2024/12/05
ラパンの大穴をふさぐ修理を開始
先日、車検から戻ってきたラパンの車体に「穴が空いていた」ということを日記に書いた気がするのだが、いつだったかな。
あ、
→これだ。10月12日の日付になっている。
かなりの穴で、しかも触るとさらにボロボロと崩れていく。
次の車検前に乗り替えかなあ、とも考えたのだが、車を入れ替える気力がないのと、金がないのと、今のラパン以上に魅力(愛着)を感じる軽自動車が見当たらないのとで、やっぱりなんとか乗り続けようと思い直した。
というわけで、重い腰を上げてこの穴をふさぐ修理に挑戦。
サビでボロボロになった鉄板を修復するには
デボマリンという塗料(接着剤に近い)がいいということは百合丘時代に経験済み。
しかし、デボマリンの厚塗りだけで塞げるほど小さな穴ではない。金属板などをあてないと無理だろう。
まっすぐな面ならそれでよさそうだが、タイヤハウスの内側だから複雑に曲がっている。そこにピタッと貼り付けるにはかなり薄い板じゃないと無理。かといって、アルミホイルみたいなフニャフニャでもダメだろうし……と悩んだ末に、Amazonで0.27mm厚のトタン板を注文した。
さて、これでうまくいくのか……。
改めて見ると、相当なダメージ。フェンダー側まで腐っている
購入した0.27mm厚のトタン板を切って、穴の形になるべく近づける
これがデボマリン。2液混合タイプで、粘度も高いので扱いにくい
硬化するのにすごく時間がかかるので、それまで圧着しておくことが極めて難しい。ガムテープなんて、サビだらけの面には無力だし
とりあえず今日はここまで。明日までにどれくらい固まってくれるか……。トタン板はパコパコ浮いてくるし、フェンダー側の穴をふさいだ小さい板は何度もポロッと落下するし……先行きは暗い。
2024/12/06
倒木
買い物に行く途中で、前のクルマが変な動きをしているので何だろうと思ったら、倒木だった
こりゃ無理だ。うちらもUターン
灯油タンクのストレーナバルブの交換
修理作業の宿題はもう一つあって、灯油タンクのストレーナからの液漏れ対処。
ストレーナカップが経年劣化でひび割れて油が漏れている。何年か前にシーラントで覆って応急処置したのだが、それもダメになり、これはもう交換しかない。
ネットで検索したら、サンダイヤのタンクの古いシリーズ用のパーツは共通しているらしい。サンダイヤから直接は買えない。Amazonでも扱ってなかったので、コメリの通販で純正のパーツを3つ注文。
11月28日に注文した。ネットでは「12月5日頃に入荷」と表示されていたのだが、今日チェックしたらまだ「準備中」となっていた。
しかし、もしかすると届いているのではないかと、買い物の前にコメリに寄ったら届いていた。1週間かかったわけだ。
家に戻ってメールチェックしたら、入れ違いで「届きました」と入っていたので、今日の午前中の便で届いたのだろう。
- 商品名:サンダイヤ ストレーナバルブ用カップ 250P-09C
- 数量:1
- 商品名:サンダイヤ ストレーナバルブ用フィルター 250P-09F
- 数量:1
- 商品名:サンダイヤ ストレーナバルブ用オーリング 250P-09R
- 数量:1
- 合計2681円
しかし、作業する前からずっと懸念していたことが、想像以上に大変だった。
カップを締め付けているリングがガッチガチに固まっていて回らないのだ。
口径が大きいので、レンチもしっかり噛まない。上のパイプ接合部のほうが回ってしまって、そっちを押さえつけながらじゃないと回せない。
まったく動かないので、もしかして逆ネジなのかとも思ったり……苦労することおよそ1時間あまり。パーツクリーナーを吹きかけたり、レンチを2つ使ったりして、最後、ようやく外せた。
外してしまえば、あとは取り替えて締め戻すだけだから簡単。
新品のカップとフィルターとゴムリングに交換するのだが、外れない
1時間ほど格闘してようやく外れ、無事に交換できた
2024/12/07
デボマリンでの接着修理3日目。昨日、さらに上塗りした。まだ表面が柔らかい
今日のお散歩は寒かった。トラちんの身体も冷えている。いつもより多めにナデナデしておいた。日が短くなったなあ
2024/12/08
今日は真珠湾攻撃の日。リメンバー・パールハーバーDAY
日米開戦前の昭和16(1941)年7月2日、御前会議の前に大本営政府連絡懇談会というものが開かれた。
ここで陸軍が出した草案の中に初めて「対英米戦ヲ辞セズ」という文言が入る。
これを書いたのは陸軍省軍務局の官僚だが、戦後、その官僚本人にインタビューしたところ「直属の上司である軍務課長や東條がしきりに「陸軍は南方作戦も考えなければいかんな」と言っていたので、具体的な指示はなかったけれど、忖度で草案にそう書いた」と言っていた。
(「文藝春秋」2018/5 保阪正康、半藤一利、辻田真佐憲の鼎談からまとめ)
昭和16年に岡田菊三郎という戦備課長が、東條から「アメリカとの戦力比を調べろ」と命じられた。いろいろ調べて、10対1という数字が出た。そんな数字を東條に出すわけにはいかないと、数字を操作して5対1とか4対1という比率に歪曲して提出した。すると、軍事指導者たちは満足そうに「太平洋で戦うわけだから、我々のほうが有利だ。いくら向こうが豊かでも、太平洋は我々にとっては中庭同然。ガム噛んでダンスしているような連中には精神力で圧倒できるから、五分五分の勝負になる」とか言い出す始末だった。
(『昭和を点検する』1977、保阪正康と半藤一利の対談からまとめ)
官僚が上司に忖度してデータを改竄し、でたらめな報告書を書く。
トップは何も分かっていない馬鹿で、結果を予想できないし、どんなことになっても責任をとるつもりがない。
そんな「お国」の馬鹿施策を、さらに忖度しまくって民衆にPRし、煽動するマスコミ。
……ああ、あの時代から80年経った今の日本が、まさにそんな感じだなと思い、どんどん虚しく、怖ろしくなる。
あの頃の陸軍省官僚と今の厚労省官僚は、同じような立場で、同じ行動をしているのではないかな。
その
結果がどうなるのか……。
なんとかうまくくっついたかな
穴ふさぎ修理4日目。なんとかくっついたっぽい↑
↓さらに上塗りして、明日、表面が乾いたところで黒いスプレーで仕上げておしまいかな
冬はくっついてること多し
夏はこの場所はのぼるくんがいても、み~がきて追い出し、独占するんだが、冬はこうなってる
メガネさらにもう一つ
常用の調光レンズメガネがうまくいったので、今度はPC用も別の店で注文してみた。度数を2段落としたら、落としすぎだったみたいで、今使っているメガネのほうが若干よく見える。PC用(画面までの距離およそ70cm)は難しい。
でも、レンズ込みで4400円(税込、送料0円)は安かった。もう一段度数を上げたやつを追加注文してもいいくらいだな。
左から、今使っているPC用メガネ(フレームレス、眼鏡市場)、今回発注したPC用(JINS、4400円)、先日届いて、今常用しているメガネ(Owndays、13000円)
なんかほとんど印象は変わらないかな。
2024/12/09
ラパンの大穴ふさぎ修理終了
ちょっとだけ残っていた黒いスプレー缶があったので、それで黒く塗って、完了
これで、他に不具合が出なければ次の車検(2年後)もいけるだろう。
この後、郵便局まで往復してみたけれど、なんだかラパンも嬉しそうに走っている気がして、「まだまだよろしくな」と声をかけたい気分になった。
歳を取って自分の寿命がカウントダウンの時期になると、こういう耐久財の修理ひとつひとつにも感情がこもってしまうんだよなあ。
『真・日本史』第1巻・第2巻・第3巻発売!
明治「維新」がいかに愚劣なクーデターであったかを告発する本は多数出ている。本シリーズの第2巻でも、戊辰クーデターは「維新」などと美化されるものではなかったことを順を追って解説したが、そのクーデター後に始まった明治という時代を作った明治新政府は、やはりダメダメだった。副題では思いきって「馬鹿が作った」と言いきっているが、では一体どのへんが馬鹿だったのか。
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ο日清戦争への助走/当時の中国と朝鮮もトンデモな政体だった
ο日清戦争と日本の戦争依存症/大院君vs日本の裏工作対決
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ο満州と朝鮮への進出という毒饅頭/ハーグ密使事件と伊藤の韓国保護政策/伊藤博文暗殺で韓国併合が加速
ο大逆事件と特高創設で終わる明治時代
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弥生時代を築いた渡来人は2系統いた。1000年の「暴力団時代」の後に訪れた奇跡のような戦のない200余年。西郷、大久保、板垣らが「まともな維新」をぶち壊して、イギリス傀儡政権を作ってしまった。
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「縄文時代」は1万年以上/「縄文人」は単一種族ではない/日本列島に殺し合いが持ち込まれたのはいつか/歴史から消された出雲王朝/邪馬台国は南九州にあった/西洋と日本の歴史を戦争の視点で比べる/空白の四世紀/「記紀」という権力者による歴史創作/日本書紀に記された原住民殺戮の記録/聖徳太子は架空の人物なのか?/大和王権成立までの大筋を推理する/ニギハヤヒは鬼伝説となって生き残った/現在も皇室の中に残る出雲の力/現日本人の特質は古代からの混血によって生まれた
2. 江戸徳川政権時代まで
朝廷の弱体化の下で暴力団国家となっていく日本/「下請け」が力をつけて成り上がる時代/合戦の時代に横行した略奪や奴隷売買/権力が弱まっても天皇家が消滅しなかった理由/徳川政権確立までの道のり/家康の「代わり」が務まる人物はいたか/徳川政権創生期を支えた裏方たち/天海とは何者だったのか?/戦争がなくなり開花していく庶民文化/江戸時代の特異性を世界史視点で考える/インカ帝国殲滅のようなことが日本で起きていたら?/島原の乱は「宗教戦争」ではない/「キリシタン」を巡るゴタゴタ/日本が西欧列強の植民地にならなかった理由/人が大量に死ぬ最大の要因は疫病/歴代将軍の治世を再評価/一気に花開いた江戸庶民文化
3. 攘夷テロと開国までの道のり
江戸時代の世界情勢/帝国主義と資本主義/産業革命の条件/ノーベル兄弟とロスチャイルド家/黒船来航前にあったこと/アヘン戦争ショック/ペリー来航前に書かれた一冊の「日本攻略本」/ペリー来航前の日本/マンハッタン号とクーパー船長/日本に憧れたマクドナルド青年/優秀な人材を生かせず、殺してしまった幕府/ペリーは日本の開国に失敗していた/日本を開国させたのはハリス/最高の人材ヒュースケンを殺した日本のテロリストたち/日米修好通商条約は「不平等」条約ではなかった
ISBN978-4-910117-54-6
A5判・134ページ
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『真・日本史(2) -幕末史「戊申クーデター」の実相- テロリストと欧米エリートが壊した「維新」』
徳川政権が続いていれば日本の近代化(維新)はずっとうまくいき、イギリスの傀儡政府のようになることはなかった。幕末の「志士」や明治の「元勲」たちの残虐なテロ犯罪を検証していくだけでも、
「明治維新」がいかに暴虐かつ無知なクーデターであったかが分かる。
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-----内容-----
1. テロリストたちが作った幕末史
日本崩壊序曲は水戸藩から始まった/幕末史の重要人物まとめ/優秀な人材はほとんど明治前に消された/幕末のテロ事件一覧/幕末日本に関わった外国人たち
2. 戊申クーデターまでの経緯
生麦事件と薩英戦争が大きな転換点だった/倒幕のキーマンは久光とパークス/西郷らにも影響を与えたサトウの「英国策論」/公武合体派の奮闘と挫折/長州藩唯一の良心・長井雅楽の無念/久光が動く/松平春嶽、横井小楠の悲運/「まともな維新」を不可能にさせた人たち/孝明天皇という最大の障壁/禁門の変という愚挙/中途半端すぎた長州征討/小栗忠順、栗本鋤雲、赤松小三郎らの無念/孝明天皇は暗殺されたのか?/坂本龍馬の実像/「大政奉還」「王政復古」の真実/江戸で大規模テロを起こした西郷隆盛の大罪
3. 戊辰戦争は日本史の恥
「国造りという仕事」を放棄して逃げた徳川慶喜/江戸「無血」開城の裏側/上野戦争の無残/シュネル兄弟と東北諸藩/「ジャパン・パンチ」から読み取る諸外国の動向/庶民が見た幕末を伝える「風刺錦絵」/奥羽列藩同盟結成までの経緯/恩賞原資としての東北侵攻/白石会議による東北諸藩の自衛団結/世良修蔵暗殺で始まった東北戊辰戦争/北越戦争の裏でも動いていたサトウ/東北戊辰戦争の悲惨と理不尽/東軍はなぜ負けたのか/「白虎隊の悲劇」をより正確に知る/二本松藩の悲劇/裏切り・離反の連鎖と庄内藩の孤軍奮闘/最後はイギリスがとどめを刺した/テロリズムと武力が作った明治政府
ISBN978-4-910117-55-3
A5判・162ページ
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