2023/03/26
キングオブコントの会
長~~~~~いオタク日記が続いたので、息抜きにお笑いの話題を。
キングオブコントの会は、金のかかったセットと長尺の書き下ろしネタで攻めてくる番組だが、今年はなかなかよかった。

助手さんがいちばん気に入っていたのがこれ。「亀教」



岩崎う大の作らしい。詐欺まがいのヤバい宗教を批判するとかではなく、ただただ馬鹿馬鹿しい作りなのだが、ドリフ時代のような馬鹿馬鹿しさではない。一種突き抜けたセンスと堂々たる?アドリブの応酬。
助手さん曰く「芸人さんたちの方が役者よりずっと演技がうまい」
……まあ、人にもよるけど。この番組に出てくるような人たちはみんなうまいよね。
ちなみにこのネタ、バカルディ、いや、さまぁーず三村だけが台本を見て「これならリハはいらない」とリハに来なくてぶっつけ本番だったらしい。
それでも本番はしっかり演技していて、う大が「しかも、終わって5分もしないでさっさと帰っていったんですが、さすがはベテランさんは違うと感動しました」とコメントを寄せていた。
それを聞いて、スタジオでは「う大より三村の方がよっぽど怖い」と盛りあがってた。

クイズ番組の構成をスタッフが事前にシミュレーションするというネタ


これはとても分かりやすい。電流流しやたらい落としなどの馬鹿演出に頼るバラエティの現状を風刺したネタ。風刺というよりは弾劾に近いのかな。
芸人たちに自由にやらせたらこんなに面白いのに、番組制作陣が徹底的につまらなくしているんだよね。それを証明したような番組だった。

「雨の降らない村」と題した作品



これを書いたのはビスケットブラザーズ原田泰雅の作らしい。
「もしかすると我々は何か取り返しのつかない間違いを犯しているのかもしれない」という台詞を見逃してはいけない。
最後は「ドカ~ン」の掛け声で終焉を想起させる地球が蹴飛ばされ「Fin」のiの上の点になる。
今の狂った世界への風刺と警告だと受け取るのは原田を持ち上げすぎか。
ビスブラは面白いと思ったことがないのだが、これは確かに気合いの入った問題作?ではあった。

制作陣の一部

これは別番組だけど、ダブルヒガシというコンビ、大阪ではすでに売れっ子らしいが、東京ではほぼ無名に近い。
これから東京進出するのかな。東京でも売れると思うけどな。



こんな時代、芸人さんやアスリート(特に陸上などの根源的な競技の)はすごく頑張っている。
みっともない報道番組やら食い物だらけの情報番組で溢れるゲロまみれビルの中で、黙々と掃除をし、食事を提供してくれている人たちのようだ。感謝。

(まえがき より)