2024/02/25
大阪マラソン
新コースとなった大阪マラソンは、國學院大3年生の平林清澄が初マラソン日本最高(日本歴代でも7位)の2時間6分18秒で優勝という驚きの結果になった。
平林は以前から注目していたけれど、ここまで強かったとは。MGCのときのゆうかりんと同じような驚き。
それにしても、平林のビフナンバーは312番。
今大会のナンバーは、1~20が男子招待選手。
101~367がエリート選手で、合計286人。312番というのはそのケツから数えて75番目。スタート時はこのナンバー順に並ぶわけで、自分の前にペースメーカーなども含めて200人以上いるわけだ。
つまり、スタート時にスッとトップ集団に入れる招待選手や100番台の選手と違って、200人以上をかき分けかき分け、抜いていかないとトップ集団のお尻にも加われないという、大きなハンデを背負っている。
実際、スタートからの映像を何度も見直してみたが、平林の姿は見つけられなかった。
テレビの画面でようやく先頭集団の最後に姿を発見できるのは8kmあたり。
そこまでの8kmの間に、最初から先頭集団に入れた招待選手や100番台選手よりはるかに消耗しながらスピードを上げてきたはずだ。
それでいて、最後は持ちタイムトップ(2時間4分台)のウガンダの選手を突き放して優勝したのだから凄い。
↑2位以下の上位は招待選手(1~20番)か、前列スタートできたエリート選手(ナンバー101~の上位)。300番台の選手がここに入ってくること自体想定されていないといえる
30位まで。20位以下に200番台、300番台がわずかに入っているが、これは大健闘
平林がもしビフナンバー100番台前半をもらっていたら、前半もっとスタミナを温存できたはずで、5分台が出ていたのではなかろうか。
まあ、勝負事に「もし」は野暮なので、素直に余韻を楽しみつつ、今後の活躍を楽しみにすることにしよう。