2025/06/19

キュウリとミニトマト

猛暑が続いている。キュウリだけが順調っぽい。種から育ててうまくいっているのはキュウリだけか。ミニトマトはこれからなのかな。

これは明日あたり食えそう

連日の暑さがどう影響するか……。青いまま落ちてしまった実もある

2025/05/20

620　335　18　253　57

足すと、8　11　9　10　12

一応これも……

キュウリとアマガエルとミニトマト

ここまで育てば十分食える

キュウリとミニトマトを初収穫

さっそく食った。ミニトマトはなんか去年よりも甘いような……？

血盟団事件

『真・日本史』シリーズを続けている。調べることがどんどん増えていき、なかなか進まない。最近いちばん驚いたのは「血盟団事件」。若い教師、農家の息子、東大や京大の学生、海軍の将校らが怪しい祈祷師みたいな男の下に集まってテロリスト集団と化し、「一人一殺」を決めてテロ行動を起こした。昭和初期のオウム事件みたいなもの。
そこまでは多くの人が知っているのだけれど、問題はその後。
首謀者を含め、逮捕された全員が6年後の「皇紀2600年」恩赦で出獄。何人かは政治家の秘書やブレーンになり、戦後もずっと政財界を操った。
中心メンバーの一人、内大臣・牧野伸顕を暗殺する担当だった東大法学部の四元義隆（1908-2004）は近衛文麿の秘書になって右翼系の有力人脈を広げ、吉田茂のブレーンにもなり、右翼思想の最高指導者と持ち上げられた。戦後は中曽根康弘のブレーンとなり、中曽根を拓殖大学総長や第3次佐藤内閣の防衛庁長官に就任させる黒幕的な働きをした。平成４（1992）年には細川護煕を支援して、日本新党を創設。細川に首相を辞任するように迫ったのも四元だと言われている。
団琢磨射殺の実行犯・菱沼五郎（1992-1990）は、特赦で出獄後は小幡五朗と改名し、地元の大洗町で漁業会社を経営。戦後、昭和34（1959）年に自由民主党から茨城県議に当選して、以後連続8期議員を務めた。原子力施設の東海再処理施設建設に反対していた茨城県漁業協同組合連合会会長に就任すると、原子力施設建設を推進するために「欧州の原子力施設をたづねて」と題する出版物を刊行するなどして漁連を受け入れに転向させ、漁業補償協定に調印させた。しかし、その後、その補償金の一部が自由民主党の選挙資金に流用されたことなどが県議会で追及され、県漁連会長を辞任した。
五・一五事件のとき、西田税を裏切り者として殺すように仕向けられ銃撃した川崎長光は、出獄後、郷里の茨城で平磯幼稚園を経営。2011年に101歳で死去している。
首謀者の井上日召は、右翼のフィクサーと呼ばれる三浦義一から金銭援助を受け、神楽坂の芸者を妾にし、鎌倉に家を建てて妾と暮らした。
血盟団を軍部と結びつけた海軍組は起訴さえされていない。
これらは一例で、他のメンバーがその後どんな人生を送ったのかは分からない。
オウム真理教のメンバーのその後とは大違いだ。
学校で教えてくれない日本史はいろいろあるねえ。

日本が壊れるまでの道（９）「陸軍派閥と軍事クーデター計画」を追加した。