2023/06/02
陸上日本選手権
陸上日本選手権が始まった。ブダペストの世界陸上代表を決める大事な大会だけど、初日から大雨になって大変。
この大会、メディアではほとんど報じないけれど、U20のレースも同時開催で、高校生もたくさん出ている。土砂降りの中、ほんとにえらいこっちゃ。
初日の男子5000㍍決勝では、立教大学駅伝部監督の上野裕一郎がトップを走っていた。
3000mで力尽き、最後は14分00秒20で25位だったけど、
「いま立大のチームに足りないものは積極性。無難に走ることはできるようになってきたけど、無難では上と戦えない。ここで行かなきゃ、ここに来た意味がないと思って…」。教え子たちに自身の思いを伝えるべく、魂の走りを披露した。(毎日新聞)
かっこええなぁ
最終日は女子5000m。田中希実と廣中璃梨佳の対決が注目されていたけれど、爺が密かに注目していたのは小海遙くん。高卒で就職したから大学駅伝には出られなかった。出水田眞希と同じ第一生命チームでエースになりつつある。まだ20歳。
見事3位に入った。
廣中璃梨佳はトップから45秒遅れて21位に沈む。後半まったく走れない。アレのせいじゃないかと気になる。
で、鍋島莉奈が出ていたのに名前がない……と思っていたら……
……え? え? 楠莉奈? え? あの楠選手と結婚したのか? 積水とTWOLAPSの縁?
ともあれ、おめ!
全仏テニス
フレンチオープンを見ているみ~
テニス全仏オープンは、西岡良仁が頑張って全豪に続いてベスト16入りし、ATPランキングを20位台に上げた。
錦織はようやく怪我から復帰してATPチャレンジマッチからやり直し。大変だなあ。
女子ダブルス3回戦では加藤未唯・アルディラ・スーチャディ(インドネシア)組が、対戦相手ののマリエ・ボスコバ(チェコ)サラ・ソリベストルモ(スペイン)組の抗議と審判団の不当な判定によって失格。加藤は賞金とそれまでこの大会で得たポイントを没収されるという事件があった。
加藤がコートに落ちていたボールを軽くバックハンドでボールガールのほうに渡そうとしたところ、横を見ていたボールガールの首のあたりにノーバウンドであたってしまい、ボールガールが泣き出したという事件。
よく見ないでボールを打った加藤の不注意ではあるが、ボールガールはその後15分も泣き続けた。
主審は加藤に警告を言い渡したが、現場を見ていなかった対戦相手二人が猛然と「泣いているじゃないか」「血が出ている(嘘)」などと主審に詰め寄り、主審が説得したものの収まらず、ついには現場を見ていない大会運営の責任者二人が出てきて、映像を確認することもなく、一方的に加藤に失格を言い渡したというひどい事件。
欧州組とアジア組という対戦だっただけに、運営責任者の人種差別意識があったんじゃないかとも疑われたが、言い訳できないほどひどいのは対戦相手の二人。「泣いている」「血が出ている」などと騒ぎ立てながらも自分たちのコート側にいたボールガールに歩み寄ることもなく、加藤組が失格を言い渡されると笑っていた。
この事件は全世界で大きく取り上げられた。
男子シングルスはジョコビッチ(セルビア)が単独1位となる男子グランドスラム23勝を成し遂げた。
去年の全豪、全米は遺伝子製剤注射を拒否したことで国外追放やら出場禁止やらでコートに入ることもできなかった。あれがなければ今頃は25勝目だったんじゃないかな。
「自分の体に何を入れるかは自分が決める」と言いきって、タイトルやランキングを失っても自分の身体を守り抜いたジョコビッチ。今まで選手としてはそんなに好きなタイプではなかったけれど(分かりやすい敵役という認識だった)、今回の一連の行動ですっかり見方が変わった。
ジョコはテニスが強いだけじゃない。人間として強い。そして賢い。
あたしのような凡人が想像もつかないような世界を生き抜いてきたんだなあ。
ジョコのように強く生きるのが難しい若い人たちには、せめてこんなメッセージを……
自殺国家ニッポン
未だに気づいていない人がほとんど。政治家はこの国を守る気などサラサラない。
「信じるか信じないかはあなた次第です」というフレーズがプチっと流行ったが、本質は「信じるか信じないか」ではなく、「自分で調べて、自分の頭で考え抜くかどうか」なのだよね。
それをやらない限り、いつまでも簡単に金の力で嘘を聞かされ、瞞され、利用され続ける。
(まえがき より)