たまにこういうのが紛れ込んでいるから油断ならない。
BSよしもともそうだな。山陰ローカルでやっていた『かまいたちの掟』がBSよしもとでも放送されているけれど、かまいたちの冠番組の中ではいちばんいい。予算がなくて、ゲストもセットもなんもない1日で4本撮りのロケ番組だが、ゆるさゆえに二人の自在なやりとりがいい感じで楽しめる。しょーもない内容なのになんとなく最後までついつい見てしまう不思議な番組。これはローカルテレビ局にとってはいいお手本なんじゃないかな。

2022/10/15

箱根駅伝予選会

駅伝シーズン到来。
大学駅伝は、青学の原監督がワクチン打て打てプロパガンダに出ていることで、すっかり嫌気がさしてしまったのだが、もちろん選手たちには罪はない。
学生スポーツの原点に立ち返って?観戦しようと思う。
その意味では、本番よりも、予選会のドラマのほうが面白いのかもしれない。

我らが母校上智は、昨年最後のランナー(断トツビリ)がまだ走っている段階で「終了~」ってなって競技そのものが撤収されてしまったのがトラウマになったのか、単純に10人のランナーが集まらなかったのか、今年は不参加。
青山、立教に大きく水をあけられたというか……そういう学校じゃないんだな、しゃあないな。

で、今年は上野裕一郎監督率いる立教大学が55年ぶりに箱根出場を決めたというのがいちばんのニュース。
上野監督ゲッツ!

クイズ:上野監督はどれでしょう?


↑左はゴールに10人入った順番。右は最終結果(上位10人の合計タイム)


10人ゴール順位のtop10に入りながらも合計タイムでは及ばずに落ちたのが2チームあって、そこに11位以下から入ったのが2チーム。
早稲田は11位から4位に上がっているので、10人のタイムはばらけていたが、チーム内にかなり速い選手がいたということ。
立教は断トツ速い選手はいないけれど、チーム全体がばらけずに頑張って脱落者が出なかった結果。

ほんじゃ、本番では立教を応援しようかな。
シード順位(10位以内)は難しいだろうけれど、せめて襷がつながるように。
みんな本番は「ゲッツ!襷」を合い言葉に頑張ってね。



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